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#author("2017-09-01T11:40:29+00:00","","")
#author("2018-01-28T15:23:25+00:00","","")
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*イリスと記憶の書架 ログ&br;十一の物語 終幕の魔王 [#c5bdf11b]
#contents
**プレストーリー [#mbffa316]
アップタウンに現れた黒い衣装を身にまとった紙芝居屋。
彼女は冒険者になんでもクエストカウンターへの案内を頼んだ。
もう一人の紙芝居屋は、話し合いに来たというがその真意とは……?
**ダウンタウン [#tcc43803]
西階段下に???(ドラッキー・アルマ)。
※今までのイベントに参加していない場合
???に話しかける↓
???[プレイヤーに向き直る]:
い……いらっしゃいませ、です。
当なんでもクエストカウンターは
現在……その、えっと。
まだ準備中、です。
会話終了。
※先月までにイベントに参加している場合
???に話しかける↓
???[プレイヤーに向き直る]:
い……いらっしゃいませ、です。
当なんでもクエストカウンターは
現在……その、えっと。
営業中、です。
なんでもクエストカウンターに
行く、ですか?
選択肢
どうする?:
>今はいかない
>行く
>今はいかない→会話終了。
>行く↓
???[-]:
……小生についてきてください。
案内する、です。
→なんでもクエストカウンターへ移動。
**なんでもクエストカウンター [#m42d9f27]
入り口少し離れたところに???。
???に話しかける↓
???[プレイヤーに向き直る /話す]:
い……いらっしゃいませ、です。
当なんでもクエストカウンターは
現在……その、えっと。
営業中、です。
小生、難しい事はわからないので
詳しくはカウンターの所にいる
受付嬢に聞いてほしい、です。
会話終了。
受付嬢の左手後ろに紙芝居屋。
受付嬢、紙芝居屋に話しかけると
受付嬢の通常台詞。
//
//長テーブルは先月と同じ
//
**アップタウン [#jfc091e2]
中央西噴水前に黒い紙芝居屋。
※名声が足りない場合
黒い紙芝居屋に話しかける↓
黒い紙芝居屋[プレイヤーに向き直る /話す]:
うふふふ……あら?
黒い紙芝居屋[-]:
あなた、冒険者さんですか?
……でも、まだ冒険を始めて
まだそんなに経験を積んでいない
ように見えますね……。
まだ、あなたには
お願いできそうに無いのだけれど、
もしあなたがさらに経験を積んで
より強い信頼を
得ることが出来たら……
その時はまた、お願いさせて
いただきますねー♪
会話終了。
※通常
黒い紙芝居屋に話しかける↓
黒い紙芝居屋[プレイヤーに向き直る /話す]:
うふふふ……あら?
黒い紙芝居屋[-]:
あの、そこの冒険者さん?
お願いしたいことがあるのですが……
この街のどこかに、
色々な依頼を受けてくれる
なんでもクエストカウンターと
いうところがあるはずなのですが、
場所を知りませんか?
もし良ければ、場所をお教え
いただけると嬉しいなー……って。
選択肢
どうする?:
>今はちょっと忙しい
>一緒に探す (←今までのイベントに参加していない場合)
>案内する (←先月までにイベントに参加している場合)
>断る (←先月までにイベントに参加している場合)
>今はちょっと忙しい→会話終了。
>一緒に探す
>案内する↓
黒い紙芝居屋[-]:
では、よろしくお願いします。
ええ、私は、話し合わないと
いけないって考えているのです……
色々と、ね……
暗転。暗いまま話している。
:
……そのクエストカウンターは、
ダウンタウンの西階段の下、
この前まで使われていなかった
区画で営業していた。
開ける。
→なんでもクエストカウンターへ移動。
>断る↓
黒い紙芝居屋[-]:
あらあら、残念です。
嫌われてしまいましたー……?
仕方ありません。
案内してくれる人が見つかるか、
あるいはあっちから私を見つけて
くれるようになるまで、
色々なところで紙芝居の公演をして、
様々なロアを生み出し続けると……
え?
案内していただけるんですか?
それはすごーく、すごーく
助かります……。
うふふふふ……
選択肢
どうする?:
>今はちょっと忙しい
>案内する
→前の選択肢「どうする?」に同じ。
**アップタウン [#g08d676a]
中央西噴水前に黒い紙芝居屋。
黒い紙芝居屋に話しかける↓
黒い紙芝居屋[プレイヤーに向き直る /話す]:
うふふふ……あら?
黒い紙芝居屋[-]:
なんでもクエストカウンターと
いうところがあるはずなのですが、
場所を知りませんか?
もし良ければ、場所をお教え
いただけると嬉しいなー……って。
→選択肢「どうする?」へ。
**ダウンタウン [#j7a6bc5a]
西階段下に???。
???に話しかける↓
???[プレイヤーに向き直る]:
い……いらっしゃいませ、です。
当なんでもクエストカウンターは
現在……その、えっと。
営業中、です。
小生、難しい事はわからないので
詳しくはカウンターの所にいる
受付嬢に聞いてほしい、です。
なんでもクエストカウンターに
行く、ですか?
選択肢
どうする?:
>今はいかない
>行く
>今はいかない→会話終了。
>行く↓
???[-]:
……小生についてきてください。
案内する、です。
→なんでもクエストカウンターへ移動。
**なんでもクエストカウンター [#h4574c80]
入り口少し離れたところに???。
???に話しかける↓
???[プレイヤーに向き直る /話す]:
い……いらっしゃいませ、です。
おひとり様ですか?
お連れ様は後から?
小生、難しい事はわからないので
詳しくはカウンターの所にいる
受付嬢に聞いてほしい、です。
会話終了。
受付嬢の左手後ろに紙芝居屋。
受付嬢、紙芝居屋に話しかける↓
受付嬢が「びっくり1」エモーション。
プレイヤーが定位置に移動する。
受付嬢[/話す]:
おお、ちょっと待っていてくれ。
すまぬが今足下に何かが……
受付嬢が「がっかり」モーション。
同時に、紙芝居屋が受付嬢に向き直る。
紙芝居屋[/話す]:
それ、なんでしょうね……?
バッテン型の、短剣……?
???がカウンターに駆け寄る。
???が受付嬢に向き直る。
???[/*汗1 /話す]:
あっ。
もうしわけない、それは小生の
シュリケン……です。
一応刃物なので、手を傷つけない様に
ご注意願います、です。
受付嬢[/話す]:
ふむ、もうちょっと片づけを
しっかりしてくれよ?
そなたはいいが、他のアルマ達は
まだ刃物の扱いに慣れていない者も
それなりに……っと、
おお、すまんな。待たせた。
紙芝居屋がプレイヤーに向き直る
紙芝居屋[/話す]:
あら~、いらっしゃいませ~♪
なんでもクエストカウンターへ
ようこそおいで下さいました。
私の接客もそろそろ板について
来たと言うべきでしょうかね、
うふふ。
***前年イベント「アルマたちと絆の樹」未経験、かつ今までのイベントに参加していない場合 [#r8a641e2]
受付嬢[/*はっ /話す]:
おお、そこのそなた。
今まさにこの余と会話している
冒険者であるそなただよ。
そなたはクエストを
受ける気はないか?
なに、他のクエストカウンターで
クエストを受けている最中でも構わん。
なかなか見どころがあるように
見えたのでな、ぜひともこの依頼を
受けてみないかね?
報酬はしっかりと払うぞ?
???がプレイヤーに向き直る。
ドラッキー[/話す]:
あ、小生は、その……
ド、ドラッキーと言います。
学校に通いながらですが、
受付嬢のところでお世話にも
なっている冒険者見習い、です。
まだ本物の冒険者には
ほど遠い若輩者ではありますが……
その、今後ともよろしく
お願いするであります。
ドラッキーが「お辞儀」モーション。
紙芝居屋[/話す]:
紙芝居屋のアイリスと申します♪
初めましてー……って、あら?
あなたはずいぶんと……うん、すごい。
心の中というか、
器の大きさというか、
ロアを受け入れても平気そうな。
受付嬢[/話す]:
ほぅ、紙芝居屋がそこまでいうとは。
希少な才能の持ち主のようだな。
……あぁ、ロアとは何か、
まだ説明をしていなかったな。
紙芝居屋[紙芝居]: (情報待ち:紙芝居台を出した横でポーズ)
はーい、ではご説明しますね♪
紙芝居屋が「音符」エモーション。
紙芝居屋[語る]: (情報待ち:紙芝居台を出した横で手振りをつけた話し)
ロアというのは……
まぁ、簡単に言うと
「物語の中から抜け出して
きたような人」……です。
信じてもらえないかもしれませんが、
私がちょっと仕掛けを
加えた感じで紙芝居を語ると
それを聞いた人達の心の中に……
「物語に出てきた人は
こんな人なんだな」
と言う記憶が結構強めに残ります。
この世界には「想いの力」って言う
フシギな力があってですね、
多くの人たちが「こんな人がいる」と
信じてくれたら、その人が実際に
この世界に存在する……と言う
事が起きる……いえ、起こすんです。
こうして、物語から生み出された
人達の事を、ロアと呼んでいます。
紙芝居屋が「紙芝居」モーション。 (情報待ち:同上)
受付嬢[-]:
まぁ、生まれただけならいいんだ。
その辺は、余とて人とは少し違うし、
人の親から生まれていても人の枠を
飛び越えてしまうような奴もいる。
どんな有り様であっても、人と共に
この世界で暮らしていけるならば
問題はないと思うのだがな……
紙芝居屋[語る]: (情報待ち:同上)
ええ、ロアにはその存在に大きな
制約があります。
一つは、元々の物語にその在り方を
縛られている事。
例えば、吸血鬼は人の血を吸う事を
必要としますし、海賊であれば船に乗り
海に出ることが必要になります。
海賊に関しては多少例外も
在ったりはしますが……
……好む、ではありません。
必要、なんです。
ドラッキーが受付嬢に向き直る。
ドラッキー[/話す]:
小生、いまだに良くわかっては
いないのですが……
例えば海賊が海に出られないと、
なにか問題がある、ということです?
