Iris システム / カード一覧(EX1/EX2/その他) ( 索引 ) / アビリティベクトル ( 索引 ) /フレーバーテキスト集( 1 / 2 )/ (外部)カード一覧
やぁ、また会えたね!
えへへ、ボクもキミに
会いたかったんだ~♪
人間になりたいなぁって
思っていたら、
人間になれたんだよ。
ボクがキミの盾になるよ♪
今日もたくさん冒険しよ?
ボクも大きくなったら
世界をまたにかける
冒険者になるんだから
頼ってくれていいんだよ?
みんなのお役に立ちタイニ~♪
おい、かまえっ
どっかつれてけっ
ついてってやる。
喜べ!
……むう。
私をじゅっぷんいじょう
一人ぼっちにしたら
ケーキあげないからな。
つまんない!ひま!かまえ!
撫でるな!ばか!
…………むうう。
ここはタイニーアイランド!
夢の中から来ることができる
不思議なタイニーたちの島。
あのね。
大切にされたぬいぐるみだけが
タイニーになれるんだよ。
もし大切なものが心を持ったら
ボクみたいにキミとおはなしを
できるようになるかもよ?
今日も、キミをもてなすよ!
りんごをみんなと食べてから、
一緒に冒険に行こうよ!
ボクがキミの盾になる~♪
お星さま、少なくなっていく。
我々、ネイティブが
お星さまを空にかえすため
「星打ち上げマシン」、
作ってみた。
これ、お星さまを空に
戻すための道具。
お星さま、この中に詰める。
打ち上げる。
お空にかえることが出来る。
何度も繰り返せば
きっと、もとの星空に戻る。
お前も、手伝え。
星は、きらきらした草の中。
探せば、すぐ、見つかる。
俺たちパイレーツタイニーは
あの大きな戦艦に乗って
やって来たのだー!
どうだ!すごいだろう!!
近づくなよ!
近づいたらひどいぞ!
それ以上近づいたら
大砲が火を噴くぞ!!
どっかーんだぞ!
こわいぞぉ!こわいぞぉ!
ああー!!
近づいたらダメだってばぁ!
北海道
青森県
岩手県
宮城県
秋田県
山形県
福島県
それぞれの地域の方言を話す
ご当地タイニーたちは、
いつもお国自慢で張り合って
しまうクセがあるようです。
つまり、みんながそれぞれ
地元を愛しているのですね。
東京都
神奈川県
埼玉県
千葉県
茨城県
栃木県
群馬県
山梨県
それぞれの地域の方言を話す
ご当地タイニーたちは、
いつもお国自慢で張り合って
しまうクセがあるようです。
つまり、みんながそれぞれ
地元を愛しているのですね。
新潟県
長野県
富山県
石川県
福井県
愛知県
岐阜県
静岡県
それぞれの地域の方言を話す
ご当地タイニーたちは、
いつもお国自慢で張り合って
しまうクセがあるようです。
つまり、みんながそれぞれ
地元を愛しているのですね。
三重県
大阪府
兵庫県
京都府
滋賀県
奈良県
和歌山県
それぞれの地域の方言を話す
ご当地タイニーたちは、
いつもお国自慢で張り合って
しまうクセがあるようです。
つまり、みんながそれぞれ
地元を愛しているのですね。
鳥取県
島根県
岡山県
広島県
山口県
徳島県
香川県
愛媛県
高知県
それぞれの地域の方言を話す
ご当地タイニーたちは、
いつもお国自慢で張り合って
しまうクセがあるようです。
つまり、みんながそれぞれ
地元を愛しているのですね。
福岡県
佐賀県
長崎県
熊本県
大分県
宮崎県
鹿児島県
沖縄県
それぞれの地域の方言を話す
ご当地タイニーたちは、
いつもお国自慢で張り合って
しまうクセがあるようです。
つまり、みんながそれぞれ
地元を愛しているのですね。
あけましておめでとう!
新年を迎えるにあたって、
ボクたち餅つきタイニーが
おいしいお餅をつくよ!
白いゼリコを臼に入れ、
ぺったん、ぺったん。
お餅をこねながら、
ぺったん、ぺったん。
おいしいお餅の出来上がり♪
お醤油で磯部焼き?
お雑煮もおしるこも
ボクたちは好きだなぁ。
キミはどうやって食べる?
雪の舞うアクロニア大陸に
大きな袋を担いだ
サンタタイニーが
やってきました。
「メリークリスマス♪」
良い子が寝静まる聖なる夜に、
クリスマスツリーの
ライトに照らされながら
サンタタイニーは
プレゼントを配っていきます。
子供たちは枕元のプレゼントに
喜んでくれるでしょうか?
「フレー!フレー!」
「がんばってー!」
「モンスターなんかに
負けるんじゃないぞぉ!」
タイニー応援団による
熱烈な応援を受け、
冒険者たちはめげそうになる
心を奮い立たせた。
冒険者は武器を構える。
目の前のモンスターは強いけど
不思議と負ける気がしない。
タイニーエンジェルが
青空に向かって高らかに
奏でた優しい音色が
辺り一帯に響き渡ると、
急に体が軽くなった。
今ならどんな困難にも
立ち向かっていける!
打ち勝てる……!
