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タイニー・かんぱにー~人材発掘編~ ログ
誰かを守るために[edit]

タイ兄さんの飛空城[edit]

【タイ兄さん】
 おう、それやな。
 今回はちと変わった依頼でな、
 よそさんの下請……もとい、ヘルプや。
 なんでも、遠足の引率をするらしいけど人手が足りんちゅうことでな。
 
 近くに飛空庭の学校あるやろ、
 ほら、ちっこいアルマたちが通ってるとこ。
 新人冒険者の教育もはじめとるからお前も縁があるとは思うけど。
 あそこの遠足の引率やで。
 
 あそこはうちとは別に、縁のある冒険者派遣のとこに
 よく依頼を出しているようなんやけど、今回の依頼主はその
 「なんでもクエストカウンター」の受付嬢やで。
 
 ようわからんが、その受付嬢が引率役だったらしいんやけど、
 自分も遠足を楽しみたいので引率を雇いたい、
 ……ちゅー話でな?
【ガイドマシーン】
 なんだか、よくわかりませんネ。
【???】
 そこからは、余が説明しよう。
【受付嬢】
 あらためて挨拶をさせていただこう。
 余がなんでもクエストカウンターの代表……そうだな、受付嬢とでも
 呼んでもらえれば幸いだ。後ろにいるのが今回引率する生徒たち。
 よろしく頼むぞ。
【ガイドマシーン】
 受付嬢さんデすね。
 よろしくお願いします。
 それにしても、代表さんが受付嬢とは
 ちょっと変わったところでスね。
【受付嬢】
 ……まぁ、色々あるのだ。
 ん、そこにいるのが……

(チュートリアルクリア時?)

【受付嬢】
 ○○……?
 あ、いや、なんでもない。余は受付嬢。
 アミスの学校で会ってなどいないはずだからな?
【タイ兄さん】
 なんや、知り合いか?
 ま、どっちでもええか。
【バルル】
 何を今更初対面のふりしてんです?
【シャボタン】
 バルルちゃん、ほら。
 今はデスちゃんじゃなくて……
【バウ】
 デスちゃんは今受付嬢ちゃんです、
 ぼく覚えてます! わう!
【受付嬢】
 そ、そうだな……
 まぁ、話を進めよう。

(アルマ達と絆の樹クリア時?)

【受付嬢】
 ○○ではないか?
 そなた、こっちに来ていたのか。
 そなたがうちに来ていれば押し付けていたものを……
【タイ兄さん】
 なんや、知り合いか。
 なら、話は早くてええな。
【バウ】
 ○○さんです!
 一緒に遠足に行くですか?
【バルル】
 おー、あんたがいるなら安心です。
 念のためついてくる必要もなかったかもしれねーですね。
【シャボタン】
 うふふ♪
 でも、バルルちゃんも遠足を楽しみにしてたよね?
【受付嬢】
 こらこら、おしゃべりを楽しむのは
 仕事の話が終わってからだ。

(共通)

【タイ兄さん】
 せやな。
 お楽しみは遠足に行った先で、つーことで依頼内容を確認するで。
 
 依頼内容は、遠足の引率。
 これは、補助でええんか?
 それともこっちが陣頭指揮をとるんか?
【受付嬢】
 どこに行くかなどは決まっているので、補助と思ってもらっていい。
 ただ、行った先での安全確保や監視をお願いしたい……ということだ。
【タイ兄さん】
 そんな簡単でええのんか?
【受付嬢】
 ああ、元はアミスが忙しすぎて遠足が中止になりそうだったのだ。
 遠足を楽しみにしていた若いアルマ達が悲しんでいたのでな、
 そこで余が引率の代理を引き受けたのだが……
【ガイドマシーン】
 ですガ……?
【受付嬢】
 ……カメラを、手に入れてな。
 これを活用しないわけにはいくまい。
 
