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タイニー・かんぱにー~憑依研究編~ ログ 【】[edit]

タイ兄さんの飛空城[edit]

共通会話

タイ兄さんの研究室[edit]

【タイ兄さん】
 おう、ようきた。
 なんぞオリヴィアとリヴァイアサンの奴がやるらしいから、
 その辺でちーと待っとき。
【オリヴィア】
 はい、準備できましたー!
 と、その前に、今日は聞かれなくても自慢しちゃいます!
 こんかいの服はな、なんと!

その衣装
→うん、可愛いね

【オリヴィア】
 ええ、今回は和風ハイカラモダンで攻めてみたんです!
 ハイカラモダンの着物(黄)とハイカラモダンの袴(黄)の
 おそろいなんですよー。
 
 足元も、みやびなぽっくり(黒)で決めてみた……
 のはいいんですけど、慣れるまでちょっと大変でした。
 おしゃれってのは努力と道楽の賜物なんです、はい!

→後でいいから

【オリヴィア】
 今言わずしていつ言うって言うんですかー!
 先輩のいけずー。せっかく可愛い後輩がハイカラモダンな衣装で
 職場の空気を華やかにしようというのにこの仕打ち。およよよ……。
 
 さて、そんなウソ泣きは程ほどにして強引に自慢しますと、
 ハイカラモダンの着物と袴のコーデです、今回は鮮やかな黄色!
 足元だって黒のみやびなぽっくりで、着物のグラデーションに
 合わせてあったりするんですよー?

共通

【リヴァイアサン】
 さて、そろそろ本題に入っていいかな?
 私の知識と、オリヴィアちゃんの知識と技術を掛け合わせて
 作り出した試作品なんで、これが事実上の試運転なんだけど……。
 え、何の話かって?
【オリヴィア】
 そういえば、これが何なのか一切説明をしてなかったですねー。
 失敗失敗。
 実はですねー、これはですねー……ってじらしても意味ないですね。
 じゃじゃーん、次元断層レーダー(仮・試験運用型試作品)です!
【クリムゾンバウ】
 おい眼鏡の人、今なんて言った?
 その、次元何とかって言うなんだか長ったらしいの。
【バルーンピッグー】
 じげんだんそうれ~だからかっこかりしけん……えっと、
 その先なんだっけ~?
【リヴァイアサン】
 まぁ、カッコの中は気にしなくていいよ。長いし。
 まだ試作品で、テスト中だから完成品じゃないってだけ。
 これは、次元断層の存在を探すための装置なんだよ。
【イシス】
 次元断層を探す装置……。
 あれって、探せるものなの?
 リヴァイアサンお姉ちゃんが出現を予測できる、
 という事は聞いていたけど……。
【オリヴィア】
 はい、ご説明します!
 リヴァイアちゃんは、感覚的に次元の「流れ」を読むことが
 出来るようで、そこから先は計算して、次にこの辺に断層が
 できそうだなー、とかを予想するそうです。
 
 その事を教えてもらって、現存する探査装置とかを
 組み合わせて、今のアクロニアの技術でどうにかその予測を
 再現してみたのがこちらです!
【リヴァイアサン】
 誤解されそうだから言っておくね。
 私の機能を再現した、と言うだけじゃないんだよねこれ。
 むしろ、この世界の技術を組み合わせて、私だとわからない
 データもまとめて読み取ってから探知するから、
 ちゃんと動けば私よりも高性能になる……はず。
【タイ兄さん】
 机上の理論と実際の運用でのデータは一致するとは限らん、
 ちゅうこともあるからな。それでテストするんやろ?
【ガイドマシーン】
 二つの世界の技術が融合シて、新しい成果を生み出す……
 それは大変すばらしい事デすね!
【オリヴィア】
 もちろん、試作品ですから何度も失敗するのは織り込み済み、
 という事で。うまくいったらご喝采……ですね。
 とはいえ、理論上は一応上手くいくはず……。
【オリヴィア】
 では、スイッチオン!
【タイ兄さん】
 ……動かんな。
【クリムゾンバウ】
 ま、最初から予防線張ってたもんな~。
 動かなくっても仕様がないってか?
【イシス】
 うん、ちょっと悔しいね。
 でも、だれだって最初からうまくできる人はいないんだし。
【リヴァイアサン】
 それにしてもおかしいね。
 うんともすんとも言わないのは予想外だ。
 失敗しても、その原因がわかれば改良できるんだけど……。
【オリヴィア】
 ううむ、どこか致命的に初歩で失敗している可能性も
 有りますからね……チョップしたら動きませんかね。
 えいっ、なーんて……。
【バルーンピッグー】
 あっ、うごいた~♪
 なんか光ってるよ~?
【クリムゾンバウ】
 で、こいつはどう読めばいいんだい?
 このチカチカ光ってるところに次元断層があるのか?
 むしろこれちゃんと動作してんの?
【オリヴィア】
 えっと……そうですそうです。
 まさか本当に反応があるとは思ってませんでしたけど、
 ここは……アンデッド島とか、軍艦島とかモースグ崖とか
 その辺でしょうかね……?
【タイ兄さん】
 せめて、もうちょっと場所を絞り込めないんか?
 範囲広すぎや。
【オリヴィア】
 まだ試作品なので、そこはご勘弁を。
 そもそも、これが本当に次元断層の反応なのかさえ
 確実じゃないんですから。
 ……位置としては、軍艦島のあたりですね、多分。
【クリムゾンバウ】
 実際に見に行くしかないんじゃねーの?
 ひとっ走り見に行ってやろうか?
【ガイドマシーン】
 いえ、クリムゾンバウさんにはこの後ホワイトファングさんと
 シナモンさんの仕事のヘルプに行く予定がありまスので、
 別の方にお願いするのがヨいかと。
【クリムゾンバウ】
 ん?あー、そっか。
 なんだよーこっちの方が面白そうなのになあ。
 まあ仕方ないか、そろそろ出ないと遅れちまうかな。
【ガイドマシーン】
 ヤタガラスさんとサイクロプスさンは、現在別の依頼で
 アイアンサウスに移動中デすし……帰ってくるまでには
 しばらくかかりそうデすね。
【タイ兄さん】
 せやな。イシス、バルーンピッグー、見に行ってきてや。
 ○○、お前が二人の面倒見てや。
【イシス】
 それはいいけど、リヴァイアサンお姉ちゃんたちは
 現地を見に行かないでいいの?
【リヴァイアサン】
 ん~自分で行くのはめんどくさ……いや、現地のデータも必要だけど、
 こっちでレーダーの調整をする必要があるからね。
【オリヴィア】
 と言うわけで、通信機をお渡ししますので、
 皆さんが軍艦島についたら改めて連絡をもらえますか?
 ……えっと、じゃ、イシスさんに。
【イシス】
 うん、わかった。
 二人とも、いこっか?
【バルーンピッグー】
 うん!
 ねぇねぇ、おなかすかない?
 ○○さんも一緒に
 ごはん食べてから行こうよ~。
【タイ兄さん】
 さっき食ったばっかやろ。
 試験は早めにしたいから、買っていってもええけど
 食うのは軍艦島ついてからやで!
【バルーンピッグー】
 そんなぁ~!