そんな気がする。
タイニーエンジェルの
祝福のファンファーレが
冒険者を包み込む。
安楽椅子に背を預け、
暖かい暖炉の前で
たくさんの本を読みながら
知識と教養を蓄える。
大きな古時計が
時を刻んでいく……。
ジェントルタイニーは
優雅なティータイムを
過ごしていた。
飛空庭は街の喧騒から離れ、
静かでゆったりとした時間を
与えてくれる。
我輩はノーブルタイニーじゃ。
未熟な冒険者よ。
命を粗末にするでない。
これも何かの縁。
退屈しのぎにちょうどいい。
そなたのうしろは、
我輩に任せるのだ。
微力を尽くすとしよう。
案ずるな。
回復薬だってしっかりと……
……あっ!
屋敷に忘れてきてしまった!
じ、じいはおるか!?
エンシェントアークの中を
横切る謎の影。
大きくて特徴的な
その帽子は……
「タイニー……?」
いや、よくよく見ると
タイニーではない。
明らかに何もかもが
タイニーとは異なるのだ。
そいつは飄々とした態度で
困惑する冒険者たちを
見下ろしていた。
ドミニオン世界のかつての首都
旧アクロポリスシティ。
DEMに占領されてしまった
首都の奪還を目指して、
ドミニオンたちは地下に
広がる大水路を経由して
横穴をつなげることに
成功した。
これから戦いは
最終局面を迎える。
DEMたちの強力な重火器や
分厚い装甲に阻まれながら
ドミニオンたちは突き進んだ。
タイタニアたちが住む天空都市
エル・シエルは空に浮かぶ。
その街へは特殊な結界を
突破しなければ、
たどりつくことができない。
どこまでも続く大海原の
孤島に設置された装置は
長きにわたり他者の侵入を
許してこなかった。
白と青の街並みは
大空に溶け込みながら
タイタニア種族の
平和と安定を保ってきた。
交易都市アクロポリスシティは
アップタウンとダウンタウンの
二階層からなる巨大な街だ。
それぞれ違った雰囲気だが
ダウンタウンは独特な
活気にあふれている。
中央に位置する露天商地区。
話題のムービーを上映する
四つのシアター。
騎士団演習を主催する闘技場。
イリスカードについて研究する
ジーニャ博士のカードラボ等。
たくさんの施設が冒険者を
手厚くサポートしてくれる。
農業が盛んなファーイースト国
の首都ファーイーストシティは
自然豊かな山々に囲まれた、
のどかでさわやかな街だ。
しかし、一歩街を出れば
「フシギ団」と名乗る
無法者たちのアジトがある。
また、イーストダンジョンや
アンデッドの城が迷い人を
飲み込んでいく……。
彼らは街を高い塀で囲い、
自衛のために緑盾軍を結成して
脅威に立ち向かっている。
モーグ炭採掘場を中心に
木のデッキで組まれ、
荷運び用のロープウエイが
縦断するモーグシティは
炭鉱夫たちの街だ。
そんな街の西にある
マーチャントギルド総本山には
数々の疑惑が渦巻いている。
光の塔への渡航費や
モーグ炭の不正売買、
議員との癒着……。
モーグの民が得るべき富を
モーグの民たちは取り戻す
ことができるのだろうか。
鉄火山が活発に活動を続ける
アイアンサウス島には、
アイアンサウス連邦の首都
アイアンシティがある。
アイアンシティには
大工場やタタラ場などがあり、
火山の熱を利用した鉄鋼業が
盛んに行われている。
上層階と下層階、
そして東西に分かれた街では
汽車が頻繁に往来している。
また、傭兵や空軍が在籍し、
国の備えも十分すぎるほどに
充実している。
ノーザン魔法王国にある
ノーザンプロムナードには
魔法ギルド総本山があり、
全てのスペルユーザーの
本拠地となっている。
ノーザンプロムナードの
奥にはヴェルデガルド女王との
謁見を行うことができる宮殿や
僧兵たちの詰め所がある。
近年ではノーザンプロムナード
の一角に巨大図書館の入り口や
ノーザン王国市民街への通路が
あるという噂が実しやかに
ささやかれている。
アイアンサウス連邦の領土だが
経済特区として自治権が認めら
れているトンカシティは
マリオネットや飛空庭の職人が
多く住む職人の街だ。
街を見回る警備ロボは
犯罪を未然に防ぎ、街の安全を
維持するために貢献している。
また、トンカシティの空港には
アイアンシティに程近い
マルクトの船着場の他、
マイマイ島やアクロポリスへの
便があり、交通の要所として
冒険者たちに重宝されている。
今まで伝説だと信じられていた
「天まで続く塔」や超兵器の
存在の可能性が信憑性を帯び、
混成騎士団は調査隊を
マイマイ島へ派遣した。
全世界を揺るがす大戦争に
発展するのではないかという
憶測まで飛び交い、
バオバブの木が自生する
自然豊かなマイマイ島は
一気に騒がしくなった。
小さな南の島を舞台に
人々の思惑が渦巻く……。
世界樹と呼ばれる大樹を擁する
ウォーターレイアー島には、
マーメイドと呼ばれる古き民が
暮らしている。
世界樹を守るマーメイドの
三姉妹はこの島を訪れた
冒険者に頭を垂れた。
ウォーターレイアーの伝承では
塔より現れし者は血に飢えた
亡者だと言い伝えられていた。
「……でも、あなたは違う。
証明して欲しいのです。
我々の敵ではない……と。」
東アクロニア海岸の
高台にある大陸の洞窟には
命知らずの冒険者たちが集う。
入り口近くにはウィスプや
ドラッキーが待ち受けている。
可愛い顔をしているが
なかなか手強いモンスターだ。