 だが、それでは引率がおろそかになってしまう危険性がある。
 それはまずい。
 なので、別の信頼できそうな冒険者に引率を……とだな。
【バルル】
 本末転倒ってーのは、まさにこのことですね。
【ガイドマシーン】
 ……ええト、途中理解を超えた部分がありマしたが、
 引率の業務に対するリスク分散を行うのは理解しマした。
【タイ兄さん】
 なら、決まりでええな。
 行先は東アクロニア段丘で……
【???】
 あら、面白そうですね。
 私たちも同行させてもらえるかしら?
【タイ兄さん】
 誰やいったい……げ、お前か。
【ガイドマシーン】
 クリスタルさん、お久しぶりデす。
【クリスタル】
 何よ、人を見てその嫌そうな顔。
 ノーデンス、何か後ろ暗いところでもあるのかしら……って、あら。
 このカンパニーもアルマが増えたのね。いいことよ♪
【タイ兄さん】
 他にもおるけど、今ここにいるアルマは
 全員よその子やで。
【クリスタル】
 あら、そうだったの?
 でも、アルマが集まる場所がここ以外にもあるというのはいいわね。
 この子にもお友達が増えるといいのだけど……
 ほら、顔を見せて?
【受付嬢】
 ぬ、なんとうらやま……いや、
 今はそういう場合ではないな。
【バウ】
 アーチンちゃんです!
 その子には初めて会うけど、時々一緒にごろごろするです!
【シャボタン】
 でも、その子怪我してる……?
 大丈夫?
【クリスタル】
 あなたたちもアルマね♪
 よかったら、アーチンとも仲良くしてあげてもらえるかしら?
【受付嬢】
 クリスタルといったか。
 そなたも、アルマだな?
【クリスタル】
 ええ、そうよ。ここの関係者でもあるわね。
 あなたは依頼人さんかしら?
 ともあれ、アルマの仲間がいるっていうのは心強いわね♪
【クリスタル】
 そこのあなた……は、アルマではなく人間の冒険者さんなのね。
 かんぱにーに冒険者さんが入ったと聞いてはいたけど、
 改めて見てみるとなかなか頼りにできそうね♪
【タイ兄さん】
 うちのエースやからな。
 まぁ、専属契約をしとるわけやないから
 うちだけっちゅーわけではないけどな。
【クリスタル】
 なるほどね……それはそうと、ノーデンス。
 あなたには改めて聞いておきたいことがあるのだけど。
【クリスタル】
 私もあまり細かいことは言いたくないのだけれど……

(人材発掘編3未クリア?)

【クリスタル】
 会社の経営、大丈夫?
 経費の使い方が適当すぎて、これはあまり看過できないのよね?
【タイ兄さん】
 必要経費やで、重箱の隅つつかんと
 どっしり構えとったらええねん。
 経営は順調やで?
【クリスタル】
 その割に、この城にも妙な機能を
 くっつけようとしたりしてるし……
【タイ兄さん】
 福利厚生やて。
 各地に素早くメンバーを送れるのは
 ええこっちゃろ?
【クリスタル】
 一応、出資者としては健全な運営を
 心がけてほしいわね?

(人材発掘編3クリア時?)

【クリスタル】
 今、大赤字みたいね?
 どういうことなのか説明をしてくれる?
【タイ兄さん】
 あっはい。
 それはですね、不可抗力といいますか
 なんといいますか……
【タイ兄さん】
 せやかて、維持費のことなんぞまったくきいとらんわ!?
 何かと思ったんやでホンマ。
【クリスタル】
 かんぱにーに出資しているの私なのよ?
 この飛空城がなくなったらどうしてくれるってのよ本当に!?
【タイ兄さん】
 無事やったからええやん。
 何とかなるもんやで?

(通常時)

【ガイドマシーン】
 ええと、皆様状況が全クつかめていないでしょうから補足いタします。
 クリスタルさんは資産家でしテ、当ギルドの設立にあたっては
 資金的な援助を多くいただいている方でス。
【受付嬢】
 ほう、アルマが資産を……珍しい。
【クリスタル】
 色々あって、この姿になる前から人間とは交易をしていたのよ。
 商売上手とか、遺産を受け継いだとかではなくて、
 単に長い時間をかけて蓄積しただけなのだけど。
【クリスタル】
 だからこそ、それを気軽にポンポン溶かすような
 真似をされると困るのよ。
 わかってるの、ノーデンス?
【???】
 お届け物でーす。
【運送業者】
 では、こちらにハンコお願いします。
 設置は終わりましたので、それでは失礼いたしますー。
【タイ兄さん】
 おー、結構でかいな。
 これで一年中麦茶も飲めるしアイスも保管できる。
 こいつは色々と捗りそうやな。
【クリスタル】
 ノ・ー・デ・ン・ス?
 あなたという人は、言ったそばから
 このような盛大な無駄遣いを……っ!?
【タイ兄さん】
 せやかて、注文したのは結構前の……
 て、そんな話をしとる場合やないで。
 お客さん待たしとるやないか。ほれ、はよ行った行った。
【ガイドマシーン】
 水筒に麦茶も詰め込みましたシ、
 では、遠足に出発しましょウ。
 行先は、東アクロニア段丘デすね?