さて、準備はできた。
→移動開始!

軍艦島[edit]

【イシス】
 レーダーで反応があったのはこの辺りだね♪
 さて、次元断層は見つかるかな?
 ……試作品だから、見つからなくても仕方ないけどね。
【オリヴィア】
 反応としては、その近くだと思うんですけどねー。
 無駄足を踏ませてしまっている可能性もありますが、
 その場合は別の何を見つけちゃったのかを知りたいです。
【バルーンピッグー】
 さっきから探してるけど、なかなか見つからないね~。
 ……そういえば、次元断層ってど~ゆ~見た目なの?
 ○○さんは知ってるんだよね?
次元断層について、自分の知る限りのことは教えておいた。
【バルーンピッグー】
 ふむふむ、わかった~!
 つまり、次元断層の外見は……
【バルーンピッグー】
 ちょうど、そこにあるような……って、あれなに!?
【バルーンピッグー】
 イシス、あぶないっ!?

神憑依は間に合いそうにない
→イシスをガードする!

【オリヴィア】
 どうしました!?
 何があったんですかっ!
【バルーンピッグー】
 こ、このままじゃ……あっ、あっ、どうしよう!?
【謎の声】
 とうっ!
 お助けします、道を開けて! いざ……突貫っ!
【ドリルを構えた少女】
 自分の!
 攻撃を!!
 くらえー!!!
【バルーンピッグー】
 だれっ……わわっ、すっご~い!
【ドリルを構えた少女】
 今ここは普段と違って危険です!
 一時的に避難していてください!
【イシス】
 ○○お姉ちゃん、大丈夫?
 ありがとう、助けてくれて……今の、もしかして次元断層から。
 それなら……。

また来た!
→イシスに力を貸りる

【イシス】
 うん、身を守るためだもんね。
 わたしの力、使ってね♪
【バルーンピッグー】
 ○○さんも、イシスもかっこいい~♪
 やったぁ~!
【ドリルを構えた少女】
 貴方にもこれを倒せる力が……!
 戦闘態勢維持!まだ来ます!

まだ出てくるぞ!
→自分たちも手伝う
→一緒に戦おう

【ドリルを構えた少女】
 貴方がたお強いですね。
 ならば是非。これは放置できません!
 
 しばらく時間を稼いでいただけますか?
 自分はまず、原因となっているあの断層を破壊します。
【ドリルを構えた少女】
 フォックストロットB3、出力最大!
 全力で突貫しますっ!!
【ドリルを構えた少女】
 貫くっ!!
【バルーンピッグー】
 すっご~い!
 あのへんなキラキラした次元断層がなくなっちゃったよぉ♪
【ドリルを構えた少女】
 やりました……お疲れ様です。
 ミッションコンプリート!
【イシス】
 (ねえねえ、あの子すごいよね。
  もしかしてあの子も、わたしみたいな神魔なのかな?)
【ドリルを構えた少女】
 非常に助かりました、感謝します。
 ええと……改めて名乗らせていただきますが、
 自分はフォックストロットB3、と申します。
【バルーンピッグー】
 ふぉっくすとろっとびーさん?
 ええっと……ふぉっくすとろっとびーさんさん、って
 呼べばいいのかな?
【フォックストロットB3】
 いえ、B3までが一応名前なのですが、
 呼びやすいようにしていただければ。
【バルーンピッグー】
 なら、フォックストロットさんで。よろしくねぇ~♪
 あ、ウチはバルーンピッグーで、そっちにいるのが
 ○○さんと、憑依中なのがイシスだよ♪

よろしく。それにしても……。
→何故ここに次元断層があると?

自分も名乗り、挨拶を済ませた後に、
何故フォックストロットが次元断層を破壊できて、
どうやってこの場所の事を知ったのか、という事を
聞いてみた。
【フォックストロットB3】
 それは、協力者が……。
【神魔らしき女性】
 それは、妾が力を貸しているからです。
 倒すのは協力し、探知は、妾の能力。
【バルーンピッグー】
 フォックストロットさんが背の高い女の人に!?
 ……あれ、ってことは、この人イシスとおんなじ?
【イザナミ】
 先に聞いてしまっている以上、こちらからも名乗りましょう。
 妾はイザナミ。イシスと言う名には聞き覚えはありませんが、
 おそらくは同様にこの世界に渡ってきた者のようですね。
【イザナミ】
 そして、一つ伺いたいのですが、そちらの……。
 ○○と言いましたか。御主はどうやら
 妾と同様の存在を憑依させているように思えますが、
 それはどうやって……?
【イシス】
 (神憑依のことかな?
  イザナミお姉ちゃんがフォックストロットお姉ちゃんに憑依している
  それとは違うのかしら?)
【イザナミ】
 うむ、かすかに聞こえますね。
 妾はこのように身体を完全に借りてしまうか、
 一部に力を貸し与えるしかできていないのです。
 このフォックストロットであれば、ドリルに。
 ……まぁ、この子以外の身体を借りたことはないのですが。
【フォックストロットB3】
 (イザナミ殿ー!
  身体を使う時は事前に一声かけて欲しいとあれほど……!)
【イザナミ】
 ああ、すみません。
 こちらの方の事が気にかかったもので、つい。
【バルーンピッグー】
 わかるわかる~。気になったことってついつい
 調べたくなっちゃうよね~♪
【フォックストロットB3】
 (それはともかく、次元断層の反応は
  もう一つあったはずではありませんかー!?)
【イザナミ】
 ……。そういえば。
 確かに、もう一つありましたが……ずれてしまったようですね。
 ずいぶん東の方に行ってしまったようです。
 細かい位置まではわかりませんが……。