紙芝居屋[/話す]:
はい、とても良い質問です!
ロアは物語から生まれました。
その存在を保証しているのは、
物語を聞いた人々の記憶です。
そこには、この人物はこんな性格で
こんな考え方をするんだ、と言う
その内側の記憶と…… (←注:「内側の記憶」赤字)
この人は物語の中でこういう事をして、
こうするからこそこの人なんだ、
と言う外側の記憶があります。 (←注:「外側の記憶」赤字)
なので、たとえば吸血鬼が血を吸えずに
トマトジュースばかり飲んでいたら、
ドラッキーちゃんにはどう見えますか?
紙芝居屋が「紙芝居」モーション。 (情報待ち:同上)
ドラッキー[紙芝居屋に向き直る /*汗2 /話す]:
え?
ええと……それは単に
トマトジュースが好きな人、
に、見えるです。
紙芝居屋[語る]: (情報待ち:同上)
そう、そこなんです。
本人は自分の事を吸血鬼だと知って
いるのに、他の人はいつの間にか
その人が吸血鬼であることを忘れ、
いつもトマトジュースを飲んでいる人
だと認識をして……
自分の中の記憶を上書きします。
紙芝居屋が「紙芝居」モーション。 (情報待ち:同上)
受付嬢[/話す]:
さて、ドラッキー、
○○、
ここで問題だ。
内側の記憶と外側の記憶。
本来これは両者がかみ合って
いるはずのものだ。
「吸血鬼だから、人の血を吸う」 (←注:「だから」「血を吸う」赤字)
と言う風にな。
では、これが
「吸血鬼だから、血を吸わない」 (←注:「だから」「吸わない」赤字)
となった場合、どうなる?
ドラッキー[/話す]:
……ちぐはく、です。
小生には矛盾しているように見えます。
紙芝居屋[語る]: (情報待ち:同上)
ええ。
存在が矛盾してしまった場合、
他人の記憶に存在を依存する
ロアは、自分を保つことができず……
消滅、してしまうのです。
ドラッキーが「痛っ!」モーションと同時に、「びっくり1」エモーション。
ドラッキー[すすり泣く]: (情報待ち:両手を目元に当てている)
……!
それは、あまりにも……
紙芝居屋[/話す]:
……ええ。
私は、気が付けなかったんです。
生みだされたロアが、その時に
どんな思いをするのかという事に。
……私が生み出したロアは、
とても大事な存在だったはずなのに。
受付嬢[/話す]:
かつてロアを生み出していた
紙芝居屋……紙芝居屋のアイリスは
色々あって、今はロアを生み出すのを
止めてここに居る。
しかし、ロアが生み出されることは
それからも続いた……
もう一人の紙芝居屋、
黒い衣装のアイリスが現れたからだ。
黒い衣装の紙芝居屋は、
ロアを生み出す事こそが
目的であると言ってな。
あまり友好的には見えなかった。
あやつが何を求め、何を狙うのか、
話し合いで落ち着くのであれば
いいのだが……
紙芝居屋[/話す]:
もう一人の私が、
どうしてロアを生みだそうと
しているのか。
それは私にもわからないんですよ。
困りましたねぇ~。
……まぁ、前にあった事件の結果
ロアを生み出すのを一度止めるまで、
自分だってなんで生み出すのかに
疑問など持っていなかったのも
事実ではあるんですけど……
→共通へ接続。
***前年イベント「アルマたちと絆の樹」経験、かつ今までのイベントに参加していない場合 [#f692cc31]
***先々月までのイベントには参加しているが、先月のイベントに参加していない場合 [#g793499b]
(編注:先々月から参加していない場合の可能性もあり。八の物語までは参加し、九の物語と十の物語に参加していないキャラで確認)
受付嬢[/話す]:
なんだ、そなたか、
○○。
わかっているとは思うが、
ちと、困ったことになっていてな。
そなたの手を借りたいのだよ。
かつてロアを生み出していた
紙芝居屋……紙芝居屋のアイリスは
色々あって、今はロアを生み出すのを
止めてここに居る。
しかし、ロアが生み出されることは
続いた……そう、もう一人の紙芝居屋
黒い衣装のアイリスが現れたのだ。
黒い衣装の紙芝居屋は、
ロアを生み出す事こそが
目的であると言ってな。
あまり友好的には見えなかった。
あやつが何を求め、何を狙うのか
話し合いで落ち着くのであれば
いいのだが……
紙芝居屋[/話す]:
もう一人の私がどうしてロアを
生み出そうとしているのか。
私にもわからないんですよ。
困りましたねぇ~。
……まぁ、前にあった事件の結果
ロアを生み出すのを一度止めるまで、
自分だってなんで生み出すのかに
疑問など持っていなかったのも
事実ではあるんですけど……
ドラッキーがプレイヤーに向き直る。
ドラッキー[/話す]:
……こちらの方が、あの
○○……ですか?
あ、小生は、その……
ド、ドラッキー、です。
みんなからあなたのお話を
聞いているです。
若輩者ですが、今後とも
よろしくお願いするです。
ドラッキーが「お辞儀」モーション。
→共通へ接続。
***先月までにイベントに参加している場合 [#wfa7be99]
受付嬢[/話す]:
なんだ、そなたか、
○○。
今日はどうしたのだ?
今現在、ロアを生み出しているのは
ここに居る白い衣装のアイリスと、
黒い衣装のアイリスだと判明している。
黒い衣装の紙芝居屋は、
ロアを生み出す事こそが
目的であると言ってな。
あまり友好的には見えなかった。
あやつが何を求め、何を狙うのか
話し合いで落ち着くのであれば
いいのだが……
ドラッキーがプレイヤーに向き直る。
ドラッキー[/話す]:
……こちらの方が、あの
○○……ですか?
あ、小生は、その……
ド、ドラッキー、です。
みんなからあなたのお話を
聞いているです。
若輩者ですが、今後とも
よろしくお願いするです。
ドラッキーが「お辞儀」モーション。
紙芝居屋[/話す]:
ドラッキーちゃんは、
とーっても素早いんですよー♪
もう、ニンジャー!って感じで。
ドラッキー[/話す]:
はぁ……あの、紙芝居屋、
ニンジャーって、なんです?
***共通 [#z5ab9e5a]
受付嬢[/話す]:
ここに居る紙芝居屋も、
いまいち自分の事が
わかっておらんしなぁ……
受付嬢と紙芝居屋が向かい合う。
受付嬢[/話す]:
……そなた自信がロアである可能性は
否定しきれん、という事なのか?
紙芝居屋[/話す]:
どうでしょうね……
自分自身に疑問を持つ人は
あまりいないと思います。
ただ、自分自身や過去の記憶と
言われると曖昧なんですよね。
気が付いたら何故か
マイマイの海岸にいたのは
覚えているのですが……
私の事を知っている人がいなかった
と言う事から、私自身がロアと言う
可能性は低いと思うんですけど……
受付嬢とドラッキーが入り口に向き直る。
受付嬢[/話す]:
……ん?
そなた、誰か連れてきたようだな……
紙芝居屋[/話す]:
あらあら、お客様ですか?
紙芝居屋[/*びっくり1 /話す]:
……!?
あなたはっ!
入り口に黒い紙芝居屋がフェードイン。
黒い紙芝居屋[/話す]:
……いきなり争う気は、ないですよ。
黒い紙芝居屋がカウンターに歩み寄る。
黒い紙芝居屋[受付嬢に向き直る]:
今日は、話し合いに来たんです。
そう、もう一人の私と。
そして、皆さんと。
暗転。
明けると、ドラッキーは戦闘待機モーション。
同時に、受付嬢、紙芝居屋、ドラッキーが「びっくり1」エモーション。
受付嬢[/話す]:
……貴様からここに来るとは、
正直に言えば意外だな。
話し合いに来たというのは本当か?
黒い紙芝居屋[/話す]:
ええ、私はあなた達と敵対する気は
あまり無いんですよ。
邪魔するなら、別ですけどね。
問題は、もう一人の私。
あなたですよ、紙芝居屋のアイリス。
あなたを、説得しに来たんです。
あなたの真意を、問いに来たんです。
紙芝居屋[/話す]:
……あはは、人気者ですねぇ私。
同じ顔の私に言われるのは、
なんともやるせない気分ですけど。
……お話を聞きましょうか。
色よい返事ができるとは、
限らないのですけれど。
黒い紙芝居屋[/話す]:
私は想いを具現化するために
生まれたのだから、それをしないなら
それはもう私ではない。
そんな私は存在してはいけないし、
存在してるなら、正しい私に
戻さなきゃいけない。
紙芝居屋[/話す]:
違います!
私は……ロアを生み出さなくなった
だけで、想いの力の具現化を諦めた
わけではありません!
正しいやり方を考えなければならない
と言っているんです、生み出す者の、
心すべきこととして……
黒い紙芝居屋[/話す]:
……あぁ、そういう事ですね。
……みなさんは、思い出星って
いう童話をご存知ですか?
アクロポリスを中心に知られている
おとぎ話のようなものです。
間。
受付嬢[/話す]:
……何の話を始めるかと思ったら、
童話の話か。
今までのロアの物語とは違って、
その話はもともとこの世界で良く……
いや、一般的とまでは言わないが、
それなりに知っている者も多いと
思われる話だな。
ドラッキー[戦闘待機]:
小生も、学校の仲間からその話は
聞いたことがあるです。
……ですが、それは紙芝居屋を
説得するのに、何か関係が?
黒い紙芝居屋[/話す]:
ええ、大ありですとも!
私の願いとも、大いに関わります。
ロアは、私やそこにいる
もう一人の私が知っている
この世界には知られていないだろう
物語を基にして生み出されています。
紙芝居屋[/話す]:
……確かに、そうですね。
私が紙芝居にした物語は、
全て最初に私が持っていた本。
……今となっては、誰が
創り上げたのかもわからない
物語を基にしているのは確かです。
でも、それだけでこの世界には
知られてないと言い張るのは
難しいのではないですか?