遠足へ
→行こう!

【クリスタル】
 ここでいいのかしら?
【受付嬢】
 ああ、ここで問題ない。
 数日前の雨には閉口したが、天気も良くなってくれて何よりだ。
 さぁ、自由行動の時間だ!
【バウ】
 あっちに大きなお水があるです!
 海って言うんだって聞いたです。砂浜もあるです。
 ぺペンちゃんも来ればよかったです!
【シャボタン】
 バウちゃん、一緒に行こ?
 アーチンちゃんも一緒に行かない?
【アーチン】
 ……
【バウ】
 聞こえてなかったみたいです。
 残念です……
【シャボタン】
 もしかしたら、お水、苦手なのかな……
 またあとで誘ってみよ?
【バウ】
 はいです。
 じゃあ、海で遊ぶです!
【受付嬢】
 あまり海の奥に行かないようにな。
 波に足を取られたら危ないし、水辺より奥に行こうとすると
 インスマウスたちにいらん心配をかけてしまうからな。
【バルル】
 ちび達は元気ですねー。海も嫌いじゃねーですけど、
 まずは荷物まとめておかないといけねーです。
 
 引率役として今回は
 ○○がいるとはいえ、
 あっちもこっちも見てるわけにはいかねーでしょうし。
【クリスタル】
 あの子も、もう少し打ち解けてくれるといいのだけれど……
 こればかりは、お金があってもどうしようもないわね。
【バルル】
 あのアーチンですか?
 いい目つきしてますけど、見た感じ傷だらけじゃねーですか。
 なんかあったんです?
【ガイドマシーン】
 一番最初にお会いした時には、あのアーチンさんハご一緒では
 なかったかト思いますね。
【ガイドマシーン】
 はい、みなさん麦茶どうぞ……あレ、
 もう水筒が空になってしまいました。
【受付嬢】
 麦茶か、いただこう……ふむ、確かに気になるな。
 あのアーチンは他の個体と魂の輝きにわずかに違いがある。
 それは、卓越した意志の強さとかそのようなものかもしれないが……
 
 アルマであるそなたが、なぜあのアーチンを供として、
 あるいは友として連れているのかは聞いてよいかな?
【クリスタル】
 ……かまわないわよ。
 そうね、あれは…………
【クリスタル】
 昔、あの子は、襲われた他のアーチンを助けようとしていたの。
 自分だって同じアーチンだから、まず敵わないことなんか
 わかっているはずだったのだけれど、ね。
【クリスタル】
 で、やっぱり勝てるわけもなくて。
 助けようとした仲間と一緒にぼろぼろに
 なって倒れていて……
【通りすがりの冒険者】
 へぇ、珍しい。アーチンごときが
 他のモンスターに戦いを挑むなんて。
 どうせ弱いんだから、無理しなきゃいいのによ。
【クリスタル】
 ……私はそこであの子に声をかけて、一緒に旅をするようになったの。
 私やあなたみたいに、人のような姿になるのかもと
 期待しなかったわけではないけれど……
 
 あの子、あの時言われた言葉にかなりカチンときたみたいでね。
 結局、あの姿のままね。
【バルル】
 もしかして、あの傷って
 修行してついた傷だったりします?
【クリスタル】
 ええ、その通りよ。
 この辺りのモンスター相手なら、
 引けを取らないくらいにはなってるんだから。
【ガイドマシーン】
 それは、すごいデすね。
 本来であれば、そこまで強くなれるような体ではナいと
 思われているかと……。
【受付嬢】
 ……それで、か。
 尋常ではない訓練をしたのだろうな。
 魂の輝きが、ほかのアーチンと比べても苛烈に輝いている。
【クリスタル】
 ……ちょっと、心配なんだけどね。
 あの子、守ろうとした仲間のことよりも、
 今は自分が強くなることで頭がいっぱいみたいで。
 あの頃の気持ちを、忘れてはいないと思うのだけど。
【バルル】
 ……根性ある奴ですね、ちょっと気に入りました。
 何してるかと思えば、木を相手にして修行してるじゃねーですか。
【受付嬢】
 余たちの遠足についてきたのは、それが目的か。
 よかろう、元々余たちに対する害意はないだろうと思っていたが、
 真意がわかれば警戒する必要は何もない。
 
 ……どうした?
 ○○に引率を
 頼んでいるとはいえ、全てを任せるわけにもいくまい。
 余だっていろいろ考えているのだぞ?
 