奥へと進むとローキーや
モックーなど好戦的な
モンスターたちが縄張りを
守るために襲い掛かってくる。
地下水に満ちた最下層を
さらに進むとインスマウスの
里があるとかないとか。
軍艦島の廃炭鉱には
モンスターがひしめき合う。
腕に自信のない冒険者は
引き返した方が身のためだ。
ガブルやキラービーストなどの
モンスターたちの鋭い爪が
冒険者を容赦なく切り裂く。
満身創痍の中、追い討ちを
掛けるようにタランチュラの
毒が冒険者を蝕んでいく。
命からがら物陰に隠れても
凶暴なブラックベアや
ダークベアは血の臭いを
嗅ぎつけ、襲ってくるのだ。
死にたくなければ
スノップ雪原にある
氷結の坑道には
行かない方がいい。
氷柱が迫る狭い道が入り組み、
逃げれば逃げるほど、
ダンプティーやエッジなど
たくさんのモンスターに
囲まれてしまうだろう。
そんなモンスターたちの群れに
気を取られていると、音もなく
近づくデスの鎌の切っ先が
そっと喉元に添えられて……。
アイアンサウスにある
サウスダンジョンは
いい鉱物の採掘場なのだが、
モンスターが手強く怪我人が
続出している危険な場所だ。
採掘場としてある程度の
整備はされているものの、
鉄火山の溶岩が流れる
ダンジョン内には意識が
遠退くほどの熱気が立ち込め、
さらにホウオウの強烈な炎や
ラーミアや白い使い魔などの
魔法に追い詰められ、
採掘は思うように進まない。
ノース中央山脈を越えた
ノーザン地方の奥地に
ノーザンダンジョンはある。
そこにノーザンシティ地下の
王立魔法研究所から逃げ出した
ミニー・ドゥがいるという。
間髪入れずに繰り出される
スケルトンアーチャーの矢や
アルカナジャックの槍、
アルカナハートたちの拳を
潜り抜けて、女僧兵からの
依頼を受けた冒険者は
ノーザンダンジョンを
駆け抜ける。
ファーイースト評議会も
近寄らないよう警告する
イーストダンジョンは
毒の菌糸に汚染された森。
一見すると畑にあるかかしの
姿にしか見えないスタートラー
など危険なモンスターも
数多く生息している。
この毒の森のどこかに、
精霊が住んでいるという
伝説がファーイーストでは
語り継がれている。
姿を見たという者は皆、
綺麗なヒスイを手にしていた。
秘密裏に掘り進めていた
敵の拠点へと通じる
軍艦島地下トンネルが開通し、
ついにドミニオンたちに
反撃のチャンスが巡ってきた。
DEMたちに占領された
アクロポリスへと続く
この地下浄水施設には、
イクチやドミニオントード
などの不気味なモンスターに
怯んでいる暇はないのだ。
古より始まった戦歌を
この手で終わらせるために……
ウォーターレイアー島にある
海底洞窟は、決まった時間に
水の流れが変わるほの暗い
水底の世界。
寒流時にはバルーンジェルや
エンジェルフィッシュの群れが
縦横無尽に忙しなく泳ぎ回り、
暖流時にはポイズンジェルや
スイムフィッシュの群れが
海中を悠々と漂う。
岩場の隙間から差し込む光が
ゆらゆらと揺れ、世界から
切り離された海底洞窟だけの
独特な時間が流れている……。
「俺の暇潰しに
付き合ってくれんかね?
やり方は簡単!
俺と戦うだけ!
勿論、人間に合わせた
手加減はするから、
安心してちょーだいな!」
人間がくじら岩の最奥まで
辿り着くことは滅多にない。
エミルドラゴンは嬉しそうに
冒険者に戦いを持ちかける。
「もし俺に勝てたら貴重な物を
プレゼントするぜ。」
この武器は「器」だ。
エミルドラゴンから授かった
武器は、心と魂を宿す事を
前提に作られていた。
「魂」にあたるコアを武器に
組み込むには武器の素材である
竜玉と対等かつ対極の性質を
持つ素材が必要だという。
「……なるほど、竜玉か。
他ならぬ貴様の頼みだ。
貴様が私に今一度力を
示すことができればの
話だがな。」
冒険者は「力」を求めた。
その「力」はあまりにも強大で
「力」を受け継ぐに値するか、
自ら示さなければならない。
自身の内に秘められた資質を
開花させるのは自分自身。
さらなる高みへ……
「力」の頂を目指して。
冒険者は剣を構えた。
目の前に立ちはだかる
頂を目指す己自身を打ち破り、
「力」を手に入れるために。
有史以来、全ての書物が
収蔵されている図書館から、
古の時代、次元の狭間に
封じられた邪神について
記した最も危険な書物が
盗まれてしまった。
司書・セラエノの話によれば
書物を盗んだ魔術師は
邪神復活の方法を導き出して
しまっている可能性がある。
世界の命運を左右する一大事に
腕利きの冒険者たちは
「次元の聖堂」へと向かった。
DEMに占領され、陥落した
アクロポリスシティと程近い
場所に位置するヘルサバークは
ドミニオンとDEMの
戦いの最前線だ。
DEMがいつ仕掛けてくるとも
分からない状況下で、夜な夜な
レジスタンスの隊員たちが交代
でパトロールを行っていた。
いざという時のために、
不気味に行き交うモンスターを
相手に腕を磨きながら、
今夜も広大な砂漠を見回る。
冒険者が手に入れたのは
ディメンション廃炭鉱でしか
手に入れることができない
ディメンション石炭という
不思議な鉱物だ。
これがディム博士が研究する
次元断層に関係があるらしく、
研究のために集めてくるよう
冒険者はディム博士からの
依頼を受けたのだ。
「さすが俺!