黒い紙芝居屋[/話す]:
……何を言っているの?
あなた、自分で自分の言っている事を
信じているのかしら?
だって、考えてもごらんなさいな。
この世界に、海を旅する海賊なんて
いたことあるのかしら?
タイタニアの世界なら、まだ海賊は
存在しうるかもしれないけれど、
それならば海賊はタイタニアの
翼が無いとおかしいわよね?
間。
紙芝居屋[/話す]:
……それは……
黒い紙芝居屋[/話す]:
私は、自分が誰なのか考えました。
全部知っているのに、何も知らない。
なんで、自分がもう一人いるのか。
なんで、自分がするべきことを
しなくなってしまったのか。
その中で、私が知っている物語は
一つを除いて、この世界で知られている
ものではない……という事が
わかりました。
受付嬢[/話す]:
……ほぅ。
黒い紙芝居屋[/話す]:
もしかしたら、存在はして
いたのかもしれない。
世界のどこかに埋まった
石版あたりに、
ひっそりと書かれて
いるのかもしれない。
でも今この世界では
これらの物語は知られていない。
遥か昔に消え去った……
あるいは、そもそも存在しない物語。
だからこそ、ロアとして実体化して
もらうのには適していたんですけどね。
だって、既に様々なイメージがある
お話の登場人物だと、
実体化するときにその姿が
ぶれてしまいかねないもの。
受付嬢[/話す]:
いい加減に本題に入って欲しいのだが、
今、話のどのあたりかな?
黒い紙芝居屋[/話す]:
あら、もうそろそろクライマックスに
さしかかりますよ?
もうすぐ、物語は終わるんですもの。
そうそう、この世界にある唯一の
物語ですが……それは、まだ私も
実体化の実験に手を出しては
いませんでした。
ドラッキー[戦闘待機]:
その、思い出星の童話……
の、ことですか?
受付嬢[/話す]:
まぁ、本人の言うとおり、
思い出星の童話には決まった
登場人物はいないようだし、
単に思い出が星になる……
と言うようなもので、地域によって
細かく差があるかもしれんからな。
間。
黒い紙芝居屋[/話す]:
いえ、細かく差があっても、
問題が無かったんです♪
さすがとしか、言いようがありません。
紙芝居屋[/話す]:
……?
一体、何のことを言ってるんですか?
私はロアの実体化を止めているし、
一体誰が問題解決をしたと?
黒い紙芝居屋[/話す]:
一体、何のことを言ってるんですか?
あなたに決まっているじゃないですか!
もう一人の私の他に、一体誰に
そんなことができるって言うんですか!
あぁ、思いつきませんでした!
流石です!
裏切られたのかと思っていたけど、
そうじゃなかった。
ロアの器を作り出そうとすれば、
イメージがぶれて、固定できずに
消えてしまう可能性が高い。
ならば、逆に考えればいい。
すでに外見の固定されている
誰かを、あの思い出星の物語に……
間。
紙芝居屋[/話す]:
え……?
紙芝居屋に「!」エフェクト(アクティブモンスターのターゲティングに同じ)。
紙芝居屋[/話す]:
まさか、あなたっ!?
黒い紙芝居屋[/話す]:
そうでしょう?
そうじゃないはずがないでしょう?
でなければ、私が想いの力の
実体化を諦めるなんてはず、
そもそもありえないんですから。
諦めていないというのが、
もっとも確実な答えではないですか♪
うふふ、うふふふふふ……!
受付嬢[/話す]:
……ん?
もしや……
おい、まさか……
紙芝居屋[/話す]:
そんなこと、許されるわけが
ないじゃないですかっ!
黒い紙芝居屋に「!」エフェクト(アクティブモンスターのターゲティングに同じ)。
黒い紙芝居屋[/話す]:
……?
なん……で……
なんで、なの?
あなたは、私じゃ、ないの?
なんで、私なのに、私を裏切るの?
選択肢
紙芝居屋は……:
>裏切るわけがない
>信じている
>裏切るわけがない
>信じている↓
紙芝居屋[/話す]:
○○さん……
ドラッキー[戦闘待機]:
裏切りではない、です。
小生も、詳しい話は聞いてない
ですけど……少なくとも、
こっちの紙芝居屋は、
自分が生み出したロアの人たちを
とても……大切に思ってるです。
あなたみたいに、
誰かを道具みたいに言ったりすることも
小生たちを裏切ったりすることも、
決して、無いと信じてるです。
紙芝居屋[/話す]:
ドラッキーちゃんも……
そんなに、私の事を信じて
くれてるんですねー♪
もう、そこまで信じられてるなら
裏切るなんてできるわけないじゃ
ないですかー、もぅ♪
ドラッキー[戦闘待機 /*汗1]:
……その軽いリアクションは、
時々疑わしい、ですけど。
間。
黒い紙芝居屋[/話す]:
ふぅ……ん。
そっか、そうなんですねー。
話し合いで解決したかったけど、
それだけで解決できるとは
思ってはいませんでしたし。
信じたかったけれど、
もう、いいです。
私だけで、やるしかないですね。
……あなたは、もう邪魔ですよ。
ドラッキー[戦闘待機 /*びっくり1]:
皆さまご注意を!
何やら空気が……
黒い紙芝居屋がプレイヤーに向き直る。
黒い紙芝居屋[語る]: (情報待ち:紙芝居台の横で手振りをつける)
さぁ、みなさん。
行く人、来る人、お暇な人、
是非是非足を止めて
お聞きになってくださいな。
紙芝居屋[/話す]:
……ロアを呼び出すの?
でも、たった一回で呼ぼうなんて
無謀じゃありませんか!?
ドラッキー[戦闘待機]:
少なくとも、紙芝居を公演する
人物なら、アップタウンも
ダウンタウンもずっと巡回して、
そんな噂は聞いてない……です。
黒い紙芝居屋[紙芝居]: (情報待ち:立ち絵・紙芝居台の横でポーズ)
……一回だけ?
誰が、そんなことを言いましたか?
私は、ここに来る前に街中で
何度も何度も何度も何度も、
このお話を語っていますよ?
……ただ、紙芝居を見せては
いませんけれども、ね。
受付嬢[?]: (メモ:点滅した・・・?バグかも)
いかん、ドラッキー、
○○、
奴を抑え込め!
ドラッキーに黒い煙で囲うエフェクト。
同時に、ドラッキーが「痛っ!」モーション。
ドラッキー[戦闘待機]:
……!
動けない、です……!
プレイヤー、受付嬢、紙芝居屋に黒い煙で囲うエフェクト。 (メモ:モーション確認)
暗転。暗いまま、赤い紙芝居屋のシルエットが表示される。
黒い紙芝居屋:
此度語りますは破壊者の物語。
世界に終焉と絶望をもたらす
恐怖の魔王の物語でございまーす♪
むかーしむかし、あるところに
……くすくす、こんな前置きは
もういらないでしょうか?
とてもとても愚かな人間がおりました。
愚かな人間は勇猛果敢で
怖いもの知らず、
好奇心旺盛でお人よし、
どんな事件も解決し
人々から感謝されていました。
ちやほやもてはやされる
そのおろかな人間を
ある人は“勇者”と呼びました。
勇者は更に調子に乗って
身の程知らずな事柄にも
首を突っ込むようになったのです。
黒い紙芝居屋:
そうしてとうとう、
ついに身の程知らずの
断罪を受ける時がやってきました。
勇者の前に
絶対無敵の魔王が現れたのです!
魔王には……
魔法も化学も、剣も鉄砲も
加護も呪いも、効きません。
逃げ出した勇者を
魔王はどこまでも追い続けます♪
勇者が泣き叫んでも
だぁれも助けてくれません。
もうここまで
追ってこないだろうと
逃げ疲れて立ち止まると
そこは真っ暗闇でした。
「自分からここに来るなんて」
声が聞こえて
暗闇に目を凝らすと
そこにいたのは魔王でした。
勇者は自ら魔王のいる
地獄に飛び込んでしまったのです。
後悔してももう遅いです♪
勇者は魔王に倒されて
しまいましたとさ♪
……おしまい♪
くすくす、
くすくすくすくすくす
くすくすくすくすくす
くすくすくすくす♪
明ける。
紙芝居屋[/話す]:
……そん、な……
それは、そんな終わり方じゃ……
もっと、もっと良い結末にすることも
出来るのに……
黒い紙芝居屋[語る]: (情報待ち:同上)
印象に残る物なら、具現化しやすい。
この法則を見つけたのは、
あなたでしょう?
それに、あなただって何度もこうやって
実験してたじゃないですか。
人を傷つける者、人に裏切られる者、
不幸を呼ぶ者、存在しえない者……
衝撃が強ければ、記憶に残る。
そうやって、ロアを生み出したのに
今更、何を言ってるんですか?
紙芝居屋に「!」エフェクト(アクティブモンスターのターゲティングに同じ)。
紙芝居屋[/話す]:
……!
サンダーストームのエフェクトと共に、ルチフェロ・ロア出現。
ドラッキー、受付嬢、紙芝居屋がルチフェロ・ロアに向き直る。 (メモ:プレイヤーは?&ドラッキーが通常モーション。)
魔王?[/話す]:
……わたしは、魔王。
ル……ルチ、ルチフェロ。
なんだか、ちょっとちからぶそく。
黒い紙芝居屋がルチフェロに向き直ると同時に、「汗1」エモーション。
黒い紙芝居屋[/話す]:
……なんか、舌足らずな……
あれ?
私の想定では、もっとぼんで、
きゅっとして、ぼーんとした……
ルチフェロ[/話す]:
……舌かんだ。ちょっと痛い……
あと、体が小さいのは、
あなたが外見の説明で紙芝居を
使わなかったから。
あまり、絶望のイメージが
まとまってない……みたい。
改めて、わたしは魔王。
名は、ルチフェロ。
あなたたちの物語をおわらせる……
黒い紙芝居屋[/話す]:
うーん……可愛くなっちゃいましたか。
まぁ、可愛い絶望でもいいでしょう。
黒い紙芝居屋がルチフェロの後ろまで駆け寄る。
黒い紙芝居屋がプレイヤーに向き直る。
黒い紙芝居屋[/話す]:
さぁ、ルチフェロ。
あの人たちの物語を
「終わらせて」ください。
いけますね?