 と、言うことでだ。
 余は早速自由時間に入ることにする。
 このカメラに思い出とか輝きとかそういったキラキラしたものを
 収める大事な趣……仕事が待っておるのだ。
【クリスタル】
 ふふ、あの子も心配性なのね。
 ちょっと趣味がいかがわしい気がしなくもないけれど……
【クリスタル】
 そして、あなたはまだ何か気になっていることがあるのかしら?

気になること……
→なぜ、アーチンを助けたの?

なぜ、傷ついたアーチンを助け、
一緒に旅をしているのか聞いた。
【クリスタル】
 簡単な話よ。
 あの子は、私にはないものがある……
 そんな気がしたの。
 
 今はちょっと、元の目的を見失っているかもしれないけど。
 お金を持っているだけの私なんかよりも、
 もっと大事なことができると思うのよ。

→昔から人と関わりを?

かんぱにーの出資といい、アルマになる前から人と関わりが
あったというのはどういうことか改めて聞いてみた。
【クリスタル】
 私の故郷には鉱石が多くあった。
 希少なものも、ね。
 人間がほしがるものだというのはわかっていたから、
 集めては交換してお金を貯めていたのよ。
 
 もちろん、言葉は通じないし、
 姿を見せないように工夫したけど……
 商人というのは利にさといからね。

→共通

【クリスタル】
 元々、私はモンスターのころから人間に興味があったわ。
 他の仲間に比べても、ね。
 姿は似ていても、私はアイシーの一族ではないから、
 人間の言葉は何もわからなかったのだけれど……
【クリスタル】
 その昔、大怪我をした人間に会ったの。
 モンスターに襲われたか、足を踏み外しでもしたのか……
 言葉がわからなくても治療はできるかもしれないと思って、
 近くに行こうとしたのだけど……
 
 私、モンスターだったから。
 言葉だって通じないし、相手からしてみれば、
 襲いかかってきたモンスターと同じように見えたのでしょうね。
 
 その人間は大怪我をしたまま、悲鳴をあげて逃げ出してしまって……
 助けることはできなかったの。
【ガイドマシーン】
 そレは……
【クリスタル】
 それからしばらくして、アイシー達に会いに行った後、
 遠出してノーザン王国を見て……そこで、きれいな女王様を見たの。
 色々な人にかしずかれて、威厳あってなんだかすごくて……
 でも、恐れられてはいなくて。
 
 最初のきっかけは、そんな他愛ない憧れに過ぎなかったの。
 あんな風になってみたい、あんな風に人に囲まれてみたい。
 そう思って、人間のことを少し調べることにしたの。
 
 今思えば偏った知識ばかりだった。
 女王様がすごく偉い人だなんてことも当時の私は知らなかった。
 でも、あんな風に豪華な生活をしたり衣装を着たり、
 色々な人に頼られたりしてみたくて……
 
 ああいう生活をするためには、お金がすごくたくさん必要だ
 ……ってことがわかって、人間と取引するようになったのよね。
 お金が何なのかも、当時はまだいまいちピンと来ていなかったけど。
 アルマに……この姿になったのは、そのずっと後。
 本当に、数年前程度のことね。

なるほど
→お金が好きなのかと思っていた、と話す

ただお金のことが好きなのかと思っていたけれど、
そういうわけではないことが分かった、と伝えた。
【クリスタル】
 別に、お金が好きなのも事実よ。
 その……集めているうちに、なんとなく愛着がわくじゃない?

→昔のことを気にしてるから?と話す

昔のことが今も気になっているから、
人と直接関わるのを避けているの?
……と、聞いてみることにした。
【クリスタル】
 べ、別に避けてるわけでは……
 まぁ、多少はその……ある、かもしれないわね。

→共通

【ガイドマシーン】
 クリスタルさんにモそのような時代があったノですね。
 初めてお会いした時には、すでに多くの資産をお持ちとのこと
 デしたから、想像もつきませんデした……
 
 昔にそういった悲しい行き違いがあったのは事実で、
 確かにそのことを気にされているのでしょうケど、
 別にクリスタルさんは人を嫌っテいるわけでもないし、
 気にナっているし、関わりを失いたくはない……んでスよね?
【クリスタル】
 なっ……何を言い出すのよ今頃?
 別に、そんなこと考えて商売しているわけじゃ
 ないのだけど……
【ガイドマシーン】
 エ?
 いえいえ、ご冗談ヲ。
 ねぇ、○○さん。
 