次元断層がまだあるの?
→自分たちも手伝おう

流石にこれを放置できないので、自分たちも手伝うと申し出た。
【イザナミ】
 実力も申し分ないとはいえ、豪胆なこと。
 気に入りました。その申し出、こちらからも
 あらためてお願い申し上げます。
【バルーンピッグー】
 わぁ、美人だけどちょっとこわいかも~って思ったけど、
 やわらかくていい人だったね。よかったぁ~♪

→もう少し話を聞かせて欲しい

次元断層を探知できるという事について、
もう少し話を聞かせてもらいたいので
同行したいと申し出た。
【イザナミ】
 特に面白い話ができるわけでもありませんが……、
 こちらも、御主たちの事はもう少し詳しく知りたいと
 思っていました。ともに行きましょうか。
【バルーンピッグー】
 やったぁ~!

共通

【イシス】
 (あ、そうだ。かんぱにーにも連絡をしておかないとね。
  お願いしていいかな?)
【オリヴィア】
 あ、やっと通じた。大丈夫でしたか?
 え、神魔と遭遇した? 断層探知できる!? その話詳しく!
 ……あ、こっちは今レーダーの修理と言うか調整中なんで、
 後でまた連絡いただければ大丈夫ですよー。
【イザナミ】
 流石に遠くなってしまったので明確な位置はわかりませんが、
 東の方向ですね……ここから先は、再びフォックストロットに
 身体を戻すとしましょう。

アップタウン(西可動橋)[edit]

【フォックストロットB3】
 大きな都市に来てしまいました……。
 うわさには聞いていましたが、モーグより大きい都市は
 生まれてこの方初めて見ました。中央の塔も、流石に
 光の塔とまでは言いませんが巨大で高いですし。
【バルーンピッグー】
 フォックストロットさんはモーグの生まれなの?
 というか、やっぱりアルマなの~?
【フォックストロットB3】
 自分は……なんなのでしょうね、そういえば。
 アルマと言う言葉に聞き覚えはないのですが、元々自分は
 光の塔で作業をしている工作用機械だったように思うのです。
 
 人とはずっと一緒に過ごしていたから、この姿になった時は
 なんだかおもしろく感じたものです。ええ。
 気が付いたら光の塔は荒れ果てていて、人の姿も滅多に
 見なかったので出てきたのですが……そこでイザナミ殿に
 お会いしたわけですな。
 
 あの次元断層とかいうものは、昔からときどき存在を
 感じてはいたのですが、滅多に開くこともなければ
 それが何かもわかっていませんでして。
 
 次元断層が開きっぱなしになって、あのような迷惑な
 存在が出てくるのは本当に困ったものですよ。
 イザナミ殿がいてくれなければ、壊すことも探すことも
 出来はしないというのは、何とも情けない次第ですけどね。
【イシス】
 ふーん、フォックストロットお姉ちゃんってえらいね♪
 ……それにしても、ここに来るまでそれっぽいのなかったよね?
【バルーンピッグー】
 オリヴィアさ~ん、今西可動橋にいるんだけど、
 次元断層の反応ってあるかなぁ?
【オリヴィア】
 ちょっと待ってくださいねー。
 
 ……ううん、今の所ないみたいですー。
【イシス】
 見えないのは仕方ないよね……。
 フォックストロットお姉ちゃんも、イザナミお姉ちゃんも、
 良かったら一度わたしたちのかんぱにーによっていかない?
【フォックストロットB3】
 多少であれば構いませんが……
【イシス】
 じゃ、わたし、先に行ってお出迎えの準備しておくね?
【イザナミ】
 お誘いは嬉しいですが、その前に一つ済ませましょう。
 皆様にはこれが見えないのですか? 
 すぐそばにありますよ? こうしてあげれば、ほら。
【フォックストロットB3】
 (ちょっ!?
  イザナミ殿、それをすると断層が……!!)
次元断層の向こうから、こちらに向かってくる複数の気配が
何となく伝わってくる。

急がないと!
→イザナミに力を貸してほしいと伝える

【イザナミ】
 えっ……そんなに焦るほどの物ではないと思いますが。
 ……いえ、今はその言葉に従いましょう。
【イザナミ】
 (……この感覚は……。)
【オリヴィア】
 今、何かすごい勢いで可動橋に次元断層の反応が
 でましたけど、何があったんですかっ!?
イザナミが次元断層を切り開いた事と、対応したこと。
今からそちらに行くことを伝えた後に、イザナミに対して
うかつに次元断層を開かないでほしいと強めに伝えた。
【イザナミ】
 (妾を叱る相手がいるとは、久方ぶりの感覚……。
  しかし、それもまた心地よいものですね。
  ええ、以後気を付けることにしましょう。
  ……それにしても、今の憑依……フォックストロットとも
  明らかに違う、あの感覚は……もしかしてこの方こそ……。)
【フォックストロットB3】
 説明が遅れて申し訳ないですが、イザナミ殿は
 自らの力で次元断層を作り出してしまうらしいのです。
 本人いわく、どこでもできるわけではないとのことですが……。
 