ルチフェロ[アピール]: (情報待ち:双剣を取り出し、左回転)
……うん、わかった。
白い紙芝居や、そして
そこの……器たりえる存在。
わたしは魔王、あなたの敵。
あなたの物語に幕を下ろすために
ここに生まれてきたの。
だから……おとなしく
地獄の底でこうかいしてね……?
***ロアがすべてそろっている場合 [#sb598da3]
ル・フェイがルチフェロの背後にワープしてくる。
同時に、ルチフェロがル・フェイに向き直る。
ル・フェイ[/話す]:
ちょっと、黙って見ているわけには
いかないかなぁ。
ねぇ、ルチフェロ。語られし魔王。
あなたと争う気はないのだけれど……
ローレライがルチフェロの横にワープしてくる。
同時に、ルチフェロがローレライに向き直り、黒い紙芝居屋がルチフェロに向き直る。
ローレライ[/話す]:
あら、あららら?
マスターに敵対するのは
この子なんですか?
おー、絵になりますねー。
ル・フェイの隣にバステトがワープしてくる。
同時に、ルチフェロがバステトに向き直る。
バステト[/話す]:
……魔王?
猫、知ってる?
ローレライの横にパラケルススがワープしてくる
同時に、ルチフェロがパラケルススに向き直る。
パラケルスス[/話す]:
んむ、状況が一気に混乱したな。
姉君達の中で、まともに状況を
把握しているのはフェイ姉のみか。
ル・フェイ[/話す]:
パラケルススちゃん、
割と頼りにしてるからね♪
……で、どうかしら、
ルチフェロ・ロア……いえ、
魔王と言うべきかしら?
ルチフェロがバステトに向き直る。
ルチフェロ[/話す]:
……猫の事は知ってる。
絵になるのはいいけど、
わたしは叙事詩のほうが好き……
あと、わたしはそこにいる
紙芝居屋の物語を終わらせるのが
魔王としての役割……
バステト[/話す]:
この子、いい子かも……でも
○○を
傷つけるなら、許さない……
ローレライ[/話す]:
そーですそーです!
ますたーをまもるためなら、
たとえ日の中、鍋の中!
ひなたでぬっくぬくだったり
おふろでぽっかぽか……って、
それはともかく、
ただじゃおかないですよ?
パラケルスス[/話す]:
……確かに、母君は様々な
過ちを犯したのだろう。
だが、悪意を持っていたわけではなく、
目的を信じていたのは確かだ。
魔王よ、遠き妹よ。
我輩たちが争う理由はあるのか?
ルチフェロがパラケルススに向き直る。
同時に所有者死亡時モーション。 (情報待ち:一瞬剣を出した状態から、少し浮いた後崩れ落ち、顔を覆っている)
ルチフェロ[所有者死亡]: (情報待ち:顔を覆っている)
わたしは、かなしい。
ルチフェロに「遠吠え」のエフェクト、同時に「使い魔」モーション。 (情報待ち:ローディング画面の奴。左手に竜?の骸骨)
同時に、ロアたちが戦闘待機モーション。
ルチフェロ[使い魔]: (情報待ち:同上)
魔女も、女神も。
乙女も、錬金術師も敵となった。
敵であるならば、
わたしはその物語を
終わらせなければいけない。
ルチフェロに鏡を思わせる白いエフェクト。 (情報待ち:ロマサガ3のフェイタルミラーみたいな 4点を円で結んでいる)
同時に、ル・フェイに「!」エフェクト(アクティブモンスターのターゲティングに同じ)。
ル・フェイ[戦闘待機]:
みんな、ちょっとだけ時間を
稼いでもらえるかしら?
ドラッキー[-]:
フェイ、小生も加勢するです!
ル・フェイ[戦闘待機]:
お嬢さんは、ここのみんなや
○○を
守ってあげて。
あなたは強い子だもの、
お願い。
受付嬢[/話す]:
……なんだ、この気配は……!?
パラケルスス[戦闘待機]:
人の身なれど魔王に挑むは
まさに一つの誉れ。
パラケルススが「ポーズ」モーション。 (情報待ち:左手で本を持ち回転せずに右手でマントをはためかせる)
パラケルスス[戦闘待機]:
錬金術師パラケルスス、
お相手させていただこう!
バステト[戦闘待機]:
……にゃー。
ローレライ[/話す]:
……えーっと。
おー!
ローレライが「攻撃!」モーション。
ル・フェイ[戦闘待機]:
狙いはあなた達よ、ここだと
子供たちが危ないから、
あなた達をアップタウンに送るわ!
受付嬢[/話す]:
○○、
紙芝居屋、ドラッキー、
こっちにこい!
黒い紙芝居や[/話す]:
くすくす、この子には、
どんなロアだってかないませんよ。
だって、この子の力は……
ル・フェイが一歩後ずさり、立ちモーションに戻る。
同時に、ローレライ、バステト、パラケルススが黒い衝撃波のエフェクトと共に
「痛っ!」モーションの後、本に変わる。
黒い紙芝居屋[/話す]:
物語を、終わらせることなんだもの。
ル・フェイが「アピール」モーション。
プレイヤー、受付嬢、紙芝居屋、ドラッキーがエフェクト共に消える。 (情報待ち:上下左右に魔法陣)
ル・フェイが「闇堕ち」モーション。
ル・フェイ[闇堕ち]:
これが……魔女の、ちょっとした魔法。
無事に……
ル・フェイが黒い衝撃波のエフェクト共に「痛っ!」モーションの後、
本に変わる。
→アップタウンへ移動。
***ロアがそろっていない場合 [#e4942c5d]
**ダウンタウン [#xd799428]
西階段下にドラッキー。
ドラッキーに話しかける↓
ドラッキー[プレイヤーに向き直る]:
お疲れ様です、今は危険な状況なので
なんでもクエストカウンターに
入るのは許可できませんです。
ドラッキー[-]:
それよりも早くそこの階段から
アップタウンに向かいましょう。
嫌な予感がする、です……。
会話終了。
**アップタウン [#s3ed90f9]
中央西噴水前には誰もいない。
西階段前にドラッキー。
ドラッキーに話しかける↓
暗転。明けると、紙芝居屋と受付嬢がいる。
ソロと西門守衛がおらず、他プレイヤーも表示されない。
ドラッキー[-]:
はぁ、はぁ……
ここまでくれば、安心です。
とはいえ、いずれは追いつかれ……
受付嬢が紙芝居屋に向き直る。
受付嬢[/話す]:
○○、
紙芝居屋、気が付いたか?
紙芝居屋が北東、北西と見回した後、受付嬢に向き直る。
紙芝居屋[/話す]:
お昼時のアップタウンに……
人が、いない……?
ドラッキー[-]:
遠くには、いるようですけど……
なんで、ここだけこんなに
人気が無くなっているです。
紫の煙のエフェクトと共に黒い紙芝居屋、「アピール」モーションと共にルチフェロが出現。 (情報待ち:手を広げて胸を張る)
紙芝居屋がルチフェロ側に向き直る。
ルチフェロ[-]:
このお話に、あたらしい登場人物は
いらないから。
ルチフェロ[/話す]:
あなたたちは、もう終わり。
だから、誰も助けに来ない。
だれかにみつかることも、ない。
紙芝居屋が黒い紙芝居屋に向き直る。
黒い紙芝居屋[-]:
ルチフェロの力は、
魔王として物語の終幕を
呼び込むための力。
紙芝居屋のアイリス。
もう私ではなくなった、
もう一人の私。
あなたの物語は終わらせないと、ね。
ルチフェロ[/話す]:
あなた……
○○と言うのね?
どうやら、あなたが「勇者」としての
やくわりを持たされているようね。
今なら、にげてもいいよ……?
あなたは、この物語において、
ロアと言う物語をそのこころに
受け入れることができるという、
主人公の素質をもっただけの人。
主人公になるならば、あなたは
「勇者」として、この場でわたしに
その物語を終わらされる。
主人公になるのがいやなら、
全てを忘れて、ひびのくらしにもどれば
いい……と、おもう。
選択肢
どう答える?
>主人公であることを選ぶ
>仲間を見捨てるわけにはいかない
>主人公であることを選ぶ↓
ルチフェロ[/話す]:
……うん。待ってた。
わたしと戦う、勇者の存在は
私の物語にひつようだから。
ようこそ、勇者。
あなたをかんげいする。
そして、さよなら。
>仲間を見捨てるわけにはいかない↓
ルチフェロ[/話す]:
……あなたは、あなたの物語を
すでに持っているのね。
なら、しかたないわね……
あなたにその気はなくても、
この物語の中で、あなたは
勇者のやくわりを
あたえられた役者なの。
***ロアがすべてそろっている場合 [#jd0cd47c]
キャプテンキッドがワープしてくる。
キャプテンキッド[/話す]:
いーこと聞いちゃった♪
誰もいないなら、ちょっとくらい
大騒ぎしても平気、ってことよね。
ワーウルフがワープしてくる。
ワーウルフ[/話す]:
……争い事は好きではないが、
守るべきもののためなら、俺は……
その力を振るおう。
玉藻がワープしてくる。
玉藻[/話す]:
○○ちゃん、
お姉ちゃんたちが助けに来たよ!
ここは、早く逃げて!
……多分、あの子には勝てないから。
メフィストフェレスがワープしてくる。
メフィストフェレス[/話す]:
はて、さて。
悪魔であるこの私に、
よその魔王を連れて
こられてもねぇ……
あら、確かに厄介そうね。
どうした物かしら?
ルチフェロ[/話す]:
メフィストフェレスに
ワーウルフも、そちら側につくの?