ディメンション石炭を
手に入れたぞ!!」
ディメンション大陸の洞窟では
ディメンション硬石という
不思議な鉱物が手に入る。
ディム博士の依頼を受けて、
ディメンション硬石を集めに
ディメンション大陸の洞窟に
冒険者たちは挑んでいた。
「キリがない……っ!」
しかし、見覚えのある姿の
強さを増したモンスターたちが
ひっきりなしに襲ってくる。
ディメンション硬石を
無事に届けられるだろか。
「ああ!閉まらない……っ」
Dノーザンダンジョンに
挑戦したトレーダーは
ディメンション氷石で
一攫千金を夢見ていた。
が、調子に乗って
集め過ぎてしまったようだ。
ディメンション氷石は
カバンからあふれ出し、
キャパシティーオーバー!
背後に迫るモンスターたち!
まさに絶体絶命!
冒険者が見つけたのは
透き通った紫色の水晶。
Dイーストダンジョンと
その周辺でしか入手できない
ディメンション水晶を
冒険者はそっと掲げた。
木々の隙間から差し込む光が
キラキラと水晶の中で
乱反射していた。
「すごい、綺麗……。」
「うわあああ!?
ただの樹じゃなかった!
見惚れてないで逃げてぇ!」
ディメンション氷結の坑道は
迫る氷の壁で死角が多い。
「ディム博士の言ってた
不思議な鉱物なのかなぁ?
すごく綺麗……!」
ディメンション琥珀だった。
透き通った鉱物を冒険者は
嬉しそうに拾い上げる。
しかし、ここはダンジョン。
一瞬の油断が命取り。
死角を突いて迫るモンスターに
冒険者はまだ気づかない。
歴戦の冒険者も
尻込みしてしまう、
Dサウスダンジョンだけで
手に入れることができる
ディメンション翡翠は、
ダンジョン内を流れる
赤々とした溶岩とは対照的に
涼やかな輝きを放っていた。
灼熱のダンジョンの中、
なめらかな手触りと
ひんやりとした感触。
思わず冒険者たちも
戦いの手を止めて
その輝きに魅せられていた。
どんよりとした曇り空の真下。
モーグシティの沖合いにある
光の塔の最上階で、冒険者は
金色に輝くりんごを見つけた。
りんごを一口だけかじると、
酸味の少ないさわやかな
甘みが口いっぱいに広がり、
激しい戦闘で負った傷が消え、
身体の不調も失せるという。
「これがその禁断の果実ね。
やっと手に入ったわ……!」
「ねぇ、後ろから敵が……」
厚い灰色の雲に覆われた
光の塔の地上階に生息する
トゥインクルから得られる
鉄のとげを求めて、
冒険者は武器を構えた。
一定のリズムで寄せる波の
向こうにはモーグシティが
霞んで見える。
冒険者が武器を握る手に
力を篭めた時だった。
つんざくような雷鳴が轟き、
あっという間にトゥインクルの
群れに囲まれてしまった。
スペクターというモンスターを
ご存じだろうか?
お札のようなものが付いた
風変わりな帽子を被った
モンスターなのだが、
そのスペクターの帽子が
アクロポリスシティで
密かなブームを
巻き起こしている。
独特なデザインの
スペクターの帽子を使った
着こなしは難易度高め!
着こなすことができれば
君も超一流のおしゃれさんだ
酒屋店員のお姉さんから
紹介された仕事は
ホカホカ石を集めること。
「こんなにホカホカ石を集めて
何に使うんですか?」
ここ、タイニーアイランドは
ホカホカ石を必要とするほど
寒くはないはずだ。
「タイニーちゃんたちの
サウナに使うみたいよ。」
「サウナ!?」
ファーイーストシティには
様々な農作物を育てている
畑がたくさんある。
人手が足りないと困っていた
農家のサムの依頼を受け、
冒険者はぽかぽか陽気の
ファーイーストで草むしりに
いそしんでいた。
「これを抜いたら、
あっちの畝もやろうかな。」
マンドラニンジンとかかしに
見守られながら、草むしりの
アルバイトは続く……。
キラービーの峠道で起きた
がけ崩れでできた割れ目の
先にはキラービーの
巨大な巣穴が広がっていた。
早速、退治に乗り出した
西軍討伐隊だったが、
隊員たちはビーが苦手。
なかなか思うように
討伐作戦は進まない。
ならばと手伝いを買って出た
冒険者だったが、巣穴に入って
数秒でその申し出を後悔した。
「痛いよ!刺さないで!!」
パイレーツタイニーと
ネイティブタイニーは
いつもケンカばかり。
カモミールの花言葉は
「仲直り」
お互い、素直になれないだけ。
パイレーツタイニーは
カモミールの花を押し花にして
手紙に添え、冒険者に託す。
ネイティブタイニーに
パイレーツタイニーの
素直な想いは届くだろうか。
魔女の聖杯と呼ばれる魔導器
ウィッカ・グレイルに
守られるように、
無限回廊の奥深くで
少女は漂っていた。
儚い印象の少女からは
想像できない凶悪な魔法の
数々に歴戦の冒険者たちも
圧倒され、立ちすくむ。
古代の魔導書を操る
少女の口元が不敵にゆがむ。
「……ソウルプランダー……」
アクロニア混成騎士団とは、
アクロポリスを警護するために
世界の4大都市国家から
派遣された連合軍だ。
腕が鈍らないよう彼らは
頻繁に騎士団演習を催し、
日夜切磋琢磨している。
そんな騎士団演習で各軍の
隊長を務めているのが
各軍の精鋭である
イータ、ランスィ、
ユーク、ノールの4人だ。
「勝利はわが軍が頂く!」
無限回廊中層に現れるという
光り輝くラッキープルル。
見つけた者に
幸運をもたらすという
ラッキープルルと宝箱の
存在は冒険者の間で
語り草となっていた。
ある冒険者が言うには、
その宝箱はレンジャーたちの
開錠の技術を持ってしても
開けることができず、
力ずくでこじ開けるしか
手段がないのだとか……。
いつ頃から地上に多様な魔物が
徘徊するようになったのか。
歴史書や生命の分化の樹形図を
元に組み立てた仮説を
延々と語り続ける考古学者に
助手は深いため息をついた。
「先生は話し始めると長くて
困るんですよねぇ……。
ところで『異界の金貨』を
譲ってくれないかしら?
