#author("2017-11-20T16:42:02+00:00","","")
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*アナザークロニクル プロローグ ~紙片収集2~ [#nd7883f7]

#contents

**1『ダウンタウンにいる「クリリル」に話しかけよう』 [#ld9fbe9c]
''ダウンタウン''
 タイ兄さん:
  さて、あのキーキー言う嬢ちゃんの話ではこの辺で噂を聞いたとか……
  なんぞ、おあつらえ向きに途方に暮れた顔の娘がおるな。
 
  ちょっとええか?

 途方に暮れた少女:
  え……なにこれ。
  冒険者さん、お友達がマリオネットか何かに入りこんでるんですか?
  あ、冒険者さんですよね!?
 
  確か、有名な……
  〇〇さん!?
  ちょうど良かった、あたしのお友達を助けて欲しいんです!

 タイ兄さん:
  とりあえず聞いたるから、
  順を追って話してもらえんか?

 クリリル;
  あの、あたしはクリリルって言います。
  友達のロギーと一緒に倉庫管理のお仕事をしているんですけど、
  ロギーが倉庫から帰ってこなくて……
  本当にモンスターがいて……
 
  最初は、何もなかったんです。
  ちょっと前から、何だか分からないけどモンスターが
  危ないとか言い出して。
  心配してくれたアルカードさんという冒険者さんと一緒に
  倉庫を見に行って、一度は何も無いって帰ってきたんです。
 
  でも、その冒険者さんが帰った後に
  やっぱり心配だって言ってロギーがもう一度倉庫に……
  で、帰ってこなくて。
  倉庫を見に行ったら、本当にモンスターみたいな人影が……

 タイ兄さん:
  モンスター、みたいな人影て言われても分からんかったのか?

 クリリル:
  だ、だって冒険なんかしたこと無いし、
  プルルとかクローラーくらいならまだ分かるけど、
  人間みたいな感じで、なんか固そうな感じの……怖くて、
  近くまで行くことも出来なくて……

 タイ兄さん:
  ああ、せやな。
  冒険者じゃないと、そんなとこやな。
  なんか、見た目でわかることあったか?

 クリリル:
  ええと、大柄な人が、キカイで出来た鎧を着こんでいるような……。
  あと、妙にずんぐりむっくりした人みたいな、良くわからないのも。

 タイ兄さん:
  〇〇、こりゃお前の出番やな。
  このお嬢ちゃんには荷が重すぎるで。
  おそらくDEMの類やら、機械系のモンスターの類やろから、
  生半可な冒険者には任せられへん。
 
  お前、ちょいと倉庫の奥まで行って
  そこにいるモンスターの親玉辺りを
  このカメラにパシャっと収めにいくで。
  カメラはお前が持ってや、ほれ。

 クリリル:
  えっ?
  ま、待ってください。
  あたしにはそんな事できませんよぅ!

 タイ兄さん:
  ん。
  ああ、まちごーたで。
  ○○に渡すつもりで
  この嬢ちゃんにわたしてもーた。
  改めて受け取っといてや。

 クリリル:
  あ、あのっ!
  出来れば、ロギーを、助けて……
  服装は、あたしと同じ感じで、その、
  あなたに見合ったお礼なんてできないですけど、その……

 タイ兄さん:
  ま、ワイはお前が掛け持ちしようがやる事さえやってくれればええで。
  一応、ワイもこっそりついてくが荒事は全部任せるで。

 クリリル:
  あ……ありがと……
  ありがとうございます……!

 タイ兄さん:
  カメラも忘れずに持っていくんやで。
  せやな。奥まで持ってくっちゅーコトやから、
  運搬クエストにしといたる。
 
  せやな……奥におるのが何かはさっぱりわからんけど、
  想定外の事ならイレギュラーとでも言っておこか。
  わかりやすいやろ?

(クエスト「LV95 倉庫を調べるんや!」)

 クリリル:
  はい、カメラですね。
  よろしくお願いします……!

 タイ兄さんの記録用カメラ(イベント)を受け取った。


 クリリル:
  あ、あのっ!
  出来れば、ロギーを……
  服装は、あたしと同じ感じで、その、
  よろしく、お願いします……。


 >ダンジョンに行く?
  YES
  NO

→NO
 クリリル:
  え……あ、はい。
  お忙しいんですよね。
  あの、御用が済んだら、その。
  助けて……欲しい、です。

→YES
 遺跡内部へ

**2『インスタンスダンジョンにいる「イレギュラー」に話しかけよう』 [#kfff643c]
''遺跡内部''
  少女が倒れている。
  外傷はないので、眠っているようだ。
  服装から、この子がクリリルの友人のロギーなのだろうと判断できる。

 ロギー:
  ……来る、DEMが攻めてくるっ……
  なんとかしなきゃ、追い返さなきゃ……

 タイ兄さん:
  寝言みたいやな。
  さっきの娘と同じような育ちなら、DEMの事なんぞそらんと思うけど
  なんで知っとるのか分からんな。
 
  幸い、この娘はモンスターから狙われておらんようだし、
  まずは奥に進んでみるで。

''遺跡内部''
  明らかに、周囲のモンスターとは別種のモンスターが
  不自然な動きを繰り返している……

 タイ兄さん:
  なんや、これ。
  ……アルパカかいな?