ルチフェロ[/話す]:
○○の
心の中に存在するという
安寧を求めるためだけに、
自らを生み出した自分を否定するの?
ワーウルフ[/話す]:
お前が何者か、俺にはわからん。
だが、何もわからぬままさまよい、
人々を傷つけるかもしれない時に
止めてくれた、言葉をかけてくれた……
ワーウルフ[/話す]:
○○や
仲間たちを守りたいという
自分の気持ちは理解している。
立ち向かう理由など、
それだけで十分だろう。
メフィストフェレス[/話す]:
そもそも……呼び出すわけでもなく、
生み出されただけで放置されても
私は困ってしまうのよ。
私は契約によって召喚され、
契約を結び何かを成すのが
性分でね……おかげで、
ここに落ち着くまでにはなかなか
なれぬ苦労もしたものさ。
ここは居心地がいい。
この居心地の良い環境を維持するため
ならば、多少契約外でも労働はする。
そんなところかな?
黒い紙芝居屋[受付嬢に向き直る]:
……あなたたちがいるから、
ロア達は歪んでいく……。
ルチフェロ[/話す]:
未来への希望や想いが、
そのこころを変えてしまった?
なら、希望なんか無くせばいい。
誰かへの恩義や愛情が、
そのこころを変えてしまったの?
なら、愛なんて壊せばいい。
安寧も、居場所もあなた達には
もう必要ない。物語の幕はおりる。
あなた達のでばんはおわり。
……さぁ、舞台をおりなさい。
間。
キャプテンキッド[/話す]:
やっかましい!
見た目が子供でも、中身は魔王!
情け無用!
ふぁいやー!
キャプテンキッドが「攻撃!」モーション。
玉藻[/話す]:
さぁ、ドラッキーちゃん、
紙芝居屋さんに、あとは……
○○ちゃん、
今は時間を稼いで。
きっと、何かいい方法が見つかるはず。
出現したロアたちが戦闘待機モーションになる。
受付嬢[/話す]:
ドラッキー、北に向かうのだ。
魔法王国ノーザンまで逃げ込めば、
事態を打開するための知識を持った
賢者の一人や二人いるだろう。
それに……なぜかはわからんが、
紙芝居屋、そなたは今までノーザンで
公演をしたことが無いな?
紙芝居屋が受付嬢に向き直る。
紙芝居屋[/話す]:
へっ?
あ、そういえば……無いですね。
なんででしょう?
受付嬢[/話す]:
これは、余の勘だが……そこに何か、
糸口になる物があるやもしれぬ。
受付嬢[/話す]:
○○、
そなたには引率を頼む!
余は、ここに残る必要があるのでな。
そなたに賭けるぞ。
きっと、何とかしてくれるだろうとな!
受付嬢がアルマの姿に変身すると共に「脱帽」モーション。
受付嬢[待機(フード無し)]:
……この姿を見せるのも、
本当に久しぶりだ。
魔王よ、しばらく付き合ってもらうぞ?
受付嬢が「幻視空蝉」のエフェクト共にルチフェロの前まで瞬間移動。
→ノーザンプロムナードへ移動。
***ロアがそろっていない場合 [#b4f6ebef]
**アップタウン [#pb152087]
中央西噴水前には誰もいない。
**ダウンタウン [#l5d3d708]
西階段下にドラッキー。
ドラッキーに話しかける↓
ドラッキー[プレイヤーに向き直る]:
アップタウンも、もう危険です……
受付嬢はこの街で相手をひきつけて
くれているですから、今のうちに
遠くに向かうです。
この街で問題を起こすと、小生や
受付嬢がお世話になっている学校に
迷惑がかかってしまうです……。
ノーザンシティに向かうです。
あそこなら、魔王に対抗する方法が
あるかもしれないです。
選択肢
ノーザンに向かう?:
>はい
>いいえ
>はい→ノーザンプロムナードへ移動。
>いいえ→会話終了。
**ノーザンプロムナード [#h17f1bd9]
出入り口少しはなれたところにドラッキー。
ドラッキーに話しかける↓
暗転。
明けると、紙芝居屋がおり、プレイヤーが定位置に移動。
ドラッキーが紙芝居屋に駆け寄る。
ドラッキー[/話す]:
うう……ようやく天井があるところに
たどり着きました……
話には聞いていましたが、
ノーザンは本当に寒い……です。
紙芝居屋[/話す]:
……。
ドラッキーが紙芝居屋に向き直る。
ドラッキー[/話す]:
あ、その……
紙芝居屋、大丈夫、です?
紙芝居屋が「びっくり1」エモーションと共にドラッキーに向き直る。
紙芝居屋[/話す]:
えっ!?
あ、ああ、うん。
大丈夫よー。
……まぁ、精神的にこたえて
無いっていったら、嘘になります。
けど、まだへこたれなんか
しませんよ。
ここで私が泣いていても、
ちっとも話になりませんし。
……みんながいてくれますし、ね♪
ドラッキー[/話す]:
……え、あ、はいです。
紙芝居屋が街の奥側に向き直る。
紙芝居屋[/話す]:
それとは別に、なんだか
このノーザンと言う国は
妙なところですね……
なんというか、初めてきたのに
なんだか以前から知っていた
ような気が……
黒い紙芝居屋、ルチフェロが入り口側から
フェードインしつつ紙芝居屋に歩み寄る。
同時に、紙芝居屋が二人に向き直る。
二人が紙芝居屋に向き直る。
黒い紙芝居屋[/話す]:
……それは、予知かもしれませんね。
あなたの物語が、ここで終わることを
どこかで気づいていたのかも
しれませんよ?
それはおそらく、ルチフェロの持つ
物語の終幕をもたらす力。
きっと、あなたにふさわしい結末は、
この雪の振る国にあるのでしょう。
ルチフェロ[/話す]:
……ここは、何かあなたに
関係があるのかもしれない。
よばれたのも、何かかんけいが
あったのかもしれない。
でも、それはただ終わりに近づいた
だけの事……
黒い紙芝居屋[/話す]:
そうですね。
でも、大丈夫ですよ。
紙芝居屋アイリスが消えてしまっても、
その物語は私が引き継ぎますから。
この身はあなたの物語から生まれた
かりそめの存在かもしれないけれど、
あなたの物語を引継ぎ、私が……
ロアであるこの身が、本物の紙芝居屋
アイリスとなって、この世界に
ロアを生み出し続けますから!
紙芝居屋が1歩後ずさりする。
***ロアがすべてそろっている場合 [#v8fd43e1]
アルカードが「反抗」モーションと共にワープしてくる。
アルカード[-]:
……お待ちなさい。
ここで、終わらせることは
このわたくしが許しませんわ。
清姫がワープしてくる。
清姫[/話す]:
○○様、
ご無事ですか?
たとえ魔王だろうと、魔縁だろうと、
このお方を傷つけさせはしません!
紙芝居屋[/話す]:
アルカードちゃんに、
清姫ちゃん……
やめて、あなた達も消されちゃう!
ここは、いったん逃げて……
清姫[/話す]:
それは、聞けない願いです。
たとえ、あなたが私たちを生み出した
存在であっても……それが
○○様の、
言葉であっても、です。
そうしないと、あなた達が
消えちゃいます。
アルカード[戦闘待機]: (情報待ち:右足を下げて右手を胸)
紙芝居屋アイリス。
……正直に言えば、あなたに対して
思うところが無いわけではありません。
ですが……わたくしはこの世界に
生み出されて、多くの出来事に会い、
友を、仲間を……わたくしを受け入れ、
心にとどめてくれる人に出会えました。
アルカード[戦闘待機]: (情報待ち:同上)
○○が
あなたを助けるのであれば、
わたくしもあなたを助けます。
それが、わたくしの交わした盟約。
それが、わたくしの誇りなのですから。
清姫[/話す]:
○○様……
私、本当に嬉しかったんです。
アルカードと口げんかしたり、
モーモーちゃんにブラッシング
してもらったり、他のロア達に
ちょっと嫉妬したり……
人に裏切られて、世を拗ねてばかりの
そんなどうしようもない私に……
あなたは、普通の人生を、
友達がいて、好きな人がいて、
明日になるのが待ち遠しい、
そんな日をくれたんです。
だから……あなたのために何かできる。
それだけでも、嬉しい。
アルカード[戦闘待機]: (情報待ち:同上)
○○、
今から、わたくしのいう事を
良く聞きなさい。
清姫が時間を稼いでくれている
その隙に、紙芝居屋さんと、
そこの可愛いコウモリのお嬢さんを
連れて、あの階段脇の奈落へと
飛び降りるの。
お嬢さん、二人が怪我をしない様に、
落ちるスピードをできるだけ落として
フォローすることはできる?
ドラッキー[/話す]:
……多分、いえ。
絶対に、なんとかするです。
アルカード[戦闘待機]: (情報待ち:同上)
あなた、名前は?
ドラッキーっていうのね。
なんだか親近感が湧くわ♪
夜の翼をもつ遠き同胞よ、
わたくしの生みの親と、
大切な人の事、お任せしますわ。
ドラッキー[/話す]:
えっ!?
アルカード……、は
どうするですか?
アルカード[戦闘待機]: (情報待ち:同上)
……嫉妬深いし、ネガティブだし、
だらしない子だけど……
清姫は、わたくしの親友ですの。
なにより……ひとりぼっちが寂しいのは
わたくしだって良く知っていますわ。
この事件が解決したら、
皆でのんびり映画でも見に行きたい
ところかしら……ね。
アルカード[戦闘待機]: (情報待ち:同上)
あの地の底から、
誰かの声なき声が聞こえるのです。
○○、
わたくしを信じて、そこから
飛び降りてくださいまし!
選択肢(一択)
:
>飛び降りる!
>飛び降りる!↓
→学者の部屋へ移動。
***ロアがそろっていない場合 [#baf88b78]
選択肢(一択)
:
>手を伸ばす
**ダウンタウン [#w62a691f]
ドラッキー[プレイヤーに向き直る]:
あれ……小生、たしか
ノーザンプロムナードで……
あれは、幻覚だったです……?