フィールドワーク中に
手に入れたコレクションから
好きな物をあげるわ。」
ネコマタが好き過ぎて
衣装を作ろうと思い立った
ネコマタ好きのお姉さん。
しかし、衣装をデザインできる
ほどのセンスを持ち合わせては
いなかった……。
悩んだ彼女は同じように
ネコマタが大好きな人に
衣装のデザインをしてもらい、
念願の衣装制作を開始!!
「これをネコマタに着せたら
……キャー!可愛すぎる!!
よし、全てのネコマタが
着れるようにもっと作る!」
東アクロニア平原などで
たまに見かける赤い奴。
「……!」
アップタウンの東側は
我々マンドラハバネロの
テリトリーだぞ!!
……強い奴の仲間に
なってやらないこともない。
今日も平原のどこかで
高温の炎を吐きながら
マンドラハバネロたちは
我が物顔で平原を歩き回る。
釣り場あるところ
コソドロインス様あり!
俺様が冒険者のカバンから
拝借している練り餌は、
そこそこの値で売れるんだぜ。
練り餌には色がついていて、
色によって釣れる魚が
違うらしいんだよな。
だから、釣り人たちは
練り餌がいくらあっても
困らないって訳だ。
おい、まさかお前……
練り餌を奪おうとしてないか?
無限回廊で見つけた
いびつなサボテンの種から
とぼけた顔の珍種のサボテン、
サボッテンを手に入れた。
「あ~、もう……
働きたくないゆ~たのに……
人使いあらいわぁ。」
サボッテンは僕の後ろを
歩きながらぼやいてばかり。
うるさい奴だけど彼のおかげで
程よく緊張がほぐれたりする。
だから、いなくなってしまうと
それはそれで寂しいと思う。
トラップを踏んでしまった
仲間が何処かの牢に
閉じ込められてしまった!
ようやく見つけた
仲間のいる牢の前には
ハニーワファイターが
槍を携え、待っていた。
不気味な風貌と表情のない
ひび割れた顔は冒険者たちの
恐怖を掻き立てる。
震える身体を押さえつけ、
冒険者は武器を構えた。
チャンピオンを目指して、
ボクサーパンダは日々の
鍛錬を決して怠らない。
愛くるしい姿からは
想像もつかない
えぐるようなアッパーが
適格に相手の顎を捉える。
間髪入れずに繰り出された
右ストレートは相手の隙を
突いて勝利を手繰り寄せる。
「モフモフモフモフッ!
モッファ~ッ!
モッファ~ン!!」
お気に入りの懐中時計の
短針と長針が示すのは
ティータイムの午後三時。
入り組んだ無限回廊の
迷路を行ったり、来たり。
階段の上か下か?
まっすぐ続く廊下の奥?
曲がった角の突き当り?
それとも、閉ざされた
牢の向こう側?
ティーパーティーの
会場は何処だったかな。
気性の荒いドラゴンを
手綱一つで巧みに操り、
ドラゴンライダーは
無限回廊の狭い廊下を
駆け抜けていく。
ドラゴンの鋭い牙が冒険者の
背中をえぐるのが先か、
ドラゴンライダーの槍が
身体を貫くのが先か。
闇雲に逃げ回っても
距離は縮まっていくばかり。
ああ、袋小路に捕まった……。
飛空庭職人のマイスターロウを
手伝うためにトンカを訪れた
冒険者は何やら苛立った様子の
マイスターロウに恐る恐る
声を掛けた。
「あいつに頼まれてきた奴か?
いいところに来たよ!
資材を取って来てくれ!
良いか、よく聞けよ?」
慌ててメモ帳を用意すると、
冒険者はマイスターロウからの
依頼を聞き漏らさないよう
説明に耳を傾けた。
東西南北。
寒い場所も暑い場所も。
ダンジョンの前や
冒険者が通る国境の街など。
酒屋のクエストカウンターで
働く彼女たちは各地に出張し、
冒険者たちをサポートするよう
言い渡された。
酒屋が仲介するクエスト以外に
各職業ギルドや軍からの依頼も
彼女たちは斡旋している。
「私たちがお役に立てることは
ありますか?」
ダウンタウンの北側に
開店したたまいれ屋では、
一風変わった女性たちが
冒険者の応対をしていた。
「他の人の「心」と
あなたの「心」を
結びつけることで、
あなたの「心」に秘められた
力が引き上げられるのよ。
あなたにふさわしい
「心」は……。」
エントーラとリットが
大きな水晶玉を覗き込んだ。
ある日、騎士団演習に
参加することを決めた
えんちゃんは冒険者仲間の
しゅうくんから騎士団演習の
いろはを学んだ。
運搬演習では大活躍!
