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ネコマタ(黒)入手時ログ[edit]

現在、加筆中です。

レジスタンス本部[edit]

レジスタンス諜報員[/話す]:
 ……私からの報告は以上であります!
レジスタンスリーダー[/いす]:
 ……そうか、分かった。
 何か分かったら連絡を頼む。

 ……それと
 もし見つけても
 アイツには決して手をだすな!
 一目散に逃げるんだ!
 命を捨てるようなマネだけはするな!

 これは命令だ!
レジスタンス諜報員[/話す]:
 はっ!了解であります!
プレイヤー:
 (何か物々しい雰囲気だ……。)

レジスタンス諜報員が退室する。

レジスタンスリーダー[/いす]:
 ……。
 ……お!
 (プレイヤー)!
 来ていたのか。

 いやー、気がつかなくってすまないな。
 近頃、DEMのヤローどもが
 活発でな~……、今その報告を
 受けていたところだ。
 それにしても久しぶりだな。

 最近調子はどうだ?

選択肢

最近調子はどうだ?
 >絶好調!!
 >最近やるきがでない

『絶好調!!』を選択

レジスタンスリーダー[/いす]:
 ははっ!そうか、それはよかった!

『最近やるきがでない』を選択

レジスタンスリーダー[/いす]:
 ……おいおい、どうした?
 なにか困ったことがあったら
 遠慮なく、俺に相談しろよ?
レジスタンスリーダー[/いす]:
 ……。
 …………。
 ………………。
プレイヤー:
 (なんだかリーダーの
  表情が険しい)
レジスタンスリーダー[/いす]:
 ……はは。
 ……やっぱり
 今の俺に空元気は無理みたいだ。
 ……。
 
 ……体の底から沸き上がる
 怒りと憎しみで
 とても冷静ではいられない……。

選択肢(一択)

どうする?
 >事情を聞く

→(事情を聞く)

レジスタンスリーダー[/いす]:
 ……。
 …………。
 ………………。
 アイツ……。
 ……『新型』が姿を現した。

 ここ最近、各地で目撃報告が
 相次いでいる。
 幸い、あの新型が我々に危害を加えた
 という報告はあがって
 きてはいないが……。
 ……。

 最新の目撃報告では
 ヘルサバーク近辺で謎の新型が
 確認されているようだ。
 ……今すぐ俺が行って
 あのヤローと決着をつけたい
 ところだが……。

 ……この足ではな……。
 ……。

 ……もし、偶然おまえが
 新型と遭遇することがあっても
 決して手をだすな、逃げろ。
 ……。

 ……本来は俺の心の内に秘めておくべき
 ことであろうが……。
 リーダー失格だな、俺は……。

再びリーダーに話しかける

レジスタンスリーダー[/いす]:
 ……。

 最新の目撃報告では
 ヘルサバーク近辺で謎の新型が
 確認されているようだ。

 ……もし、偶然おまえが
 新型と遭遇することがあっても
 決して手をだすな、逃げろ。

ブラフスキーの家[edit]

プレイヤー:
 (……新型のDEMがいる。)

 (こんなところで何を
  しているのだろう?)
DEMの少年:
 ……。
 …………。
 ………………。
プレイヤー:
 (……少年は何かを
  探しているようだ。)
ネコマタ(杏):
 にゃお!?
 (黒姉ちゃん!?)
ネコマタ(黒)
 ……にゃにゃ!
 (……杏、それに緑も!)
DEMの少年:
 ……!?
 ……おまえたち
 ここで何をしている……?

北側を向いていたDEMが振り向く。

プレイヤー:
 (……ヤバイ!見つかった!)

『逃げる』を選択

DEMの少年:
 ……くっくっ。
 久々の獲物、逃がすものか……。
 1秒でも長く……、
 僕を楽しませてくれ。

『戦う』を選択

DEMの少年:
 戦うことを選ぶのか。
 ふふ、……面白い。

DEMの少年が何かモーション

DEMの少年:
 丁度退屈していたところだ。

 1秒でも長く……、
 僕を楽しませてくれ。
 ……消え失せろ――
ネコマタ(黒):
 (――お、お止めください!)
DEMの少年:
 ……?
ネコマタ(黒):
 (主よ!どうか、どうか
 その刃をお納めください!)
 (このお方には私の
  妹たちが憑いている……
  だから……っ!)
DEMの少年:
 !?
ネコマタ(黒):
 (このお方と少し
  ……少しの間だけ話をさせて
  ほしい……。)
DEMの少年:
 ……。