小生たちは、何か、大事なことを
忘れているような、そんな予感がします。
ノーザンに、もう一度行かなければ
いけないのではないですか?
→選択肢「ノーザンに向かう?」へ。
**ノーザンプロムナード [#r42cc1f4]
ドラッキーに話しかける↓
ドラッキー[/話す]:
○○、
早く……!
今度はもっと確実に、
みなさんを降ろせる気がするです。
さぁ!
→学者の部屋へ移動。
**学者の部屋 [#ie3a5982]
部屋の中にドラッキー、紙芝居屋、黒い紙芝居屋、ルチフェロ。
ドラッキー、に話しかけるか、部屋の奥へ行こうとする↓
暗転。明けると、ルチフェロが「座る」モーション。 (情報待ち:接地して特に動作なし)
プレイヤーが定位置に移動している。
ドラッキー[-]:
あいたた……あっ、
○○、
紙芝居屋、無事……です?
紙芝居屋[-]:
……ここは、一体?
紙芝居屋が部屋の奥側に向き直ってから、黒い紙芝居屋に向き直る。
同時に、紙芝居屋が「びっくり1」エモーション。
紙芝居屋[/話す]:
……!
ルチフェロ!
ルチフェロ[/座る /*汗1]: (情報待ち:同上)
……追ってきたとも、
いっしょに落っこちたとも
どっちともとれるかんじ……
黒い紙芝居屋が机に近づく。
アイリスのロア[/話す]:
……?
ここ、は……
なんでしょう。
ルチフェロが立ち上がる。
同時に、紙芝居屋、ドラッキー、ルチフェロが部屋の奥に向き直る。
アイリスのロア[-]:
知らないはずなのに。
何故か……どこか、懐かしいような。
ドラッキー[-]:
そういえば、紙芝居屋はこちらには
来たことが無いと……
そちらも、同じようですね。
紙芝居屋[/話す]:
確かに、来たことが無いですね。
何か、無意識に避けていた……?
そんなことあるのかしら。
ルチフェロ[-]:
……部屋の奥に、本。
日記か何か?
調べたら、ここがどこかわかるかも。
選択肢(一択)
:
>本を調べる
>本を調べる。
プレイヤーが定位置へゆっくりと移動。
プレイヤーに「リザレクション」のエフェクト。
同時に、一同がプレイヤーに向き直る。
アイリスのロア[-]:
……?
えっ、あれは、なに?
○○と
言いましたね、
あなた一体何をしでかしました!?
ルチフェロ[-]:
○○は、
物語に選ばれた。
あるいは、選ばれるだけの素質を持って
その上で自らが選んだ。
だから、主人公になった。
自分の物語だけではなく……
ロア達をめぐる物語の。
ロアを受け入れることのできる
その器に、この部屋に残された
想いが具現化しようとしている……?
紙芝居屋[-]:
いえ、具現化……までは行かない。
この部屋に残された想いの力は、
物語でもないだろうし、
具現化するまでの力は……
いえ、これは……この部屋に残された
誰かの……記憶……?
選択肢
過去の記憶を……:
>見つめる
>流し読みする
>見つめる↓
暗転。明けると、4人もプレイヤーもおらず、
半透明の人物が3人いる。
真ん中の女性はモーションが紙芝居屋に同じ。
魔法使い風の女の子[-]:
……姉さん。
あたし、魔法使いになる。
学者風の女性が「びっくり1」エモーションと共に魔法使い風の女の子に向き直る。
魔法使い風の女の子[-]:
だって、今は戦争が起きているし、
……誰かが、ここを守らなきゃ。
姉さんが、せっかくアクロポリスから
こっちに帰ってこれたのに。
今度はあたしが外に出ちゃうね。
学者風の女性[-]:
あなたは、昔から歌が好きで……
音楽家になりたかったのでしょう?
なんで……
魔法使い風の女の子[-]:
もう、ここも平和とは言えないわ。
あたしには、音楽の才能も有ったけど、
魔法の才能も有った。
だから……戦う事を選んだの。
もう、歌も忘れちゃった。
……戦争が終わって平和になったら、
また、歌の練習をしなきゃ、ね。
魔法使い風の女の子と執事風の男が向き合う。
魔法使い風の女の子[-]:
執事さん、イリス姉さんの事、
よろしく頼むわね。
誰かがせっつかないと、ごはんを
食べる事も忘れちゃうような人だから
……ね。
学者風の女性が執事風の男に向き直る。
執事風の男[-]:
……かしこまりました。
博士の身の回りのお世話に関しては、
わたくしが勤めさせていただきます。
妹君も、くれぐれもご無事で。
執事風の男が「お辞儀」モーション。
暗転。明けると、誰もいない。
学者風の女性と執事風の男が入り口側から机に歩み寄る。
学者風の女性[-]:
……この家に帰ってくるのも、
ずいぶんと久しぶりね。
学者風の女性と執事風の男が向き合う。
学者風の女性[-]:
でも、資料をまとめなおしたら
すぐにアクロポリスに戻らなきゃ。
執事風の男[/話す]:
……ご主人様、私には技術や研究の
詳しい事はわかりません。
ですが、今回の旅は危険です。
お考えを改めていただけませんか?
世界の守護者などと言って、
確かに聞こえは良いですが、
ただあなたの研究を軍事利用したい
がための言い訳に過ぎない……
私には、そう思えてなりません。
学者風の女性[/話す]:
いいえ……私は、守護者を
作り出さなければいけないの。
こんな悲しい事のためではなく
いつか、この世界を愛してくれる、
そんな人を探し、守るためにも。
……そのために、まだ研究が必要なの。
マイマイ島のシャーマンが持つ仮面には
歴代のシャーマンの記憶や知識が
残されているというわ。
その仮面を調べさせてもらえば、
研究はさらに完成に近づく……
執事風の男[/話す]:
……ご主人様。
まずはお食事をとってください。
この前も、それで倒れて
しまったではありませんか。
……貴方にお仕えするものとして、
その願いは、聞き届けられません。
マイマイは現在侵略者の出現率が
非常に高い危険地域です。
あなたの研究を否定は致しませんが、
アクロポリスもまた、前線に向かい、
あの侵略者……DEM達との争いの
最前線になるでしょう
アクロポリスの研究施設をここに移し、
このノーザンで避難しているのが
宜しいかと思いますが……
学者風の女性[/話す]:
……わかったわ、
食事の用意をして頂戴。
あなたも、最初と比べるとずいぶん
お料理の腕があがったものね。
もう、私は相手にならないとして、
妹よりも上手になったんじゃない?
執事風の男[/話す]:
過分なお褒めの言葉、
いたみいります。
……初めのうちは、ご主人様に
お出しできるようなものでは
ありませんでしたからね。
これも、お二人に……いえ、
主に妹君に仕込まれた成果です。
ようやくご実家に戻られたのです。
今日は少し豪華な食事をご用意
させていただきますよ。
執事風の男が出入り口へ歩み去り、消える。
学者風の女性[出入り口に向き直る /話す]:
……ごめんなさい。
初めて、貴方に嘘をついたわね。
でも……あの子が無事なうちに。
夢で見た向こう側の世界のように、
記憶に残る過去の大戦のように、
再びこの世界が壊れてしまう前に……
いつか、この戦争が終わったその後に、
世界を助けることができる、
世界を愛してくれる誰かを探す。
ただそれだけのために……
学者風の女性が机に向き直る。
白転。戻ると、最初の状態。
※守護魔・ウルゥを装備している場合
:
ウルゥは、
何やら考え込んでいる。
[/話す]:
どこかで、見たことがあるような。
私が知らない、遥か昔に
私が生み出された理由……。
[/話す]:
○○様、
改めて、私をこの世界に産みだして
いただけたことに深い感謝を。
あの女性の願いは……
少なくともその願いの一つは、
あなたによって叶えられたのですから。
……この、私の存在として。
これからも、私と同じように、
この世界を愛してくれますか……?
※守護魔・カナデを装備している場合
:
カナデは、
何やら考え込んでいる。
[/話す]:
なんだろう……
まったく知らない人なのに、
どこか知っているような。
……もしかして、あの妹さんって
わたしに少し似てる……かな?
[/話す]:
……あ、ほら。
わたしたち音楽の守護魔は
代替わりするから、
昔のことはわからないし。
わたしのお母さん……つまり先代の
音楽の守護魔・カナデや、あるいは
ロウゲツさんなら、何かを知っている
かもしれないけど……ね。
※ロウゲツのフェンサーハートを装備している場合
:
ロウゲツは、
何やら考え込んでいる。
[/話す]:
……。
あぁ、これは大変失礼を。
うっかりと見入ってしまいました。
私としたことが、申し訳ありません。
……時間は過ぎ去り、
巻き戻ることはありません。
如何に望んでも、嘆いても。
あちらのお嬢様がたにとっては、
新しく知った大きな出来事でしょう。
私にとっては……そうですね。
失われたいくつかの夢と、
愚かな男の罪の記憶……
としか思えませんね
-------
>流し読みする↓
アイリスのロアが机に歩み寄る。
アイリスのロア[-]:
……今の……は……
あれは……私? あなた?
紙芝居屋とアイリスのロアが向き合う。
紙芝居屋[-]:
あの本、どこかで見たような……
それに、マイマイ島……私が、
最初に目覚めた場所……
ルチフェロ[紙芝居屋に向き直る]:
紙芝居屋のアイリス。
あなたは、最初マイマイにいたの?
紙芝居屋がルチフェロに向き直る。
紙芝居屋[-]:
ええ、どこかで誰かに話したかと
思いますけれど、私は最初、
気が付いた時にはマイマイの浜辺に
いたんです……
!!
紙芝居屋がアイリスのロアに向き直る。
紙芝居屋[-]:
あの本、私が最初に持っていた
想いの力の実体化と、ロアの物語が
記載されていた本にそっくりです!
アイリスのロア[-]:
……つまり、どういう事?
あなたは、一体何者?
私は、あなたの物語から生まれた。
あなたは、何から生まれた?
