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#author("2017-11-20T16:52:26+00:00","","")
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*アナザークロニクル プロローグ ~紙片収集2~ [#nd7883f7]
*アナザークロニクル プロローグ ~紙片収集2~ [#sa134434]
#contents
**1『ダウンタウンにいる「クリリル」に話しかけよう』 [#ld9fbe9c]
//ゲーム内の方でタイ兄さんのセリフに誤字らしきものがありましたが敢えてそのままにしています。問題があれば修正お願いします
**1『ダウンタウンにいる「クリリル」に話しかけよう』 [#e51ff20b]
''ダウンタウン''
タイ兄さん:
【タイ兄さん】
さて、あのキーキー言う嬢ちゃんの話ではこの辺で噂を聞いたとか……
なんぞ、おあつらえ向きに途方に暮れた顔の娘がおるな。
ちょっとええか?
途方に暮れた少女:
【途方に暮れた少女】
え……なにこれ。
冒険者さん、お友達がマリオネットか何かに入りこんでるんですか?
あ、冒険者さんですよね!?
確か、有名な……
〇〇さん!?
ちょうど良かった、あたしのお友達を助けて欲しいんです!
タイ兄さん:
【タイ兄さん】
とりあえず聞いたるから、
順を追って話してもらえんか?
クリリル;
【クリリル】
あの、あたしはクリリルって言います。
友達のロギーと一緒に倉庫管理のお仕事をしているんですけど、
ロギーが倉庫から帰ってこなくて……
本当にモンスターがいて……
最初は、何もなかったんです。
ちょっと前から、何だか分からないけどモンスターが
危ないとか言い出して。
心配してくれたアルカードさんという冒険者さんと一緒に
倉庫を見に行って、一度は何も無いって帰ってきたんです。
でも、その冒険者さんが帰った後に
やっぱり心配だって言ってロギーがもう一度倉庫に……
で、帰ってこなくて。
倉庫を見に行ったら、本当にモンスターみたいな人影が……
タイ兄さん:
【タイ兄さん】
モンスター、みたいな人影て言われても分からんかったのか?
クリリル:
【クリリル】
だ、だって冒険なんかしたこと無いし、
プルルとかクローラーくらいならまだ分かるけど、
人間みたいな感じで、なんか固そうな感じの……怖くて、
近くまで行くことも出来なくて……
タイ兄さん:
【タイ兄さん】
ああ、せやな。
冒険者じゃないと、そんなとこやな。
なんか、見た目でわかることあったか?
クリリル:
【クリリル】
ええと、大柄な人が、キカイで出来た鎧を着こんでいるような……。
あと、妙にずんぐりむっくりした人みたいな、良くわからないのも。
タイ兄さん:
【タイ兄さん】
〇〇、こりゃお前の出番やな。
このお嬢ちゃんには荷が重すぎるで。
おそらくDEMの類やら、機械系のモンスターの類やろから、
生半可な冒険者には任せられへん。
お前、ちょいと倉庫の奥まで行って
そこにいるモンスターの親玉辺りを
このカメラにパシャっと収めにいくで。
カメラはお前が持ってや、ほれ。
クリリル:
【クリリル】
えっ?
ま、待ってください。
あたしにはそんな事できませんよぅ!
タイ兄さん:
【タイ兄さん】
ん。
ああ、まちごーたで。
○○に渡すつもりで
この嬢ちゃんにわたしてもーた。
改めて受け取っといてや。
クリリル:
【クリリル】
あ、あのっ!
出来れば、ロギーを、助けて……
服装は、あたしと同じ感じで、その、
あなたに見合ったお礼なんてできないですけど、その……
タイ兄さん:
【タイ兄さん】
ま、ワイはお前が掛け持ちしようがやる事さえやってくれればええで。
一応、ワイもこっそりついてくが荒事は全部任せるで。
クリリル:
【クリリル】
あ……ありがと……
ありがとうございます……!
タイ兄さん:
【タイ兄さん】
カメラも忘れずに持っていくんやで。
せやな。奥まで持ってくっちゅーコトやから、
運搬クエストにしといたる。
せやな……奥におるのが何かはさっぱりわからんけど、
想定外の事ならイレギュラーとでも言っておこか。
わかりやすいやろ?
(クエスト「LV95 倉庫を調べるんや!」)
クリリル:
【クリリル】
はい、カメラですね。
よろしくお願いします……!
タイ兄さんの記録用カメラ(イベント)を受け取った。
クリリル:
【クリリル】
あ、あのっ!
出来れば、ロギーを……
服装は、あたしと同じ感じで、その、
よろしく、お願いします……。
>ダンジョンに行く?
YES
NO
→NO
クリリル:
【クリリル】
え……あ、はい。
お忙しいんですよね。
あの、御用が済んだら、その。
助けて……欲しい、です。
→YES
遺跡内部へ
**2『インスタンスダンジョンにいる「イレギュラー」に話しかけよう』 [#kfff643c]
**2『インスタンスダンジョンにいる「イレギュラー」に話しかけよう』 [#z766a160]
''遺跡内部''
少女が倒れている。
外傷はないので、眠っているようだ。
服装から、この子がクリリルの友人のロギーなのだろうと判断できる。
ロギー:
【ロギー】
……来る、DEMが攻めてくるっ……
なんとかしなきゃ、追い返さなきゃ……
タイ兄さん:
【タイ兄さん】
寝言みたいやな。
さっきの娘と同じような育ちなら、DEMの事なんぞそらんと思うけど
なんで知っとるのか分からんな。
幸い、この娘はモンスターから狙われておらんようだし、
まずは奥に進んでみるで。
''遺跡内部''
明らかに、周囲のモンスターとは別種のモンスターが
不自然な動きを繰り返している……
タイ兄さん:
【タイ兄さん】
なんや、これ。
……アルパカかいな?