 ともあれ、自分たち以外にも次元断層について
 調べたり対処したりしている人がいるというのは
 非常に心強い事です。
 改めて、かんぱにーにお邪魔させていただきます。
【タイ兄さん】
 ……なるほど、そーゆーことやったんか。
【イシス】
 あはは、わたしが先に行ったタイミングだったんだね。
 失敗しちゃったね。
【イザナミ】
 (あの程度であれば、妾とフォックストロット、そして
  ○○様もいたのですから、
  何も問題はなかったと思いますが)
【フォックストロットB3】
 対処できることと、被害が出ないことは別ですよイザナミ殿。
 ともあれ、無事で何よりでした。
 そして、今のご提案……。
 ○○殿と、タイ兄さん殿からのお誘いは
 悪くないかと思いますね。
【オリヴィア】
 そうですよー。リヴァイアちゃんは今レーダーの修理中で
 席を外してるけど、イザナミさんの感知能力についても
 いろいろ教えてもらいたいし、こちらからもマリオネット素体を
 提供することで、身体を持ってもらうこともできますし……。
【フォックストロットB3】
 元々、あの断層が開くと近くの生き物が妙な怪物に
 変身して暴れるので、人の迷惑になるから対処していました。
 もちろん、それはイザナミ殿のご助力あってのことですが、
 他にも協力できる同僚ができるというのは心強いです。
 
 自分も、人の作った街を、暮らしを守るためならば
 このドリルでお手伝いするのです!
【バルーンピッグー】
 フォックストロットさんは、人間の事好きなんだね~。
 ウチも、美味しい物いっぱい作れるから好き~♪
【フォックストロットB3】
 美味しい……?
 燃料補給の事でしょうか。
【イザナミ】
 (素体……自分だけの身体……なるほど)
【フォックストロットB3】
 ……ん、どうしましたかイザナミ殿?
 何やら様子がおかしいですが。
【イザナミ】
 (フォックストロット、見つけました。
  いえ、わかりました。ようやく)
【フォックストロットB3】
 (はいっ?)
【イザナミ】
 ○○様、ようやく巡りあうことができました。
 御主様こそ、我が伴侶にふさわしいお方……。
 たしか、この都市には白の聖堂と言う、祝言をあげるための
 場所があったはず。さっそく向かいましょう!
 さぁ、はやく! はやく!
【フォックストロットB3】
 (イザナミ殿!?
  その、女性同士でそういうことをするのは
  おかしくはありませんか!?)
【イザナミ】
 なにもおかしくなどありません!
 この世界ではそれが一般的であろうとなかろうと、
 私の婿として、嫁としてふさわしいのであれば
 何を構うことがありましょうか?

……え?
→どういうこと?

【オリヴィア】
 えっ!?
 消えた……!?
【バルーンピッグー】
 光った時に、誰か走っていったみたい!
【リヴァイアサン】
 うわ、入り口の所でアスモデウスが倒れてるんだけど。
 何かあったのかな?
【イシス】
 イザナミお姉ちゃん、かなり周囲が見えてなかったから
 気が付かなかったんだね……仕方ないよね。
 でも、アスモデウスお姉ちゃん大丈夫かな?
【バルーンピッグー】
 ○○さんもいないよ~。
 さらわれちゃった~!?
【タイ兄さん】
 台風かあいつ。
【イザナミ】
 ○○様、さぁ、さぁ!
 ここでいいのでしょう!? 白の聖堂、良いではありませんか。
 このイザナミ、もう胸の高鳴りを抑えることもできません!
 ○○様、○○様、
 はぁはぁはぁ……。
 契りを、祝言を、永久の契約を……っ!!

ちょっと待って!?
→身体はフォックストロットのだよね?

契りを交わすと言っても、その体はイザナミのものではなく
フォックストロットのものだよね?
と、少し強めに言ってみた。
【フォックストロットB3】
 (そうですそうです、自分はそんなことのために
  体をお貸ししてるわけではありませんよー!?)

→まだ早いと思うんだけど!?

契りとか祝言とか、出会ったばかりだし
まだまだ早すぎると思うのだけど……と、
やんわりと押しとどめてみた。
【フォックストロットB3】
 (そうですそうです、まだ早いですよ!
  そもそもその体は自分のものですし!)

共通

【イザナミ】
 そんなことはもう関係ありません!
 相性、人となり、そのお声に姿……すべて完璧。
 理想とするお方に出会うため、妾は様々な世界を旅して
 参りましたが……ついにここで出会うことができました。
 
 ここで出会い、結ばれるのはそう……運命!
 ○○様、いざ祝言を……。
【バルーンピッグー】
 ちょっとまったぁ~~~!
【オリヴィア】
 えっと、イザナミさん。
 マリオネット素体なら持ってきましたから……。
【ワルキューレ】
 オリヴィア、あれにまともな理論は通じそうにないわよ?
 明らかに、タガが外れちゃってるわね。聞こえてるかも怪しいわ。
【イザナミ】
 何者です?見知らぬ者もいますが……、
 ○○様と妾の邪魔をするものは……斬る。
【ワルキューレ】
 へぇ……?
 身の程知らずとは幸せね。怖がらずに大口を叩けるのだもの。
 その言葉、後悔させてあげる……ふふふっ。
【オリヴィア】
 ワルキューレさん、物騒な事を後押ししたくはないんですけど
 ぶっちゃけた話、イザナミさんと正面からぶつかって
 身体を傷つけずに勝つことってできそうですか……?
【ワルキューレ】
 傷つけずにぃ? 何を馬鹿なこと……あ。
 身体の本来の持ち主がいるのね……それ、諦めちゃダメかしら?
 無傷で取り押さえるのは、正直言えばまず無理ね。
 普通にやれば勝ち目は五分かなぁ……。
【イザナミ】
 寄らば斬ります。
 覚悟して参りなさい。
【フォックストロットB3】
 (イザナミ殿、それやると、周囲に……っ!!)
【オリヴィア】
 ん、連絡……?
 リヴァイアちゃん、どうしました!?
【リヴァイアサン】
 ねえねえ、今何かあったのかい?
 アクロポリスシティの中央東側辺りに、次元断層っぽい
 妙な反応がいくつか急に出てきたけど。
【オリヴィア】
 ……あ、はい。ソウデスネ……。
 目の前に次元断層がいっぱい……あははうふふ……。
【イシス】
 オリヴィアお姉ちゃんは下がって、街の人を避難させて!
 このままだといっぱい出てきちゃう!
【オリヴィア】
 りょ、了解しました、退散~!
【ワルキューレ】
 え、そっちの対処するの?
 別にいいじゃないその辺に被害出ても……。
 ああ、もう。仕方ないわね!
 ○○、自分でなんとかしなさい!
【バルーンピッグー】
 ちゃんとぉ~、お話をしてから~、
 もう一回お話しましょうよ~!
【イザナミ】
 ○○様、○○様、
 はぁはぁはぁ……。
 契りを、祝言を、永久の契約を……っ!!