 だって、昔の事件で人と関わるのが嫌になってしまったら
 その後に昔の女王様を見たときにも何も感じなかったデしょうし、
 人との取引なんかする必要ナいじゃないですか。
 
 それに、お金が関わる取引なら、姿を見せなくても
 人間とのかかわりを持ち続けることはできる……
 クリスタルさんがお金のことを好きになったのは、
 女王様みたいな生活をするためではなくて……取引が続く限り
 人との関わりが保たれるから、ではナいでしょうか?
【クリスタル】
 べ、別にそんなんじゃ……っ!
 ……うう、言い返せないかも……。
【クリスタル】
 そうね、確かに、関わりをなくしたくなくて、
 お金を集めていたというのは事実かもしれないわ。
 たとえ、言葉を伝えることができなくても、
 女王様のようにかしづいてもらうことがなくても……
 
 お金がある、取引があるということで、私は人と関わりを
 持っていられると信じたかったのかもしれないわね。
 でも……
【ガイドマシーン】
 デも……?
【クリスタル】
 風向きが変わったのは、あの子に会ってから……
 かもしれないわね。
【クリスタル】
 アーチンは、いい子よ。
 今は、ちょっと元の気持ちを見失っているかも知れないけど……
 あの子なら、私にはできなかったことができる。
 一方的な期待でしかないけど、そう思ってるの。
 
 私はここでゆっくりしているから、よかったらあなた達も
 アーチンと遊んであげてくれない?
 言葉は通じないかもしれないけど……。
【バルル】
 おー、来ましたね。
 なかなか大したやつですよ、こいつ。
 ……言い方はよくねーですけど、木を叩いてるとことか
 昔の自分をちょっとだけ思い出します。
 
 あー、そういや言葉わかんないんでしたっけ。
 必要なら通訳しますけど。
【ガイドマシーン】
 ご配慮あリがとうございます。
 私も一応は言葉はわかりますが、バルルさんのほうが
 お年も近いようですシ、心も伝わりやすいかと。

何か聞いてみようか?
→今何してるの?

【バルル】
 修行、だそーですよ。

修行……
→なんで修行をするのか?

【バルル】
 強くなるために決まってる、だそうで。
 ……うん?
 ああ、そのまま伝えますよ。
 
 アーチンが弱いってことくらいわかってる。
 だけど、弱いままで耐え続けられるわけもない。
 誰にもバカにされないくらいに強くなりたいから、修行する。
 ……だそーです。

では……
→他の子と遊ばないの?

【バルル】
 修行してるから、遊んでたら修行にならない。
 それに、他の子を無理に付き合わせる気もないし。
 クリスタルについてきただけだから、あの子たちとは別……
 だ、そーですよ。ううん…………
【バルル】
 あたしじゃうまくいえねーんですけど。
 アーチンは悪い奴じゃないし、修行することも悪いことじゃねーです。
 でも、このままだとなんか危うい気がするんですよね。
 なんというか……こう、なんか。
 
 反発させるのでもなんでも、あいつが他人ともっと関わりを
 持ちたくなったり、それについて考えるような言葉って……
 なんか思いつきません?
 あのねーさんの心配も、よくわかるんですけど……
 あたしは、頭悪いんでこういうのはうまくないんですよ。

本当に
→遊びが修行にならないと思う?

遊びは修行にならないと考えているのではないか?
と、やや挑発的に言ってみてはどうかと伝えた。
【バルル】
 お、なんか考えがありそーですね。
 伝えてみますよ。

→他者と関わらないで強くなれる?

クリスタル以外のほかの人間やアルマとかかわりを持とうと
しないのは、他人が怖いからなのではないか?
他人が怖くて強くなる修行というのは的外れではないか、と
挑発的に言ってみてはどうかと伝えた。
【バルル】
 うわ、なんか昔の自分もそれを言われたら絶対に
 カチンときてましたね。効果抜群だと思いますよ。

→共通

バルルがそのことを伝えると、アーチンは気に障ったのか、
別に思うところがあったのか動きを止めてこちらに何か
話しかけてきた。
【バルル】
 あー、すまねーですね。
 ○○に、あたしから頼んだんです。
 そーしねーと、あんた聞く耳持たなそうだったし。
 
 あたしも、今さっき聞くまでうまく形になってなかったんで
 えらそーなことはいえねーんですけど……
 強さって、一つじゃねーんです。
 遊びだって、そういう意味じゃ修行なんですよ。これは、本当に。
【バルル】
 自分の話で恐縮ですけど、あたしはガキの頃からそこそこ強くって、
 正直そのことは鼻にかけてました。井の中の蛙もいいとこですけど。
 で、一人で何でもできるって飛び出して、案の定何もできずに
 むちゃくちゃ苦労して……他人に助けられました。
 
 クリスタルに聞きましたけど、仲間を守ろうとしてたんですよね?
 勝てそうにないってわかってやったんですよね?
 それって、本当にすげーと思うんですよ。
 少なくとも、昔のあたしにはできなかったことです。
 
 えーっと、その。あんまうまく言えねーですけど。
 そんなあんたをクリスタルは気に入ったんだと思います。
 でも、今のあんたはなんか違う気がするんですよ。
 ○○、あんたからもなんかないです?