転職を果たして臨んだ
リーダー戦演習でも
マリオネットの力を
借りつつ果敢に挑み。
いざ、実力主義の
一般演習の戦場へ!!
「騎士団演習は初めて?
私たちが教えてあげるわ!」
ほら、ごらんなさいな。
わたしの大事な姉様がくれた
とっても便利な魔法の鍵。
この鍵を使えば、
いろいろなところに
飛んで行けるはずなのに、
機械とかの扱いが苦手な
わたしが使うと何故か
目の前の人がどこかに
飛んで行ってしまうの……。
よろしければ、
あなたを目的地まで
送って差し上げてよ?
イリスカードの絵を
映すことができる不思議な
イリスカード専用の額縁。
壁に掛けられるサイズで
部屋にどんな絵を飾ろう?
写真立てのような額縁には
どんな思い出の絵を飾ろう?
やっぱり、こっちの絵のが
良いかしら……?
たくさんのイリスカードの
中からお気に入りの絵を
額縁に入れて飾ってみよう!
カーマインブリック遺跡の
最奥の部屋で、その男は
不機嫌そうに眉を寄せ、
冒険者を見下ろした。
「次から次へと……。
誰の許可を得て我が飛空城に
足を踏み入れているッ!」
男は変わった武器を構えると
照準を冒険者へと定めた。
「まぁいい……。
飛空城に侵入した虫ケラは
一匹残らず殲滅する……!」
「私はこの飛空城の
メインシステムAI
『Cardia』と
申します。」
飛空城の全体的な機能を
管理していたという彼女は
カーマインブリック遺跡に
刻まれた歴史を語り始めた。
「……さて、そろそろお別れの
時間が来たようです。」
語り部は最後にふわりと笑うと
虚空の中へと姿を消した。
カーマイン砂漠の
西へと太陽が沈んでいく。
何処までも続く茜色の砂漠と
黄昏の空を背負った
少女の青く澄んだ瞳が
冒険者を捉える。
腰から下が獣のような
毛に覆われた四つ足で、
尻尾と翼を持った
スフィンクスと呼ばれる
少女は携えている錫杖を
夜を迎えようとしている
広大な空へとかざした。
「プルプル。
君は冒険者かい?」
プルプル。
グニグニ。
ネチャネチャ。
ヌチャヌチャ。
カーマインブリックシティの
民家にいるプルプルした
緑色のフシギなやつ。
マリオネット・スムージーは
変幻自在に姿を変える。
「ミミックリー」
「……ガガ。
……歯車……。」
カーマインブリック遺跡の
片隅にあるボロボロの機械。
求められるまま歯車をはめる。
再び走れるようになった
マリオネット・スチーマーは
華麗なドリフトを決めながら
星降るカーマイン砂漠を
駆け抜けていく。
暴走機関車と化した
マリオネット・スチーマーは
誰にも止められない……!
ブルとフシギ団団員たちが
空中散歩をしている時に
見つけたフシギ団専用の
秘密の空路を通って、
カーマインへと上陸した。
赤い砂浜に並ぶテントの
向こうには広大な砂漠。
砂漠を越えた先にある
巨大な遺跡を目指して、
オアシスにも立ち寄りつつ……
いざ!カーマイン砂漠!
個性豊かな彼らの
冒険は始まったばかり。
トンカから派遣された
チャールズたち調査団は
カーマインブリック遺跡の
最奥に大きな扉を見つけた。
ハイエミルたちによって
造られた街と遺跡に潜む
謎を解き明かす宝が
この扉の先にあるのか。
ドキドキとワクワクが
彼らの胸に押し寄せる。
固く閉ざされた扉を開くための
鍵を取り出そうと研究員が
荷物へと手を伸ばした。
カーマインブリック遺跡を進む
冒険者は突如影に覆われた。
「ゴーレムっていう
大きいモンスターが
要注意とのことだよ!」
不意に誰かの忠告を思い出す。
見上げた先に迫る拳に、
冒険者はあの忠告を
聞き流さなければ良かったと
心の底から後悔した。
次の瞬間、
ジェネラルゴーレムの拳が
赤茶色の地面を砕いた。
カーマイン砂漠にある
冒険者たちを癒すオアシス。
昼は照り付ける陽射しを受けて
キラキラと水面が光り輝き、
広大な砂漠で疲弊した
冒険者たちを潤す。
夜になると、遮る物のがない
満天の星空を映す水鏡となり、
冒険者たちに安らぎを与える。
そんなオアシスを目的に
砂漠へと足を踏み入れる者も
少なくはなかった。
サンドラットの
遙か頭上から太陽が
容赦なく赤い砂漠を
隈なく焼いていく。
高く積もった砂の山々を
越えるために発達した
自慢の脚力を持って、
カーマイン砂漠を
縦横無尽に駆け巡る。
雲一つない青空の下、
粒子の細かい砂を蹴り上げて、
今日もサンドラットは
果てなく続く砂漠を駆ける。
カーマイン砂漠に夜が訪れた。
星が瞬く夜空に
一筋の星が流れていく。
広大な砂漠のど真ん中で
そんな夜空を見上げる
モンスターがいた。
独特すぎる奇妙な姿とは
裏腹に澄んだ黒い瞳には
満天の星空が映る。
流れる星を見つめる
カッカランは何を想う?