 ……ふん、好きにしろ。
ネコマタ(黒):
 (……主よ。)

暗転。明ける。

ネコマタ(黒):
 (緑、元気そうで安心したぞ。)

 (……みんないるんだな。)
ネコマタ一同:
 にゃ~ん!
ネコマタ(黒):
 (白姉さんや桃……。
  再び出会えるとは思わなかった……。)

 (これもあなたたち主のおかげ……。
  この黒、感謝してもしきれません。)
 (これで私も心置きなく
  我が主に仕えることができる……。)
ネコマタ(緑):
 (……。)
 (……なぜ、黒姉さんは
  この人に憑いているの……?)
 (私たちのご主人を殺めた
  この人に……。)
ネコマタ(黒):
 (……。)
 (…………。)
 (………………。)
 (……主との約束。)
ネコマタ(緑):
 (……約束?)
DEMの少年:
 ……探しモノは見つかった。
 行くぞ、黒。
ネコマタ(黒):
 (はい。)

 (……別れの時が来てしまった……。
  名残惜しいがここでお別れだ。)
ネコマタ(緑):
 (待って!黒姉さん!
  姉さんも一緒に行こう!)
ネコマタ(黒):
 (……すまない。
  私は、おまえたちと共には
  行けない……。)
DEMの少年:
 ……。
プレイヤー:
 (……少年がこちらを見ている。)
DEMの少年:
 ……。

DEMの少年、黒と共に消失。

ネコマタ(緑):
 (……黒姉さんっ!)
 (……わからない。
  黒姉さんが、わからない……。)
ネコマタ(桃):
 (緑ちゃん……。)
ネコマタ(山吹):
 (たしか、前のご主人
  あいつにやられたはずなのに
  『約束』……ってなんやろーな……。)
 (あーあかんっ!
  ウチの脳みそでは理解できへんわぁ!)
ネコマタ(緑):
 (……。)
ネコマタ(茜):
 (まー、考えても仕方ないじゃない。
  行動あるのみよ!)
 (緑姉さん、前のご主人の事で
  何か心当たりとかないの?)
ネコマタ(緑):
 (……。)
 (……あっ。)

 (もしかすると、軍艦島に住む
  闇の妖精さんが何か
  知っているかも……。)
ネコマタ(杏):
 (なんで?)
ネコマタ(空):
 (なんでって、緑がそう言ってんだ
  行ってみればわかるんじゃん!
  さぁ!出発だーっ!)
ネコマタ(胡桃・若菜):
 (出発ぅー!!)
ネコマタ(桃):
 (……そういえばあのDEMの少年。
  雰囲気変わったよね?)
ネコマタ(山吹):
 (例えば?)
ネコマタ(桃):
 (……う~ん、初めに見たときは
  ネコ肌にビビッ!とくるものが
  あったけど。
  今回は、そうでもなかったなぁ。)
ネコマタ(山吹):
 (……ネコ肌?ウチには
  よーわからへんかったけどなぁ。)
プレイヤー:
 (いつになくネコマタたちが
  騒がしい……。)

軍艦島(夜)[edit]

闇の精霊イシス:
 ……私は、闇の精霊イシス。

 殺されたドミニオンたちの魂を
 癒しています……。

 私に何か御用かしら?

→(「とくにない」「立ち去る」ともに変化なし)

ネコマタ(緑):
 にゃにゃ!!
闇の精霊イシス:
 ……あら、あの時
 お墓を作っていた子猫ちゃん?