イザナミは目がグルグルしている!
→次元断層ができてると教える

イザナミの今の行動で次元断層ができてしまっている
事を伝え、その対処をしないと問題が……と伝えた。
【イザナミ】
 次元断層……? それに何の問題がありましょうか。
 妾と貴方様のお力があれば、恐るるに足りません。
 ええ、何の問題もありませんね♪

→冷静になれ、落ち着けと伝える

今のイザナミは冷静さを失っているから、
落ち着いて周囲をよく見ろと伝えた。
【イザナミ】
 妾は冷静です。ですが、冷静でいられるものでしょうか!?
 長年探し続け、さまよい続けた結果、この地でようやく
 運命の人に出会うことができたのです!
 それに比べれば、周囲で何が起きようが些細な事です。

共通

イザナミは目がグルグルしている!

問題大ありです!
→他の人たちに被害が出る

そもそも、他の人たちに被害が出るという事を伝え、
そこは問題ではないのかと確認した。
【イザナミ】
 他の、人たち……!?
 ○○様はなんと御心が広いのでしょう。
 このイザナミ、改めて感服いたしました……。
イザナミはやっぱり目がグルグルしている!

感動するのそこなんだ……

→冷静なら、周囲をよく見て

冷静だというなら、今周囲で起きていることをよく見て
それが些細な事かどうかを判断してほしい。
冷静ならできるはずだよね、と言う意味のことを伝えてみた。
【イザナミ】
 なんと挑発的、なんと挑戦的!
 知らぬとはいえ、このイザナミに対するその言いよう。
 豪胆、そして冷静……これは、英雄の器。
 やはり、このお方こそ妾の伴侶にふさわしい。
イザナミはやっぱり目がグルグルしている!

やっぱり話が通じて無いような……。

共通
→まずはあれを何とかしよう!

ともかく、何かする前に今開いてしまった次元断層を
閉じなければ何もできないと伝え、あれの処理をする……。
という事を強く命じた。
【イザナミ】
 了解いたしました、我が主、我が伴侶よ。
 あれが妾たち二人の未来を邪魔するというのであれば、
 跡形もなく消滅させる所存……!
 さぁ、参りましょう!
どういう理解をしたのかはわからないが、
イザナミがちょっと正気に戻ったようにも見える。

→契りを結ぶ前に断層を処理!

契りを結ぶとか結ばないとか、そういうことの前に
先ずはイザナミが開いてしまった次元断層を閉じる事が
先決である、と強く伝えた。
【イザナミ】
 なんと……二人の恋路を邪魔するような野良神魔は、
 この世界にやってくる前に斬り刻んでしまわねばなりません。
 そして、改めて契りを……ふふ、ふふふっ。
 さぁ、参りましょう!
微妙に誤解が残ったままかもしれないが、
イザナミがちょっと正気に戻ったようにも見える。

→無駄に騒ぐ相手は好きではない!

そもそも自分は無駄に騒ぎを起こす相手は
好きではない、さっさと終わりにしたいのだという事を
かなり強く伝えた。
【イザナミ】
 なんと……ええ、その通りですね。
 あの次元断層の向こう側からやってくる野良どもの
 思念がうるさいのは、まことにその通りです。
 二人で早々にあの次元断層を排除いたしましょう♪
どういう判断かはわからないが、
イザナミがちょっと正気に戻ったようにも見える。

共通

【イザナミ】
 さぁ、改めて契りを結びましょう……今、一つに!
【フォックストロットB3】
 はぁ、はぁ……ようやく解放されたです。
 ○○殿のことは割と好意的に見ていますが、
 いきなり自分の身体を使ってイザナミ殿が結婚とか
 わけがわかりません……さて、それはともかく。
【イシス】
 この状況を何とかしてぇーっ!
【バルーンピッグー】
 ウチじゃ何もできないよぅ!
 みんなに避難してもらうくらいしか~!
【ワルキューレ】
 後は、断層に近づきすぎて乗っ取られないようにね。
 ○○、さっさと手伝いなさい。
 断層を壊すにも、イシスと私の二人では野良神魔が出てこない
 ようにするだけで手いっぱいなのよ。
 早くしないところ……浄化するわよ?
【イザナミ】
 (ああ……やはりこの一体感、充実感。
  このお方こそ、妾の求めていた伴侶)
【フォックストロットB3】
 う~ん……はっ!
 ○○殿、イザナミ殿、
 自分に良い考えがあります!
 
 それはですね……自分のドリルですべての断層を
 一撃で貫いてしまえばよいのですよ!

ドリ……ル……!?
→それは名案だ!

【フォックストロットB3】
 でしょう!
 ○○殿はコマンダーの資質がおありです!
 元来、自分はアルマになったとはいえ元々は工作機械として
 人と手を取りあって作業をしていたのですよ。
 
 自律して考えることも今ならできますが、本来は指示をする
 人間が……コマンダーがいてこそ、自分は実力を最大限に
 発揮することができるのです!

→何言ってんの!?

【フォックストロットB3】
 よくぞ聞いてくださいました!
 元来、自分はアルマになったとはいえ元々は工作機械として
 人と手を取りあって作業をしていたのですよ。
 
 自律して考えることも今ならできますが、本来は指示をする
 人間が……コマンダーがいてこそ、自分は実力を最大限に
 発揮することができるのです!
 ○○殿にご協力いただければ、出来ます!