カーマインブリックシティが
擁する巨大な遺跡の奥。
複雑な構造をした
カーマインブリック遺跡の
二階に辿り着いたところで
冒険者たちの視界が
マーシナリー・ヒラーワの
白く輝く凶悪な武器を捉えた。
そこでようやく冒険者たちは
現在の状況に気づくのだ。
いつの間にか、何体もの
マーシナリー・ヒラーワに
取り囲まれていることに……。
打倒!ボクサーパンダ!
無限回廊下層の縄張り争いで
ボクサーパンダに敗れた
トンファーパンダたちは、
リベンジのための修業をしに
カーマインにやってきた。
あの時の戦いでは敗れたが、
武器の扱いに長けている
トンファーパンダたちは、
まだ諦めていなかった。
「もしボクらを見掛けたら
遠慮なく戦ってくれ!」
シンフォニックバンド
「ヴァルミリオン」
カーマインブリックシティに
響き渡るボーカル・アンナの
力強い歌声とカルロとキアラが
奏でるギターの旋律は、
オーディエンスを巻き込んで
一体感を生み出していた。
地元カーマインで活動してきた
彼らのこれからに大注目だ!
「キミはもう、あたしの
ト・リ・コ♪」
カーマインブリック遺跡の
様々な場所に刻まれた壁画。
「昔の人たちが、
後世に歴史を伝えるために
残した壁画だと考えるのが
妥当だけど……。
ファドはどう思う?」
「でも、この壁画は何を
意味しているのでしょう?」
1つ1つを丁寧に見て回ると
隠された壁画の意味を
推測することができそうだ。
カーマインの伝統工芸品である
不気味なお面が並んでいる
カーマイン名物のお面屋。
ミステリアスなデザインの
お面だが、何処か抜けたような
可愛らしさが人気の秘密。
カーマインブリックシティを
訪れた観光客が挙って買う
人気のお土産なのだ。
ユニークなお面を片手に
店主は道行く人に声を掛けた。
「お面はいかがですか~?」
奇妙な置物には曰くがあった。
カーマインブリックシティの
お土産として置物をもらった
誰に聞いても同じことを言う。
「置物が動いた」
カーマイン名物のお土産屋の
店員は感情のない顔で言った。
ちょっとした仕掛けがあると。
ただ、あまりにも不気味な
置物の動きは、何も知らずに
お土産として受け取った人々の
度肝を抜いてしまうのだ。
カーマインブリックシティの
片隅でラクダーンを放牧する
青年は自他ともに認める
ラクダーン愛好家だ。
以前の彼は日々の生活に
息苦しさを感じていた。
そんな、ある日のことだ。
ラクダーンのつぶらな瞳に
魅せられた彼はラクダーンの
ゆる~く、まったりとした
生き方を見習うようになった。
以来、心に余裕ができて
人生が楽しくなったという。
さあ、みなさん。
行く人、来る人、お暇な人、
是非是非足を止めて
お聞きになってくださいな。
ある時は世界を混乱に陥れる
闇のストーリーテラー!
またあるときは世界を救う
天才的な研究者!
物語を語り、物語を愛し、
物語を聞くすべての人が
大好きな、その人物の正体は?
「あなたたちの事が大好きな、
流浪の紙芝居屋、です♪」
「アンジュは天使なんです♪」
「都会も、案外いいとこです」
「騎士の務めを果たすぞ!」
「カワイイ物を集めましょ?」
「ぴぃ、できるかな……?」
「もっと真面目にやらなきゃ」
「みんなでお歌を聞くぞ!」
「お菓子ならおまかせなの♪」
「調理中は……見ないでね♪」
「ほら、おてて出せ(ぎゅ)」
「小生は大丈夫、です」
「皆、元気にしてるかな?」
「なんでもクエストカウンター
ただいま営業中です♪」
既に通り過ぎた、遠い過去。
争いの時代に生きた、
一人の研究者がいた。
人の心とその想いの力を研究の
対象とし、存在しえない存在が
そこに存在できるように祈る。
争いの時代のその先を眺め、
未来への種を撒きつづけた
その女性は、その芽生えを
見ることなく去って行った。
後に続く、誰かの事を信じて。
「世界を愛してくれる、
誰かを探すそのために……」
空飛ぶ教室飛び出して、
こっそり始める秘密の稼業。
なんでもクエストカウンターの
受付嬢とは、世を忍ぶ仮の姿。
一人仕事を切り盛りするのは、
一部で噂のデス・アルマ。
人とアルマの融和を求め、
今日も帳簿と格闘中。
生きていくのに必要なのは、
絆と、心と、少しの資金。
そんなクエストカウンターに、
今日も妙な依頼がやってくる。
「おお、依頼かね?」
小鳥さんはちゅんちゅん
お日様はぽかぽか
今日も楽しそうに歌っています
みなさんが幸せそうだと
アンジュもとっても嬉しいです
だって、アンジュは
みなさんの幸せを祈る
天使なんですから♪
エンジェルフェザーは
今日も無垢に祈る。だが、
何に祈るのかは誰も知らない
「幸せでありますように……」
アクロポリスは大都会、
生まれ故郷と大違い、
人波に迷い、石壁におびえ、
戸惑った日々も今は昔。
都会にだって花は咲く、
都会にだって人情がある。
狭い見識を打ち破るべく、
モーモーは今日も
街を探索しては、人々の
親切に助けられて帰ってくる。
人を助けて、助けられ、
田舎娘は今日も行く。
「かあさん、うちは元気です」
鋼の甲冑、しろがねの剣、
威風堂々たるその姿。
空虚な中身に体が増えて、
僕は本物の騎士になる!