  (イレギュラーを検知
   イレギュラーを検知……)

 タイ兄さん:
  イレギュラー?
  何を言うとるんや……?
 
  DEMの中から出て来とる冒険者を、
  DEM連中がイレギュラーちゅう名前で
  区別しとるってのは聞いたことがある。
  けど、これはなんか別っぽいな。
 
  そもそも、こいつ周囲のDEMの類とは明らかに違うで。
  むしろこいつのほうがよっぽどイレギュラーやな。
  ま、ええ。カメラかしーや。
  パシャッとな……と。
 
  とりあえず、ここのモンスターは本物……
  ちゅーわけでは無さそやな。
  幻覚の類、ちゅーには危険すぎるけど、
  なんかあいつら姿うすれて来とるで。
  ……そのうち消えよるな、あれ。
 
  なんぞ納得いかへんけど、倒れとった娘もそのうち起きるやろ。
  まずは戻るとしよか。

**3『ダウンタウンにいる「クリリル」に話しかけよう』 [#r4fbc50c]
''ダウンタウン''
 ロギー:
  あれ、クリリル……?
  なんでまだこんなところにいるのぉ!?
  敵が、敵が攻めてくるのよぅ!

 クリリル:
  ロギーっ!
  良かった、無事でよかった!!
  あなた、何かが攻めてくるとか言って
  一人で倉庫の奥に行っちゃったのよ。

 ロギー:
  そうなのよぅ!
  敵が攻めてきてあぶないのよぅ!

 タイ兄さん:
  そいつらなら、ここにいる
  ○○が全部やっつけたで。

 ロギー:
  うそっ!?

 クリリル:
  本当よ!
  あなた倒れてたって聞いたけど、怪我とかない?
  大丈夫?

 ロギー:
  そう……なんだ……
  よか……った……

  ロギーの手から、何かが落ちた。

 ロギー:
  ……あれ?
  わたし、一体何をしてたんだろ?
  なんで敵が攻めてくるなんて思ったの?
  なんで、本当に敵が攻めてきたの……?
 
  おねーさんと一緒に倉庫に行って、
  その後にやっぱり不安になって……
  でも、なんで不安だったのかもよくわからない……

 クリリル:
  ○○さんが全部
  やっつけてくれたみたいだけど、
  本当にモンスターが出たのよね?
  こんなの、誰に言っても信じてもらえそうにないけれど……

 タイ兄さん:
  あの娘、今なんか落としたけど
  その瞬間にまともに戻ったみたいやな。
  それ、なんやろな?
 
  ふむ、そいつはあの紙片やな。
  もしや、この紙片が影響しとったんか?
  あのモンスターも、これやろか?
  ……危ないもんやから、回収するで。
  ○○、拾っといてや。

 ロギー:
  うん、あげる。
  助けてくれたんだね、ええっと、その。ありがとね。

  ロギーの持っていた紙片を拾い上げた。

  (危険が……
  (空行)
   ……DEMの侵攻が……
   …………いずれ、ここにも……)

 タイ兄さん:
  おい、どないした?
  (空行)
  ……なんぞ、声が聞こえた?
  ふむん、紙片に意思でもあるんか。
  お前は平気って事は、鍛えとる冒険者であれば大丈夫なんかな?

 イリス博士:
  (とはいっても、その方くらい強くなっている冒険者さんなんて、
   そうそう世の中にはあふれていないかと思いますけど……)

 クリリル:
  あ、あの。
  今回は本当にありがとうございました。
  あなたが来てくれなかったら、ロギーはどうなってたか……

 ロギー:
  実感ないんだけど、わたし、そんな危ないことになってたんだ……
  そろそろお仕事に戻らなきゃいけないから、先に戻るけど……
  ありがとね♪

 クリリル:
  お先に失礼します。
  (空行)
  もう、ロギー!
  あの人凄い冒険者さんなんだよ?

 タイ兄さん:
  さて、カメラで撮った写真を……
  やっぱ、見た目はアルパカやな。
 
  ただ、普通のアルパカがイレギュラーとか喋るわけもなし。
  まともやないのは確定として……

 イリス博士:
  (イレギュラー、って言ってましたね。
   そして、あの倉庫の中にいたDEMのモンスターたちとは
   明らかに違う見た目でしたし……)
 
  (あの本に関わりがある何か、という可能性もありますから、
   やっぱり注意が必要ですよね。
   でも、なんで倒れてたんでしょう?)

 タイ兄さん:
  そこやな。
  ま、あのDEM共がどこから湧いたかも気になるところなんやけど、
  何かあれが特殊なものっちゅーのはわかる。
 
  紙片はまだ2つだけ。
  まだこの後でも出くわすかもしれんな、あの妙な……
  せやな、イレギュラーと呼んでおけばええか。
  さて……お、連絡やで。
 
  (通信音)
 
  ワイや、タイ兄さんや。
 
  おー。
  なるほどな、おおきに。
  いや、お前らは少なくとも一度は影響が出とるさかい、
  回収はこっちでやっとくでー。
 
  次はファーイーストやで。
  なんでも、人が変わったようになったオッサンがおるらしいで。
  どこまで変かは分からんけど、とりあえず行ってみようや。
 
  ……あー、面倒くさ。
  あ、忘れとった。そのオッサンの名前、
  オッサーって言うらしいで。探してみてや。

 >ファーイーストシティに行く?
  YES
  NO