共通

【イザナミ】
 (それで、妾たちは何をすればいいのかしら?
  フォックストロットは時々回りくどいですね)
【フォックストロットB3】
 イザナミ殿の力を受けた貴方が、自分を使って狙いをつけ、
 次元断層に向けて発射します!
 ……え、何をって、決まっているじゃありませんか。
 自分をです。
【イザナミ】
 (よくわかりませんが、フォックストロットは有言実行の子です。
  嘘をついているとは思いませんから、やってみましょう)
【フォックストロットB3】
 突貫用意ッ!
 三つの力を、一つに合わせてぇ……っ!!
 いざ、ドリルゥ……サイクロォン!!
【ワルキューレ】
 フォックストロットと言ったかしら、貴方なかなかいいわ。
 ちょっと騒々しいけど、働きを考えたら十分ね。
【イシス】
 ちょっと、周囲の建物が削れちゃったりしたけど、
 怪我した人はいないみたいだから……これくらいなら、
 仕方ないよね。
【バルーンピッグー】
 わ~ん、みんな無事でよかったよぉ~!
 はやくかんぱにーに戻ろうよ。
 ね? ね?
【イザナミ】
 (このまま、ずっと一緒にいたい気分でもありますが
  ふふ、今は貴方様に従いましょう)

タイ兄さんの研究室[edit]

(荷物が多いとき)

荷物が多い……
一度、荷物整理をしてから改めて
話を聞いた方がよさそうだ。

(通常時)

【イザナミ】
 ……これが、オリヴィアの作った素体。
 確かに、さっきのような抜群の相性とは言いませんが。
 自分の体で、○○様の隣に立てると
 いうのはそれだけでも素晴らしいですね。
 感謝します、オリヴィア。
【オリヴィア】
 いえいえ、どういたしまして。
 こっちからも利益は提供しますから、イザナミさんにも
 これからいろいろとご協力いただきたいなーと。
【タイ兄さん】
 で、お前らこれからうちで働いてくれるんやろ?
【フォックストロットB3】
 ええ、自分は構いません。
 人々の暮らしを守れるのであれば、目的にも一致します。
【イザナミ】
 妾は特にそういう予定はありませんね。
 かんぱにーに所属する必要性もありませんし。
【オリヴィア】
 ええっ!?
 だって、素体……。
【イザナミ】
 感謝はしていますが、それとこれとは別でしょう。
 妾はただ、○○様の伴侶として生きるだけ。
 他の命令に従う気など毛頭ございません。
自分がかんぱにーに所属していることを説明し、
一緒にいるなら形式だけでも所属している方がいい、
と説明した。
【イザナミ】
 ○○様が妾に命令を下すのである限りは、
 それでもかまいませんが、他の者の指示を聞く気は
 一切ありません。よいですね、我が伴侶よ。
【ホワイトファング】
 ○○の、伴侶……!?
 どういうことですか?
 帰ってきたらアスモデウスは顔を踏まれて寝込んでいるし、
 白の聖堂は台風のあとみたいになっているし……。
【ワルキューレ】
 ○○の体は、いずれ私が貰おうと思って
 いるんだけど……これは、取り合いかしらね?
【イザナミ】
 何を考えようと自由ですが、妾たちの邪魔をするのであれば
 誰であろうと……。
【シナモン】
 えっとさ、ねえねえ、イザナミさんとワルキューレさんって
 あっちの世界では知り合いじゃなかったの?
 ○○ちゃんやボクはそっちのこと知らないから、
 色々と教えて欲しいなぁー♪
【イザナミ】
 ……まぁ、聞いて理解できない部分もあるかとは思いますが、
 伝えることくらいはできます。
【イシス】
 あはは……色々と大変そうだけど、これからもよろしく
 お願いするね、イザナミお姉ちゃん。
 トラブルもおこしちゃったけど、好きになっちゃったんだもの。
 そこは仕方ないよね……。
【イザナミ】
 ええ、その通りです。
 夫婦となり、末永く暮らすことにいたしましょう。
 この世界に居つくのも悪くありませんし、元の場所か
 どこか別の場所に移り住むのも、この御方と一緒であれば
 どこだって極楽となります……いえ、して見せます。
【フォックストロットB3】
 未開の地だろうと切り開いていこうとするその気概は
 悪くはないと思うのですが……。
 もう少し、こう……。
【イシス】
 イザナミお姉ちゃんは一途すぎるところがあるけど、
 人を好きになる事は決して悪い事じゃないよね、うん。
 だから、仕方ない所もあるよね。
【イザナミ】
 ○○様と暮らすうちに、
 いずれは子を成すこともあるでしょう。
 国が一つ生まれるくらい多くの子を作りましょう、ええ。
 きっと、強く優しい子を授かる事でしょう。
 イシスのように優しい子が欲しいものです……。
 むしろ、イシスを妾たちの子にしてしまえばよいのでは?
 それが良いですね、ええ。
 ○○様、妙案でございます。
 イシスを今から妾たちの子にしましょう。
【イシス】
 あれっ?
 ううん……まぁ、本人がそうしたいなら、
 仕方ないよね、うん。
【フォックストロットB3】
 それでいいのでしょうか……?
 いえ、自分は直接の関係がないのでどうこう言う気はないですが。
【イザナミ】
 さて、せっかくこのめでたき日に契りを結ぶことができたのです。
 ○○様には、我が伴侶としてふさわしい
 絆を示す贈り物をさせていただきたいと思います。
 この、「結婚首輪」を……どうぞ。
 ええ、きっとよくお似合いになります……♪
「結婚首輪」を受け取った。
【タイ兄さん】
 話はまとまったようやな。
 ともあれ、リヴァイアサンはまだ作業中やけど、
 次元断層レーダーはまともに動くことが分かった。
 これで、野良神魔や次元断層を壊すことを商売にしてもええな。
 
 今の所、これはうちの独占技術や。
 パテントとるにしても市場を寡占するにしても一儲けできそうやし
 みんなの給与も上がるで。
【ガイドマシーン】
 代表、こレを……。
【タイ兄さん】
 なんや、請求書?
 白の聖堂の修理費、街の敷石の修繕費用、その他もろもろ……。
 な、なんやこの金額! この城半分買えるで!?
 ……赤字や、大赤字や……。

(不明フラグ)