人間? ロア?
それとも、それ以外の何か?
紙芝居屋[/話す]:
わ、私だって知りませんよ!
でも、私は最初から想いの力を
具現化することを考えていました。
手に持っていた本を読んで、
ロアを生み出すための仕掛けと、
その物語を知りました。
周囲の人に、私の事を聞いても
誰も知らなかったから、おそらく自分は
ロアではないのだろうと……
そう、認識しました。
でも、確かに……
私には、それ以外に何もなかった。
アイリスのロア[/話す]:
何もない?
それを言っていいのは、あなたでは
無いのではないでしょうかねえ?
……ルチフェロ、けりをつけましょう。
紙芝居屋さえ消えれば、
私は、きっと、想いの力の……
ルチフェロがアイリスのロアに歩み寄る。
ルチフェロがアイリスのロアに向き直る。
ルチフェロ[/話す]:
……アイリス、もうやめよう?
もう、わかっているのでしょう?
争っても、なにも変わらないって事。
……アイリスも、紙芝居屋も、
自分が何ものかわからなくなってる。
わからない、というのは、
何がわからないのかもわからないこと。
正しい問いかけがあれば、
そこには正しい答えがふくまれる。
○○、
あなたは、この二人に何を問う?
選択肢
何を問いかけよう:
>ロアを生み出した理由は?
>何故、想いの力の具現化を?
>ロアを生み出した理由は?
>何故、想いの力の具現化を?↓
アイリスのロア[-]:
……私は、本来私が行うべき
使命を引き継いだようなもの……
だけど、特に疑いもなく、
ロアは生み出されたがっていると
理解していた、信じていた。
そう、ロアを生み出した物語は……
紙芝居屋[/話す]: (メモ:理由は?選択時、モーションなし)
ロアを生み出す原型となった物語は、
私が持っていた本に描かれていたもの。
作者は、自分かと思ってましたけど、
先ほどの回想を見た限り、どうやら
あの私たちによく似た女性……
の、ようですね。
アイリスのロア[-]:
やっぱり、あなた……じゃ、ないのね?
そう、なら、納得できる。
紙芝居屋[-]:
ええ、今更白状するのは少し恥ずかしい
のですけれども……
私も、もう一人の私にも、
自分で物語を……ロアを生み出す元となる
物語を作り出す力は、無いんです。
ドラッキー[-]:
えっ!?
今までに生み出したロアたちは、
一体誰が作り出した物語です?
小生、不勉強ですが、どの物語も
耳にしたことが無かったです。
紙芝居屋[-]:
……これは、あくまでも、推測です。
私が持っていた本に書かれていた、
メモ書きから推測した事です。
なんでもカウンターで、ルチフェロを
呼び出す前にあちらの私が言った、
思い出星の話……あの話は、唯一この
アクロニア大陸に伝わる物語だという
事は確認できています。
アイリスのロア[-]:
他の物語は、あの本の作者が自分で
思いついて書いたか、記録が無いくらい
古い時代の物語を発掘したか……。
あるいは、この世界ではない、
遠い世界の物語を夢に見たか……
に、なるのでしょうね。
そして、あの本の作者は……
紙芝居屋[-]:
イリス、と呼ばれていましたね。
どなたなのかは存じませんけど、
私たちの使っていた、想いの力を……
ロアを具現化するための方法を
作り出したのも、この物語の原型を
書き上げたのも、きっと……
存命中の、あの人だったのでしょう。
ドラッキー[-]:
それは、どういうことです?
存命中って……
ルチフェロ[-]:
それは、生きているあいだに、
ということ。
その本を見ればわかると思うけど、
侵略者とのせんそう……それは、
わたしのちしきの上では何百年も
むかし、むかしの事……
ドラッキー[-]:
!
思い出したです。
ちょうど、この前学校で
歴史を勉強しましたです。
昔々、多くの国々が限りある資源を
巡って、お互いに戦争をして、
とても悲しいことになったって。
マイマイには、多くの飛空庭が
墜落したってきいたです……
侵略者というのは、初めて聞いたです。
ルチフェロ[-]:
いっぱんのひとには、知らされていない。
でも、一部のぼうけんしゃや、
いろんな国のえらい人は知ってる……
マイマイのいせきも、もとはと言えば
侵略者のおとしもの……だという話。
わたしの中にかってに知らされている
ちしきだから、どこまで正しいのか
はんだんはできないけれど。
たぶん、あっている。
アイリスのロア[-]:
私たちの原型になったであろう、
イリス博士……は、マイマイで?
紙芝居屋[-]:
……おそらくは、そうでしょうね。
あぁ、私ったら、なんておバカなの?
私が持っていた本に書かれていたのは
想いの力の具現化の調査レポートと、
誰かが実現したかったのだろう
いくつもの物語。
だから、私は「想いの力の具現化」が
最も大切な事なんだ、ってずっと
考えてしまったんですね。
そして、私を基にして生み出された
あなたも、ですよね?
アイリスのロア[-]:
つまり、あなたは……いえ、私たちは
イリス博士と言う実在の人物の記録を
基にして生み出された、というの?
物語でもなく、みんなに知られていた
と言うわけでもないのに!?
そんなこと、あるわけが……
紙芝居屋[-]:
ロアを生み出すための紙芝居は、
あくまでも生まれやすくするため、
素早く結果を出すための儀式です。
その理論についても、この本に書いて
在った事をベースにしています。
そして、今ここに居る
○○さんのように
心の持つ力が大きな人であれば、
その人の心の中でロアの存在を
保つことすら可能です。
何百年もかけて、イリス博士と言う
遥か昔に亡くなってしまった人の
物語を語り続けた人たちがいたら、
もしかしたら……
ドラッキー[-]:
なんで今なのか、ちょっとだけ、
こころあたりがあります。
小生や受付嬢は、アルマと言う……
人の姿になった、モンスターです。
小生のような、人の心と姿を
持ったアルマが人の世の中に
現れたのは、割と最近……
去年の、始めくらいからです。
ある方に聞いたら、世界がそういう風に
変わりつつあるから……だそうです。
紙芝居屋が目覚めたのは、
いつごろです?
紙芝居屋[-]:
ちょうど、その辺りですね……
一年くらいは、自分が何が出来るのか、
調査と準備をずっとやっていましたし。
……あぁ、そう……ですね。
わたし、紙芝居を語るために、
色々な場所に旅に出るその時まで、
眠ったことも、おなかが空いたことも
一度もなかったような気が……します。
私は、彼女の幽霊みたいなもの……
なのでしょうかね。
ルチフェロ[-]:
……終わらせる物語は、これなのね。
わたしの「物語を終わらせる力」が
導いたのは、ロアを生み出す紙芝居屋の
……
いえ、まだわからないわね。
○○。
この物語における勇者にして、まれびと。
主人公にして、かんきゃくではなく
物語にとびこんできた、そこのあなた。
あなたは、この二人に何を問う?
何を伝える?
今、真実をしったであろうこの二人に。
選択肢
何を伝えよう?:
>今、二人はどう考えている?
>もう、争う必要はない
>今、二人はどう考えている?
>もう、争う必要はない ↓
アイリスのロア[-]:
私は、想いの力の具現化のためなら
何をしても、何を犠牲にしても、
前に進まなければいけないと
ずっとずっと思っていた。
それが、ロアとしての存在意義だった。
他のロアにもそうしてきたというのに、
自分がそうだったと知るのは、
案外不思議な気分ですね。
紙芝居屋[-]:
あの人は……イリス博士は、戦争を
終わらせて、その後の時代に、
人を幸せにするための方法を
探していたんですね……
その方法の一つが、守護者とやらの
開発で……もう一つが、ロアなどの
想いの力の具現化……ですか。
あべこべですね、私たち。
本来そこにあるべきだった、
人を幸せにするという目的を知らず、
手段であるはずの想いの力の具現化を
ずっと追い求めていたなんて……
ドラッキー[-]:
みんな、それが素晴らしい事だって。
誰かのために良い事なんだって、
そう思っていたですね……
ルチフェロ[-]:
○○。
あなたはおそらく、この物語……
紙芝居屋アイリスと、アイリスのロアと、
遥か昔のイリス博士の物語に
幕を降ろすために選ばれた。
あなたがこの物語の主人公の一人である
事はまちがいないだろうけれど……
あなたの物語は、これだけではなく、
もっと、これからもさまざまな
物語に巡り会う……
ルチフェロ[-]:
そして、あなたがここに居て、
あなたの心の中にまもられている限り、
わたしが終わらせたはずのロア達も
やっぱり、終わることはない。
……おそらくは、もう目覚めている。
プレイヤーに「リザレクション」のエフェクト。
プレイヤーに「レイビングソード」のエフェクト。
ドラッキー[-]:
光が……
!?
○○!?
プレイヤーに「レイビングソード」のエフェクト。
ドラッキー[-]:
いえ、あなたは……誰、です?
プレイヤーに「レイビングソード」のエフェクト。
アイリスのロア[-]:
……いくつもの相が、入れ替わる……?
これは、始まっている……?
プレイヤーに「レイビングソード」のエフェクト。
紙芝居屋[-]:
……そんな!?
○○さん!?
何が……まさか、ロアに……!?
プレイヤーに「レイビングソード」のエフェクト。
暗転。暗いまま話している。
誰かの声:
……アを……から……
別の誰かの声:
このままでは……
に、なって……
誰かの声:
とりかえし……
前に……星を……
別の誰かの声:
……くす、というのですか……
誰かの声:
……でしか、あの方を……
なら……
→なんでもクエストカウンターへ移動。
**ダウンタウン [#ibaaf36d]
西階段下にドラッキー。
ドラッキーに話しかける↓
ドラッキー[プレイヤーに向き直る]:
……大丈夫です?
あの時、あなたの姿が……
いえ、それはいいです。
まずは、受付嬢たちに顔を
見せてあげて欲しいです。
なんでもクエストカウンターで
話す、です。
→選択肢「どうする?」へ。
**なんでもクエストカウンター [#f6179157]
入り口少し離れたところにドラッキー。
ドラッキーに話しかける↓
ドラッキー[プレイヤーに向き直る /話す]:
大丈夫……です?