伝えるべき言葉は……
→あのころの気持ちを覚えているか?

クリスタルは、アーチンが仲間を守ろうとした
あの頃の気持ちを忘れていない……と言っていた、
その気持ちを覚えているのか……と聞いてみた。
【バルル】
 え、それがどう関係しているかわからない?
 わかんないけど、クリスタルが望むならそうする……って。
 あんたにとっては、あの人はかーちゃんみたいな人なんです?
 
 うん、まずはそれでいーと思います。
 バウ子とシャボ子もあんたに興味津々みたいですし、
 よければ一緒に遊んでやってくださいよ。
【バウ】
 一緒に遊ぶです!
 かけっこするです?
【シャボタン】
 えっと、砂浜や水辺のほうに行く?
 それとも、丘のほうに行く?
 アーチンちゃんはどっちがいいのかな。
【バルル】
 そこの人間は、前に見た人間とは何か違う……だそーです。
 ○○は…………そーですね。
 あたしらから見ると、すごくおせっかい焼きな奴、ですね。
【バウ】
 アーチンちゃん、こっちです!
 早く早くー!
歩いている最中、地面にわずかな揺れを感じた。
崖の上のほうから、何か固い音がした気がした。
これは……

がけ崩れの兆候?
→みんなに避難を促す

【バウ】
 え?
 あ、上です!?
【シャボタン】
 きゃっ!?
数秒後、崖の上から岩がいくつも転がり落ちる。
明らかに危険なものは排除できたが……
【バルル】
 けほっ、大丈夫です!?
 ○○、よく気づきましたねこれ……あっ!
【シャボタン】
 大丈夫だけど、岩が……
【バウ】
 びっくりしたです……
【バルル】
 ああ、なるほど。
 アーチン、岩を殴って壊す気です?
【クリスタル】
 アーチン!
 みんな、無事!?
【受付嬢】
 皆、怪我はないか!?
 動けない者はいるか?
【バウ】
 ちょっと足ひねったですけど、大丈夫です!
 ぼくは泣かないバウです!
【ガイドマシーン】
 その岩を壊して、バウさんとシャボタンさんが出てこれる
 ヨうになったら、迅速にこの場から避難しましょう。
 まさか、がけ崩れとは……危険だという情報は出発までは
 何もなかったのデすが。
【シャボタン】
 バウちゃん、大丈夫?
 肩を貸すから、行きましょ?
【バウ】
 早く歩けないです……
【受付嬢】
 ○○、気をつけろ。
 まだ来るぞ!
 もう少し時間を稼いでくれ!
【バルル】
 バウ子、シャボ子、こっちです!
 ○○たちが何とかしてくれてる隙に、
 はやくっ!
【クリスタル】
 ……あぶないっ!
【ガイドマシーン】
 クリスタルさン!?
【受付嬢】
 魔力で支えを!?
 馬鹿な、そんなことをしたらそなたの……
 いや、しかしそれしか手が……くっ、落石が止まん!
 ○○、そっちは……同じか。
 
 猫娘!
 近隣の村まで走って助けを呼んで来るのだ!
【バルル】
 えっ、でも今は……
 ああもう、わかりましたよ!
【シャボタン】
 あ、ああ……
 怖い、怖いよ……
【バウ】
 動けないです……
 アーチンちゃんも、動けてないです……
【クリスタル】
 みんな、大丈夫……?
 アーチンも……無事ね、よかった。
 あの時とは違って、今度は、助けられたみたいね……
【シャボタン】
 クリスタルさん……?
【クリスタル】
 シャボタンちゃん、バウちゃん。
 後、受付嬢さん……は、聞こえるかな?
 一つ、お願いがあるの。
 