 私に何か御用かしら?
ネコマタ(緑):
 にゃお~ん……。
闇の精霊イシス:
 ……。

 ……そう、わかった。
 その話、良く聞かせて……。

緑は闇の精霊イシスに
黒の事について尋ねた。
闇の精霊イシス:
 ……ごめんなさい。

 黒猫ちゃんがDEMの少年に憑く
 理由は私には分からない。
 ……だって、あなたたちが
 お墓を作っている所を
 見ていただけだもの……。
ネコマタ(緑):
 にゃ……。
闇の精霊イシス:
 ……。

 ……そうね。
 一つだけ、黒猫ちゃんが
 DEMに憑く理由を知る最善の
 方法があるけど……。
ネコマタ(緑):
 にゃ!?
闇の精霊イシス:
 その方法というのが
 この地へ子猫ちゃんの元主人の魂を
 呼び戻すこと、なんだけど……。
ネコマタ(緑):
 にやあ!にゃあ!
闇の精霊イシス:
 ……ただし、呼び出された
 元主人が生前のままとは
 限らないの……。
 それでも良ければ
 この地に降霊させるわ……。
ネコマタ(緑):
 にゃお~ん!
闇の精霊イシス:
 ……わかったわ。
 前の御主人の名前、
 教えてもらえるかしら?
ネコマタ(緑):
 にゃ~。
闇の精霊イシス:
 ……。

 「ナジト」と言うのね。
 ……。

 それでは、降霊させるわ。

イシスに紫の魔方陣。

 ……混沌の地に彷徨いし
 哀れな魂よ……。

 我の声に応えよ……。

イシスに紫のエフェクト。

 ……大いなる闇の力を持って
 汝の魂を再びこの地に呼び戻さん……!

ナジト召喚。

ナジト[/疲れ]:
 うぅ……あぁぁ……うう。
ネコマタ(緑):
 にゃにゃ!!
闇の精霊イシス:
 ……ハァハァ。
 ……。

 よく聞いて、ナジトをこの地に
 長期とどめておく事は不可能。
 限りある時間を大切にして……。
 それと、彼の肉体はサービスよ。
 と、言いたいところだけど
 流石にこれだけのことをして
 タダというのもどうかと思うわ。
 だから……。

 あなたのご主人から
 生気をいただくことにするわ。
 ふふふ。
ネコマタ(緑):
 にゃにゃ!?

選択肢

急な展開だ……。
 >嫌ですよ
 >仕方ありません

『嫌ですよ』を選択

闇の精霊イシス:
 あなたの意思なんて
 関係ないわ……。

『仕方ありません』を選択

(上記セリフを省略)

プレイヤーのHPが1になる。

プレイヤー:
 ……!?
 ものすごい、疲労感に包まれた。
闇の精霊イシス:
 ふふふ。
 ごちそうさま。

闇の精霊イシスに話しかける

闇の精霊イシス:
 あら、やはり少し様子が
 おかしいようですね。
 あちらの世界に長くいすぎたせいかしら?
 きっと自分が何者なのかも
 忘れていそうね。

ナジトに話しかける

ネコマタ(緑):
 にゃお~ん?
ナジト[/疲れ]:
 ……。
 …………。
 ………………。

 にゃ、にゃ~お……。
ネコマタ(緑):
 にゃ……にゃっ!?
 にゃお~ん?
闇の精霊イシス:
 ……あら。
 心が不完全だったようね。
ネコマタ(緑):
 ……にゃお~ん?
闇の精霊イシス:
 心を取り戻す方法ねぇ……。

 降霊しておいてなんですけど
 まったく分からないわ……。
ナジト[/疲れ]:
 にゃ、にゃ~お……。
ネコマタ(緑):
 にゃ……。
プレイヤー:
 (ネコマタ達がやけに騒がしい。
  何か手伝えることは……。)
闇の精霊イシス:
 ……?

 あら、そこのご主人には
 この子達の声が届いていないようね。
 いいわ……。

イシスに魔法をかけられる。

プレイヤー:
 !?
闇の精霊イシス:
 ……気分はどうかしら?

 私の魔法の力でしばらくの間
 この子達の言葉が理解できるはずです。
 あなたの可愛い子猫ちゃんが
 困っているんだから、この問題
 ご主人であるあなたが解決
 してあげないと……ねえ?
プレイヤー:
 (ネコマタたちの
  物凄く熱い視線を感じる……。)

選択肢

視線を感じる……
 >や、やだ!
 >ま、まかせて!