(イレギュラーを検知
イレギュラーを検知……)
タイ兄さん:
【タイ兄さん】
イレギュラー?
何を言うとるんや……?
DEMの中から出て来とる冒険者を、
DEM連中がイレギュラーちゅう名前で
区別しとるってのは聞いたことがある。
けど、これはなんか別っぽいな。
そもそも、こいつ周囲のDEMの類とは明らかに違うで。
むしろこいつのほうがよっぽどイレギュラーやな。
ま、ええ。カメラかしーや。
パシャッとな……と。
とりあえず、ここのモンスターは本物……
ちゅーわけでは無さそやな。
幻覚の類、ちゅーには危険すぎるけど、
なんかあいつら姿うすれて来とるで。
……そのうち消えよるな、あれ。
なんぞ納得いかへんけど、倒れとった娘もそのうち起きるやろ。
まずは戻るとしよか。
**3『ダウンタウンにいる「クリリル」に話しかけよう』 [#r4fbc50c]
**3『ダウンタウンにいる「クリリル」に話しかけよう』 [#p463d8af]
''ダウンタウン''
ロギー:
【ロギー】
あれ、クリリル……?
なんでまだこんなところにいるのぉ!?
敵が、敵が攻めてくるのよぅ!
クリリル:
【クリリル】
ロギーっ!
良かった、無事でよかった!!
あなた、何かが攻めてくるとか言って
一人で倉庫の奥に行っちゃったのよ。
ロギー:
【ロギー】
そうなのよぅ!
敵が攻めてきてあぶないのよぅ!
タイ兄さん:
【タイ兄さん】
そいつらなら、ここにいる
○○が全部やっつけたで。
ロギー:
【ロギー】
うそっ!?
クリリル:
【クリリル】
本当よ!
あなた倒れてたって聞いたけど、怪我とかない?
大丈夫?
ロギー:
【ロギー】
そう……なんだ……
よか……った……
ロギーの手から、何かが落ちた。
ロギー:
【ロギー】
……あれ?
わたし、一体何をしてたんだろ?
なんで敵が攻めてくるなんて思ったの?
なんで、本当に敵が攻めてきたの……?
おねーさんと一緒に倉庫に行って、
その後にやっぱり不安になって……
でも、なんで不安だったのかもよくわからない……
クリリル:
【クリリル】
○○さんが全部
やっつけてくれたみたいだけど、
本当にモンスターが出たのよね?
こんなの、誰に言っても信じてもらえそうにないけれど……
タイ兄さん:
【タイ兄さん】
あの娘、今なんか落としたけど
その瞬間にまともに戻ったみたいやな。
それ、なんやろな?
ふむ、そいつはあの紙片やな。
もしや、この紙片が影響しとったんか?
あのモンスターも、これやろか?
……危ないもんやから、回収するで。
○○、拾っといてや。
ロギー:
【ロギー】
うん、あげる。
助けてくれたんだね、ええっと、その。ありがとね。
ロギーの持っていた紙片を拾い上げた。
(危険が……
(空行)
……DEMの侵攻が……
…………いずれ、ここにも……)
タイ兄さん:
【タイ兄さん】
おい、どないした?
(空行)
……なんぞ、声が聞こえた?
ふむん、紙片に意思でもあるんか。
お前は平気って事は、鍛えとる冒険者であれば大丈夫なんかな?
イリス博士:
【イリス博士】
(とはいっても、その方くらい強くなっている冒険者さんなんて、
そうそう世の中にはあふれていないかと思いますけど……)
クリリル:
【クリリル】
あ、あの。
今回は本当にありがとうございました。
あなたが来てくれなかったら、ロギーはどうなってたか……
ロギー:
【ロギー】
実感ないんだけど、わたし、そんな危ないことになってたんだ……
そろそろお仕事に戻らなきゃいけないから、先に戻るけど……
ありがとね♪
クリリル:
【クリリル】
お先に失礼します。
(空行)
もう、ロギー!
あの人凄い冒険者さんなんだよ?
タイ兄さん:
【タイ兄さん】
さて、カメラで撮った写真を……
やっぱ、見た目はアルパカやな。
ただ、普通のアルパカがイレギュラーとか喋るわけもなし。
まともやないのは確定として……
イリス博士:
【イリス博士】
(イレギュラー、って言ってましたね。
そして、あの倉庫の中にいたDEMのモンスターたちとは
明らかに違う見た目でしたし……)
(あの本に関わりがある何か、という可能性もありますから、
やっぱり注意が必要ですよね。
でも、なんで倒れてたんでしょう?)
タイ兄さん:
【タイ兄さん】
そこやな。
ま、あのDEM共がどこから湧いたかも気になるところなんやけど、
何かあれが特殊なものっちゅーのはわかる。
紙片はまだ2つだけ。
まだこの後でも出くわすかもしれんな、あの妙な……
せやな、イレギュラーと呼んでおけばええか。
さて……お、連絡やで。
(通信音)
ワイや、タイ兄さんや。
おー。
なるほどな、おおきに。
いや、お前らは少なくとも一度は影響が出とるさかい、
回収はこっちでやっとくでー。
次はファーイーストやで。
なんでも、人が変わったようになったオッサンがおるらしいで。
どこまで変かは分からんけど、とりあえず行ってみようや。
……あー、面倒くさ。
あ、忘れとった。そのオッサンの名前、
オッサーって言うらしいで。探してみてや。
>ファーイーストシティに行く?
YES
NO