騎士の物語に憧れ、
騎士となるべく研鑽を積む。
ネクロアーマーは真剣で
一本気だが、世情には疎いため
たまに騎士とは関係ないことに
大真面目に取り組んでいる。
誰の差し金かは知らないが……
先日、秘書の資格も取った。
「騎士への道は遠いなぁ……」
カワイイものはひとり占め!
ワガママほーだい言い放題、
たとえ日の下雨の下、
アンブレラちゃんを
止めることはできないのよ♪
お洒落や小物収集が大好きな
アンブレラは、当然それを
見せびらかすのも大好きだ。
一番のお気に入りは傘だけど、
お気に入りのアクセサリを
身に着けてお出かけするには
雨の日は……向いていない。
「これ、日傘にもなるのよ♪」
ぴぃはまだまだ小さくて
にーたんやみんなの後ろを
ずっと追っかけてたの。
でも、ぴぃも大きくなったら
一人で歩いていくんだもん!
考えると、おなかいたいけど、
ぴぃ、ずっと泣いてばかりじゃ
ダメだって知ってるから。
……だから、お昼寝していい?
甘えん坊のココッコーは、
頑張るけど、まだまだ修行中。
「ぴぃ、これ無理、怖い……」
蜘蛛の姿がはずかしくて、
嫌われるのが怖くって、
だから、真面目にならなきゃと
肩ひじ張ってがんばって。
……ずっと、他人が怖かった。
人に厳しく当たっていたのは
自信のなさの裏返し。
冒険者さんの背中を追いかけ、
タマちゃんに優しくされて、
子供たちの感謝の言葉で、
肩の力が、すーっと抜けた。
「わたしが、怖くないの?」
おなかがすいたぞ、
あそびにいくぞ!
あたしはベアだぞいい子だぞ!
きれいなお歌が聴きたいぞ!
大好きな人に会いたいぞ!
泣きたいときは泣くんだぞ!
おかしをくれなきゃ暴れるぞ!
元気いっぱい食欲いっぱい、
スーパーお子様タイフーン。
勢力を増してすくすくと、
心も、体も、いまだ成長中。
「……なんだか、きれいだぞ」
右あげて、左あげない♪
左あげたあとに左下げる!
え? これはフィッシュの
考えた旗揚げゲームなの。
一人でも遊ぶけど、みんなで
遊ぶのも大好きなのー♪
レベルの高いお菓子の制作、
部屋の掃除とお片付け、
時々他人に理解しがたい遊びを
考え出すこともあるけれど、
おおらかなフライフィッシュは
実はみんなのお母さん役かも?
「お片付けはおまかせなの♪」
食べちゃいたいくらい可愛い、
それってまさにその通り。
出来たてホカホカハンバーグ、
これが私の愛情表現♪
愛情と食欲は表裏一体、
惜しみない愛情を注ぎ、
手間暇惜しまず素材を仕込み、
美味しく食べてもらうため、
テンタクルは今日も一人
台所にこもってしまう。
調理中の彼女を見ることは、
誰一人として許されていない。
「食材と間違えたら……ふふ」
ん?
なんだ、お前マミに用か?
言葉がこわい?
そんなことない。
ほら、おててだせ。
……なんだ?
飴玉。それ。マミの、やる。
……りんご味で、甘い。
トゲトゲしくて、不器用で、
優しい言葉もわからない。
包帯でトゲを隠しても、
言葉のトゲはいつ取れる?
「マミともっと遊べよ……」
争いごとは嫌い、です。
敵対したくもないの、です。
人を襲わぬ少数派、
小生、コウモリだからとて、
裏切り者ではないの、です。
体術に優れたドラッキーは
アルマの姿を得る前は、
その性格から群れの中でも
孤立しがちな存在だったとか。
守るべき仲間を得た彼女に、
昔日の迷いはもう存在しない。
「おそい……です」
気が付いたら、一人本棚に
囲まれた部屋にいた。
周囲の本は私の仲間だったけど
お話することはできなかった。
でも、本を読んで、そこに
描かれた物語や、人々や、
見たこともない光景に、
わたしは、強く憧れた。
何ができるかわからない。
それでも知りたいことがある。
だから、わたしは旅に出た。
いつか、キミと出会うために。
「……やっと、会えたね」
ココロの奥の、そのどこかに
物語が集う場所がある。
それはあなたの記憶の深奥、
物語が眠る場所。
明るく、暗く、正しく、悪しく
全ての物語を受け入れて、
収める一つの書架がある。
そこは物語の子宮にして、
心の力の源の一つ。
聞いて、理解し、受け入れて、
あなたの中で物語は完成する。
そこには無限の夜空があって、
その向こう側を夢と呼ぶのだ。
ダウンタウンの片隅に、
ひっそり開いた鉄扉の奥。
悩み事なら何でも歓迎、
奇妙な依頼も受け付けます。
アルマ達の社会勉強を兼ねて、
デス・アルマが始めた私設の
クエストカウンターは、
混成騎士団や通常のクエスト
カウンターが扱わないような
細かい依頼も受け付けている。
奇妙な依頼に未熟なアルマ、
上手くいくとは限りませんが、
悩みがあればいかがでしょう?
コメント欄はゲーム内容を質問する場ではありません、コメント欄以外も同じです。質問はこちらを参照
コメントはありません。 Comments/Iris/FlavorText2