 人の姿になることはできないかもしれないけど、
 アーチンをあなたたちの学校のお友達にしてほしいのよ。
【バウ】
 アーチンちゃんを、です……?
【クリスタル】
 人間の言葉をしゃべれるわけではないし、ちょっと気難しい
 ところもあるかもしれないけど……
 この子は、とても心の優しい子だから……
 きっと、仲良くなれるって信じてる。
【ガイドマシーン】
 クリスタルさン?
 それはどういう意図デ……
【クリスタル】
 かんぱにーには、この子の居場所が作れるかまだ分からない。
 でも、あなた達なら、あなた達がお友達になってくれたら。
 ○○さん、お願い。
 私に何かあっても、この子の居場所は……
【シャボタン】
 駄目だよ!?
 一緒じゃなきゃ、一緒じゃないと……
【???】
 強くなりたいと思っていた。
 誰にも馬鹿にされないくらい強い、強い自分になりたかった。
 
 ……本当に、それだけなのか?
 
 違う、本当は違う。
 仲間を守れなかった自分の弱さが悔しかった。
 もうあんな思いをするのが嫌で、恐ろしかったから。
 
 ……強いアーチンになりたかったんじゃないのか?
 
 姿形はどうでもよかったんだ。目の前のこの人を、
 弱かったボクを連れ出してくれたこの人を。
 いつもとなりにいてくれたこの人を……
 助けられる強さが、欲しかったんだ。
 
 ああ、もっとボクの背が大きければ、
 この岩を彼女の変わりに支えられるのに。
 
 ボクにもっと自由に動かせる、力強く長い腕さえあれば、
 大切な人を押しつぶそうとしているこの大岩を砕いてしまうのに。
 
 もっと……そう、みんなみたいな。たとえば人間の、
 ○○のような体があれば……!
【ガイドマシーン】
 あナたは……アーチン、さん……!?
【アーチン】
 やぁあああっ!!
【ガイドマシーン】
 大岩が、砕けた……。
 どうやら、がけ崩れも収まってきたようデすが……
【アーチン】
 クリスタル!
 大丈夫!? ねぇ、目を開けてよクリスタル!
 なんでさ、なんで、こんな時に微笑むことができるの!?
 ねぇ、お願いだから……
 
 ボクを、置いていかないで……
【バルル】
 無事ですかー!?
 助け、呼んできましたよ!!
【受付嬢】
 こっちだ!
 早く来てくれ……このままだと……
【バウ】
 アーチンちゃん!?
【シャボタン】
 大丈夫!?
【受付嬢】
 疲労と精神的なショックが大きすぎるのだ。
 早く安全な場所に……!
 ○○、すまんがアーチンを頼めるか。
 バウ、余の背中に乗れ。
 街に戻るぞ、まずは怪我をした者の治療を!

タイ兄さんの飛空城[edit]

(荷物が一杯の時)

【タイ兄さん】
 なんやお前、荷物だらけやな。
 そんなんや業務に支障きたすで、
 はよギルド商人とこ行って
 荷物預けてくるんやで。

(通常時)

【ガイドマシーン】
 アーチンさん、目を覚まさないでスね……
 あ。
【アーチン】
 う、うう……はっ!?
【アーチン】
 ここは……この前来た、クリスタルの居場所……。
 でも、視点の高さが……これ、は……?
【バウ】
 アーチンちゃん、目が覚めたです!
【シャボタン】
 よかったぁ……本当に、よかった……
【受付嬢】
 アーチンよ、そなたも気が付いたとは思うが、
 今のそなたは元の体ではない。
 人によく似た姿……アルマとなっている。
 しばらく慣れないとは思うが、そこは諦めよ。
【アーチン】
 君たちは……
【アーチン】
 ○○も……
 そうだ、クリスタル!
 クリスタルは、どこに……!!
【バルル】
 あー……その、えーとですね……
【バウ】
 う……ううっ……
【シャボタン】
 ごめん……なさい……
 私たちが、足手まといになったから……
【アーチン】
 そんなことは、ない……。
 クリスタルは、昔に人を助けられなかったことを
 ずっと気にしてた……ボク以外の人間と仲良くなるのを、
 そのためにずっと怖がってた。
 