【イザナミ】
 では、我が伴侶よ。
 この時期だけ使える、二人の共同作業をお教えします。
 今だけ、妾の体内にある「流れ」を……。
 
 はい、いかがでしょうか。
 新しい動き方が見えてきたかと思われます。
 ふふ……これで、いつでも一緒です、ね。

(通常時)

【オリヴィア】
 と、言うわけで改めまして発表の時間です。
【オリヴィア】
 憑依研究課はお仕事をしています、立場は上がらなくていいですから
 お給料を上げてくださいと願うばかりですね、ええ。
【タイ兄さん】
 それはえーから、さっさとはじめてや。
 歩合にしてもええんやで?
【オリヴィア】
 研究職に歩合制とか、明らかにお給料減るじゃないですかー。
 未来への投資をケチっちゃだめですよー。
【タイ兄さん】
 ワイは十分に未来に投資しとるんやで。
 何せ敏腕経営者やからな。
【オリヴィア】
 はいはい……さて、今回は憑依に関する研究は進展なしです。
 なんでかと言うと、別の事を……次元断層に関することの研究が
 大きく進みそうだったから、そちらを優先したわけです。
 タイ兄さんのおすすめでもありましたしね。
【タイ兄さん】
 ワイ、そんなこと言ったっけ?
【ワルキューレ】
 言ってたわね、調査続けてや、なんて気軽に。
【リヴァイアサン】
 言ってたねぇ……。その頃はまだ私はガイドマシーンの中に
 隠れていたけど、面白い事を研究するんだなと思ってたよ。
 ああ、興味深いという意味でね。
 だから、こうして研究に協力しているわけだし。
【フォックストロットB3】
 その研究成果が、次元断層の位置を突き止めるレーダーですか?
 あれは、確かにすごい物でしたね。
【オリヴィア】
 アウトプットがまだ不安定なんですけどねー。イザナミさんの知識も
 加える事ができたら、さらに良い性能を発揮してくれると思います!
 ……後の課題は、小型化と安定性ですねー。
【イザナミ】
 不安定とはいえ、あの場に○○様たちを導いて
 くれたのがその機械であるならば、
 十分に結果を出せているというもの。
 妾はオリヴィアに感謝せねばなりませんね。
【シナモン】
 実際に完成しちゃって、本当に次元断層が見つかったなんて
 すごいよねー。尊敬しちゃう。
 ……でも、次元断層ってそんなにいっぱいあるものなの?
 ボク、ここに来るまで見たことなかったんだけど……。
【ホワイトファング】
 確かに……。わたしも、不思議には思うんです。
 神魔のみんながこの世界に来たのは、比較的近い間ですよね?
 アスモデウスと、リヴァイアサンが最初期に来た神魔かと
 思うのですが……。
【ワルキューレ】
 私は確かに、ここのみんなと会った辺りがこの世界に来た直後と言って
 差し支えないくらいだけど、はたしてみんなそうなのかしら?
 リヴァイアサンみたいに、ずっと隠れている神魔がいてもおかしくは
 無いと思うわよ?
【リヴァイアサン】
 その可能性は、ゼロではない……けど、低めかな。
 いつからなのかはわからないけど、前……ううん、この世界の時間だと
 かなり昔になりそうだけど、以前この世界の近くを通るときには、
 次元の流れがこっちに行きやすいものではなかったんだよね。
【タイ兄さん】
 なんや、歯切れ悪いものいいやな。
 わかりやすく説明しいや。
【イザナミ】
 言いたいことは、ある程度分かります。
 妾がここに来たのも、妾の力でここにつながる次元断層を作ることが
 可能になったからですからね。
【タイ兄さん】
 次元断層作るって、お前ほんとデタラメやな。
 もしかして、今回の一連の騒動、全部お前が原因ちゃうんか?
【イザナミ】
 妾とて、自由自在に断層を作り出せるというわけではないのです。
 世界と世界の間の壁が薄くなっている、そういう場所を選んで
 隙間を広げているようなものだと思ってください。
【リヴァイアサン】
 ああ、うん。私とイザナミは表現の方法は違うけど、
 おそらくは同じことを言っているんだと思う。つまり、
 ここ何年か何十年かはわからないけど、この世界は急激に
 「他の世界とつながりやすくなった」
 という事が言えるだろうね。
【イザナミ】
 ある種、侵入者を防ぐ障壁が弱まっているとも言えますが。
【イシス】
 そうだね……そうじゃなきゃ、わたしたちはこの世界に
 来てしまうことは多分なかったものね。
 でも、来てしまった以上は仕方ないよね、うん。
【バルーンピッグー】
 ねえねえ、ちょっとい~い?
 えっとえっとぉ、その次元断層って言うところに入っちゃったから
 イシスやみんなはこの世界に来ちゃったんだよね?
【リヴァイアサン】
 うん、自分で切り開けるイザナミ以外はそうだね。
 私は自分で狙って次元断層に飛び込んだけど、他のみんなは偶然
 穴に落っこちたみたいなものでしょう?
【ワルキューレ】
 ……ま、そういうことになるわね。
【バルーンピッグー】
 じゃあ、こっちの世界から次元断層に飛び込んだら、
 どうなっちゃうのぉ~?
【ガイドマシーン】
 それは……。おそラくは憑依体になるだろうと思われます。
 私も一度はそうしようかと思ったノですが……。
【リヴァイアサン】
 以前も話したけど、改めて説明しよう。
 私達がいた世界は、そもそも物質と言うものが存在しない。
 なので非常に説明しにくいけど、そこでは私たちは
 憑依体とでもいうべき実体がない心だけで存在していた。
【バルーンピッグー】
 体がないのかぁ~。食べ過ぎを気にしないでいいのはいいかも
 しれないけど、ごはん食べられないのはヤダなぁ~。
【リヴァイアサン】
 そうだね。この世界は物質が豊富で非常にいい。
 私のコレクションも捗るというものだ。
【ホワイトファング】
 片付けはしっかりとしてくださいね?
 出来ない場合は……もうお分かりかと思いますが。
【リヴァイアサン】
 わかってる、わかってるから。黙って捨てられたら泣くよ?
 