顔色がまだ良くないです。
無理はしないでくださいです。
受付嬢も、紙芝居屋も
みんな心配してるですから、
受付で話を聞いたら、
今日はゆっくりするといいのです。
会話終了。
受付嬢の後ろに白黒紙芝居屋。
※荷物が多すぎる場合
受付嬢、白黒紙芝居屋に話しかける↓
:
(荷物がいっぱいだ……
先に荷物を整理しよう)
会話終了。
※通常
受付嬢、白黒紙芝居屋に話しかける↓
暗転。BGMがウェストフォートのものになる。
明けると、プレイヤーが定位置で「ぐったり」モーション。
ドラッキー(崩れ落ちる)、ルチフェロ(所有者死亡)、紙芝居屋、アイリスのロアがカウンター前でそれを囲んでいる。
(情報待ち:ドラッキー:膝を付いて泣く?)
(情報待ち:ルチフェロ:うずくまって顔を覆っている)
プレイヤーが正座モーションになる。
ドラッキー[すすり泣く /*汗2]: (情報待ち:立って目元に手を当てる)
○○、
気が付いたです?
よかったです……
ノーザンで倒れてしまった
事は覚えているです?
あの後、みんなや、復活の戦士に
手助けしてもらって、ここまで
運んでもらったですよ。
あの時、一瞬だけあなたが
違う誰かに見えたような……
いえ、きっと、小生の気のせいです。
受付嬢[/話す]:
おお、目を覚ましたか。
ノーザン地価でいきなり倒れたと聞いて
何があったのかと心配したぞ。
紙芝居屋[/話す]:
○○さん、
ご気分はいかがですか?
ヘンな所、ないですか?
アイリスのロア[/話す]:
……見た感じ、変化はないようですね。
ひとまずは安静、ですね。
……あなたにも、たくさん迷惑を
かけてしまいました……
謝罪しても許されるものかは、
正直私にもわかりませんが……
紙芝居屋[/話す]:
あー、その、せっかく私たちは
○○さん達の
ご助力もあって仲直りが……
正確には、本来の目的を知って
争うことが無くなったわけですから、
ここで、あたらしい関係性をですね?
ルチフェロ[所有者死亡]: (情報待ち:同上)
……
○○、
巻き込まれ主人公であることを
もとめられ、それを自らえらんだ勇者。
あなたが、無事でよかった。
アイリスのロアがルチフェロに向き直る。
アイリスのロア[/話す]:
あ……ルチフェロ。
そこは、私から説明を
してもいいですか?
ルチフェロ[所有者死亡]: (情報待ち:同上)
……うん。
アイリスに、まかせる。
ドラッキー[/話す]:
あぁ、それはあの時
○○が
倒れた原因です?
小生も、それは知りたいです。
アイリスのロア[/話す]:
……ありがとう。
アイリスのロアがプレイヤーに向き直る。
アイリスのロア[/話す]:
あの……あ、なんだか、こうやって
敵意なくお話しするのは、
今までなかった様な気がする……。
選択肢
どう答える?:
>世界を終わらせたりしない
>そういう終わりもありかもしれない
>世界を終わらせたりしない↓
[/話す]:
世界をそんなに簡単に
終わらせる気はない、と答えた。
ルチフェロ[/話す]:
そうだよね。
○○は、
やっぱりわたしの勇者だね。
だから、いつかわたしが魔王として
世界を壊そうとしていたのなら、
わたしの前に立ちふさがって
くれなきゃだめなんだよ?
>そういう終わりもありかもしれない↓
[/話す]:
そんな終わり方も、案外
ありかもしれない、と答えた。
ルチフェロ[/話す]:
そうだよ。
あなたの物語を決めるのは、
やっぱりあなただもの。
他の人がそれに付き合うかは
相手しだいだけど、自分のことだけは、
自分で決めていいんだもの。
だから、その時はわたしを呼んでね?
-------
ルチフェロ[/話す]:
しばらくは魔王としてのかつどうは
おやすみするから、ちょっとの間
○○のところで
すごさせてもらうね?
ルチフェロ[/話す]:
だいじょうぶ。
長くはかからないと思うから、
○○が
たおれちゃうようなことはないわよ。
……じゃぁ、お願いしていい?
ルチフェロが「握手」モーション。 (情報待ち:着地して手を差し出す)
受付嬢[/話す]:
……うむ、本来は
○○の体に
異変があるようなら、
それを避けるべきかと思ったが……
解決方法があるなら、いだろうさ。
受付嬢が紙芝居屋に向き直る。
受付嬢[/話す]:
嘘ではないだろうな、紙芝居屋?
紙芝居屋が受付嬢に向き直る。
紙芝居屋[/話す]:
……ええ、大丈夫です。
○○さんは
何の問題もありませんよ。
信じていただいて問題ないです。
私は嘘はつかないんですよ?
受付嬢がプレイヤーに向き直る。
受付嬢[/話す]:
……紙芝居は嘘とは言わんか……
まぁ、架空の物語を一概に嘘と言うのは
味気ないことこの上ないから、
そこはその通りなのだが。
今までは……うむ、うっかりしていたり
忘れていたりはあったが、嘘はついて
いないようだな。
受付嬢が紙芝居屋に向き直る。
受付嬢[/話す]:
○○に
関わることだ、嘘でしたー、で
済ませられるものではないからな。
受付嬢がプレイヤーに向き直る。
受付嬢[/話す]:
では、始めるぞ。
ルチフェロ[/話す]:
○○、
みじかい間だけれど、
これからしばらくはよろしく。
おせわになるから、これ、あげる。
わたしと、おそろい。
えらんで……?
選択肢
どれを受け取る?:
>ルチフェロの角(金)
>ルチフェロの角(銀)
>ルチフェロの角(白)
>ルチフェロの角(黒)
>ルチフェロの角(※)
ルチフェロの角(※)を入手。
思い出のしおりを入手。
◆ルチフェロ・ロアを入手。
各経験値1500を取得。
ルチフェロがアイリスのロアに向き直る。
ルチフェロ[/話す]:
あと……アイリス。
また、ね。
白転。
→ダウンタウン(西階段下)へ移動。
**アップタウン [#ub5ced45]
中央西噴水前には誰もいない。
**ダウンタウン [#uf17ea06]
西階段下にドラッキー。
ドラッキーに話しかける↓
ドラッキー[プレイヤーに向き直る]:
なにか目的があって、そのために
前に進むことは、尊いことだと
小生は考えていたです。
でも、何が正しいのかって、
難しいことだったですね……
なんでもクエストカウンターで
話す、です?
→選択肢「どうする?」へ。
**なんでもクエストカウンター [#m04b44bb]
受付嬢の後ろに白黒紙芝居屋。
受付嬢に話しかける↓
紙芝居屋が受付嬢に向き直る。
受付嬢[/話す]:
イリス博士と想いの力……か。
いや、なに。余の知らぬところでも、
様々な糸はつながる物だな。
何百年も昔の戦争の時代に、
後の世界の事を……未来を見つめた
彼の人物にとって、見えすぎるという
事は幸福だったのか、それとも……
いや、考えるのは止そう。
何よりも、まずはそなたの体のことを
なんとかせねばならんのだからな。
それが済んだら、紙芝居屋。
次はそなたの存在が何なのかを
じっくりと調べておきたいものだな。
紙芝居屋[/話す]:
あはははー、それにしても、
私ってば一体何者なんでしょうね?
私の噂話をもとにして生み出された
アイリス・ロアちゃんは、例外的でも
ロアであることは確実ですが……
もしかして、私ってイリス博士の
お化けだったり……
受付嬢[/話す]:
せんな。
そなたには魂も肉体もあるだろうに。
そもそも、イリス博士の記憶とやらも
持っておらんのであろう?
紙芝居屋[/話す]:
なんですよねぇ……
あぁ、私ってなんてフシギ極まりない
登場人物なのでしょう?
……なんて言っても、今更ですね。
私の正体が何であれ、やってきたことに
変わりはありませんし。
色々な人達や、生み出してきた
ロア達に対する責任はきっちりと
取らないと……ですね。
間。
受付嬢[/話す]:
まぁ、当分の間はここでタダ働きでも
してもらうとしようかな。
ロア達も安定化すれば、勝手に働き口を
見つけてくる奴もいるだろうが、
なんなら仕事を紹介してもいい。
……案外、なんとかなるものさ。
以下通常台詞に接続。
紙芝居屋、アイリスのロア(黒い紙芝居屋)に話しかける↓
紙芝居屋、アイリスのロアがプレイヤーに向き直る。
紙芝居屋[プレイヤーに向き直る /話す]:
いやぁ……参りました。
私は何をしてたんでしょうね。
それが大事なものだっていうのは
わかっていたのだけれども、
何故大事だったのか……
一番初めのきっかけが、
抜け落ちていただなんて。
アイリスのロア[/話す]:
……私はロアを生み出すことだけが
正しいことだと思っていたんです。
うふふふ……今考えれば、
目的と手段が入れ替わって、
目的を見失っていたのですね。
まるで、私やもう一人の私は
間抜けなキカイみたいなものでした。
私たちが生み出したロア達は、
思い悩み、自分の道を探していたと
言うのにねぇ……お笑い種です。
紙芝居屋[/話す]:
とはいえ、今更ここで悩んでも
しかたないのですよ!
やっちゃったことはもう戻りません、
なら、これから先をどうするか
前向きに考えましょー♪
まず、急ぐべきなのは……
○○さんの……
体の中にいるロア達と、想いの力が
暴走しないようにする方法を
見つける事、ですね。
アイリスのロア[/話す]:
○○……さん。
なんだか、ついこの前まで
敵だと思っていた人に呼び掛けるの、
なんだか照れますね……
あなたは、何としても助けます。
私たちのしたことの責任は……
絶対、片をつけないといけません。
会話終了。