 だから、君たちを、ボクを助けてくれたのは、
 クリスタルが望んだこと……だから……っ
 ボクが守ってあげたかったのに、ボクが弱かったから、
 本当の強さがなんなのかもわからなかったから……
 だから……っ…………
【???】
 あのね、悪いのだけど、人を勝手にいないことに
 しないでもらいたいなーって。
【バルル】
 えっ!?
 今の声、嘘!?
【受付嬢】
 あー……
 道理で、魂の存在がずっと消えていないと思った。
 そなた、溶けていただけか?
 まったく、焦らせおって……
【クリスタル】
 ガイドマシーンが運んでくれなかったら、
 本当に危なかったかもしれないけれど……
 この冷蔵庫があってよかったわ♪
【ガイドマシーン】
 以前お話だけは聞いていたので、もしやト思って
 水筒にクリスタルさんの溶けた水を詰めて持って帰りまシて。
【アーチン】
 クリスタル……?
【クリスタル】
 ええ、そうよ?
 それにしても……アーチンの姿のまま最強になる、
 ……っていうのはもういいのかしら?
【アーチン】
 そんなのは、どうでもよかったんだ!
 ただ、大切な人を、大切な人たちを守れる力があれば、
 それでよかったんだよ!
【バウ】
 よかったです!
 クリスタルさん、帰ってきたです!
【シャボタン】
 アーチンちゃん、よかったね!
【アーチン】
 ……うん、ありがとう。
 本当に……安心した。
【クリスタル】
 お友達、増えたのね。
 ○○にも、みんなにも感謝しなくちゃ。
【タイ兄さん】
 力使い果たして元の姿に戻るのはあるけど、
 暑さで溶けるとか割と考えられへんわー。
 それにしても、クリスタル。
 どや、ワイの買い物はかなり先見の明があるやろ?
 
 せやから、経営についても細かいこと言わんと
 どーんと任せておいてくれれば……
【クリスタル】
 それとこれとは別です。
 今回は偶然助かりましたが……冷蔵庫はいざという時に
 私が優先的に使わせてもらうことになりますね。
 元々、私が出した予算で買ったものですから、問題はありませんね?
【タイ兄さん】
 なんやもう、けち臭いこと言いおって……
【クリスタル】
 ノーデンス、何か言った?
【タイ兄さん】
 いや、何も言ってないで?
【クリスタル】
 アーチン、やっちゃいなさい。
【アーチン】
 うん。
【タイ兄さん】
 へぼあっ!?
 ……お前、クリスタルの命令なら何でも即応かい。
 ワイがぷりちーな代表じゃなかったらなかなか見れんような
 絵面になっとるとこやで?
【ガイドマシーン】
 アーチンさん、その方はクリスタルさんの所属する
 かんぱにーの代表なので、あまり荒っぽいことは……
【クリスタル】
 そうね、ほどほどにしておきましょうか。
【クリスタル】
 アーチンも私も無事だったわけだし、バウちゃん、
 足のけがは大丈夫だったかしら?
【バウ】
 足をくじいただけだから、
 明日にはまたかけっこできます!
【受付嬢】
 細かい擦り傷などはないわけではないが、
 あれだけの予想できない災害を前にしてこの状態だ。
 ○○がいち早く気が付いて
 声をかけてくれたのが幸いしたな。
 
 こちら側のことは、アミスにも連絡はしてある。
 依頼はとどこおりなく終了……だな。
【クリスタル】
 よかったわ♪
 よかったら、これからもアーチンと一緒に遊んであげてね。
【バルル】
 うちの学校に遊びに来るなら、歓迎しますよ。
 他にも癖の強い奴がいっぱいいますからね。
【クリスタル】
 ○○、
 今回は私も、アーチンも、他のみんなもあなたに
 助けられたわね。もちろん、あなただけではないけれど、
 あなたの働きは大きいわよ?
 
 それで……なんというのかしらこういう時。
 今までずっとお金を介してしか人と付き合ってなかったから
 その、困るんだけど……。
 ありがとう、助かったわ。私も、アーチンも。
 お礼、というわけではないのだけど、これ、もらってくれるかしら。

何色にする?
→クリスタルクラウン(青)
→クリスタルクラウン(白金)
→クリスタルクラウン(黒)

「クリスタルクラウン(○)」を受け取った
【アーチン】
 きっと、似合う……と、思う。
 本当に、ありがとう。
 みんなも、ありがとう。
【ガイドマシーン】
 今回ハ爆発もせず、クリスタルさんの命も救いまシた。
 こレほどの大活躍、初めてではないデしょうか?
【アーチン】
 うん……クリスタルを助けてくれて、本当にありがとう。
【タイ兄さん】
 珍しいこともあるもんやな。
 で、今回の書類の処理まだのこっとるんや、はよやっとき。
【タイ兄さん】
 ○○、今回はお疲れやで。
 ほな、またな。
給料?として10Gold受け取った!

Last-modified: 2016-11-19 (土) 20:38:08