 ……と、それは置いておいて。
 こっちの世界の住人が偶然次元断層に入ってしまう可能性は……
 アスモデウスやワルキューレがここにいるように、当然ある。
【シナモン】
 さっき言ってた憑依体って言うのになっちゃうんだよね。
 こっちの世界では神魔のみんなが誰かの体を借りないと
 いけないように、色々と不便がありそうだねー。
【イザナミ】
 不便どころではないでしょうね、まず帰ってくることは
 できないですし。
 妾やそこのリヴァイアサンのように、自ら次元を渡る者は
 神魔でもごくまれな存在のようですし……ね。
【フォックストロットB3】
 はい、その通りです。
 だから、自分は次元断層を発見次第破壊していたわけです。
 そういう意味では、イザナミ殿にご助力頂けて助かりました……。
【リヴァイアサン】
 次元断層は、どこにつながるかなんて入ってみないとわからない。
 この世界にも、過去にそういうのが出現したことは
 あるんじゃないかな。
 行方不明事件のいくつかは……これが原因かもしれない。
【シナモン】
 ……怖い、ね。
 だって、ある日急に穴に落っこちていなくなっちゃうんだよね?
【イザナミ】
 ごくまれな事ではあるでしょうけどね。
 過去にそういう事故がなかったとは保証できないでしょう。
 ただ、それも自然に発生する事故と比べて多いかというと……。
【ワルキューレ】
 少なそうね。
 だって、この世界は過去に戦争をしていたんでしょう?
 戦争で帰ってこなかった数の方が圧倒的に多いでしょうね。
【イシス】
 でも、やっぱり怖いと思うよ……?
 居なくなったことだけがわかって、何があったかもわからない。
 そして、本人は……。わたし達みたいに、いい人に会えていれば
 いいのだけれど……こればかりは、わからないよね。
【オリヴィア】
 はい、怖いのは事実なんですが、話がずれたので話題を戻しますね。
 ここからは、ある意味もっと怖い話です。
【バルーンピッグー】
 えぇ~、脅かさないでよぉ~。
【ワルキューレ】
 オリヴィアが怖い話って言うからには、何か裏付けがあるのかしら?
 期待しているわよ?
【オリヴィア】
 ええとですね。データに関してはわかっていることだけなので、
 抜けや漏れも多いとは思うんですが……、先日ディム博士に伺った
 話からまとめると、次元断層が頻繁に出現し始めたのは数年前
 くらいから……と言うのが現在の定説らしいです。
 
 なぜかと言うと、ディム博士が研究しているディメンション
 ダンジョンと言うものが一般的に知られるようになってきたのが
 その頃からだから、という事。もっとも、ディム博士が冒険者に
 調査を依頼したから有名になったというのもありますけどね。
【ホワイトファング】
 確か、次元断層の影響で「もう一つのダンジョンができた」と言う
 話を聞いたような気がしますね。普通の手段では入れないのですよね?
【オリヴィア】
 そうです。でも、存在はしている。
 冒険者の一部には知られている存在になっている。
 
 そして、神魔の皆さんの来訪です。今まではダンジョンの奥地に
 ごくまれに発生するとだけ言われていた次元断層は、ついに今日
 不可抗力があったとはいえアップタウンでも発生しうることが
 判明したということは……?
【バルーンピッグー】
 ふえ……て……る……?
【フォックストロットB3】
 実際に、自分とイザナミ殿が今日までに破壊した断層の数は
 大小合わせてそろそろ二ケタを超えます。いいペースです。
【リヴァイアサン】
 ○○ちゃんは覚えてるかな、
 あの海岸の次元断層の前で私が言った言葉を。
 この世界はもう壊れかけだ……って言ったけど、
 あれは決して冗談でも脅かしでもないんだよ。
 
 この世界はもともと、よくわからない大きな傷がある。
 今になっていろいろ聞いてわかったけど、多分タイタニア世界って
 呼ばれているあたりかな……あの辺、でっかい傷があるように見えた。
 他にも、かなり不安定なんだよね。
【バルーンピッグー】
 あ……。
 ウチ、それ知ってる……。
 あの、でっかいクジラだ……。
【タイ兄さん】
 お前、そういやあっちの出身やったな。
 見とったかあれ。
【バルーンピッグー】
 えっと……昔っからそこにあるんだけど実体はないの。
 海岸の中にす~っごくおっきな穴があって……
 どこかわからないところにつながってるの。
 みんな、絶対にあれには近づかないよ~。
【リヴァイアサン】
 へぇ……興味深いね。でも、厄介そうだ。
 それが何もしないで止まっていることもそうだけど、
 この世界はそういった不安定なところがいっぱいある。
 だけど、不思議な事にそれでもこの世界はなんだかんだ安定してる。
【ワルキューレ】
 だれか、この世界を守護する存在がいるのかもしれないわね。
 どういった存在なのかはわからないし、気にするものでもないけれど。
【リヴァイアサン】
 もしいるのであれば、是非とも会ってみたいね。
 どんな強大な存在であれば、この世界を安定させていられるのか
 非常に興味があるよ。
【オリヴィア】
 そういったありがたい存在がいるかどうかは私の専門外なのですが、
 これからも次元断層の出現頻度は上がり続ける可能性がある……
 しかも、街中とか平原とかでも、という事です。
 タイ兄さんが言っていた「次元断層見つけて壊すお仕事」は、
 冗談抜きですごく需要が増える可能性がありますよ。
【フォックストロットB3】
 素晴らしいです!
 人々の生活を守るために役立てるのであれば、
 自分としては感無量ですね!
【タイ兄さん】
 あー、うん。せやな。
 これは本気で営業かけんとまずいかな……。
 ○○、なかなか笑えんはなしやでコレ。
 
 オリヴィアと二人して、今日から係長待遇な。
 これからもびしびし働いてもらうで。
 ……話はこれでしまいやな。良し、今日は解散やで。
【タイ兄さん】
 ……まいったなぁ、大ごとやで。
 絶対に、何ぞ原因があるはずなんやけどな……。

Last-modified: 2016-11-24 (木) 04:07:31