『や、やだ!』を選択

ネコマタ(山吹):
 やだ!とは言わないのが
 うちの相方の良いところ!
ネコマタ(茜):
 いつも頼りないけど
 こういう時に限っては
 頼りになるのよね~。
プレイヤー:
 (……。)

→(以降、「まかせて」を選ぶまで無限ループ)

『ま、まかせて!』を選択

ネコマタ(山吹):
 さっすがうちの相方や!
ネコマタ(茜):
 宿主としてあったりまえよね~。
ネコマタ(桃):
 緑ちゃん、良かったね!
ネコマタ(緑):
 うん……。
ナジト[/疲れ]:
 ……ウェ…フォー…ト……。
 ゴ、ゴミ箱……。
ネコマタ(白):
 あらあら、みなさん
 ナジトさんが何か言ってますわ。
ネコマタ(菫):
 みんな、静かに
 聞こえないわ。
ナジト[/疲れ]:
 ウ…スト…ー…ト……。
 ゴ、……ゴミ……箱……。
ネコマタ一同:
 ゴ、ゴミ箱……?
プレイヤー:
 ゴミ箱……?

ナジトに話しかける

ナジト[/疲れ]:
 ウ…スト…ー…ト……。
 ゴ、……ゴミ……箱……。

闇の精霊イシスに話しかける

闇の精霊イシス:
 あら、やはり少し様子が
 おかしいようですね。
 あちらの世界に長くいすぎたせいかしら?
 きっと自分が何者なのかも
 忘れていそうね。

ウェストフォート[edit]

プレイヤー:
 (……ゴミ箱がある。)

『立ち去る』を選択
→(変化なし)

『調べる』を選択
→(はずれの場合)
(普通のゴミ箱としての挙動)

→(あたりの場合)

プレイヤー:
 (……ゴミが詰まっていて
  奥まで調べられないな……。)
ネコマタ(桃):
 あっ!ご主人!

 ゴミ箱のゴミを散らかすのは
 得意なんです!

 あたしにまかせて~!

ゴミ箱から3回煙エフェクト。

ネコマタ(桃):
 ゴ~ミばっこ!
 ゴ~ミばっこ!

 楽しいな~♪
ネコマタ(菫):
 桃……。

再度ゴミ箱から3回煙エフェクト。

ネコマタ(桃):
 ゴ~ミの海~ぃ♪
ネコマタ(白):
 桃さん……。
ネコマタ(茜):
 ぎゃー!

 変な虫がでてきた~!

暗転。明ける。

ネコマタ(桃):
 ぷは~っ!
 楽しかった~♪

 ご主人、ゴミ箱のゴミを
 思いっきり散らかしてやりました!

選択肢

散らかしてやりました!
 >よくやった!
 >……。

『よくやった!』を選択

ネコマタ(桃):
 えへへ~。

 長年のゴミ箱生活の中で
 身につけた技が役立って
 良かった!

『……。』を選択
壊れた竪琴(イベント)を入手。

ネコマタ(桃):
 ……あれれ?
 みんなどうしたの?
ネコマタ一同:
 ……。

どうしてこうなった……

ネコマタ(緑):
 ……あっ。

 ご主人の足元に落ちている
 その竪琴……。
 前のご主人、よくその竪琴で
 黒姉さんと、私によく
 弾き聞かせてくれた……。
 ……もしかしたら、それをナジトさんに
 見せれば心を取り戻せるかも!
ネコマタ(桃):
 ナジトさんの元へ戻ってみようよ!
:
『壊れた竪琴』を入手した!

軍艦島(夜)[edit]

闇の精霊イシスに話しかける

闇の精霊イシス:
 あら、やはり少し様子が
 おかしいようですね。
 あちらの世界に長くいすぎたせいかしら?
 きっと自分が何者なのかも
 忘れていそうね。

ナジトに話しかける

:
『壊れた竪琴』をナジトに見せた
ナジト[/疲れ]:
 ……。
ネコマタ(緑):
 ……ご主人。
ナジト[/疲れ]:
 ……。
 …………。
 ………………。
 ……こ、壊れて…る。
プレイヤー:
 (ナジトの様子に
  変化は見られないようだ。)
闇の精霊イシス:
 ……そうでもないわ。

 今、あなたは私の魔法で
 ネコ語も普通の言葉のように
 聞こえているかもしれないけど。
 今、ナジトが話している言葉は
 あなたたち「人の言葉」よ……。
 上手くいけばナジトの心は
 完全な物になるかもしれない……。
ネコマタ(桃):
 ねぇ、ご主人。

 この『壊れた竪琴』を修理して
 もう一度ナジトさんに見せることって
 出来ないかなぁ……?
ネコマタ(緑):
 ……ウェストフォートの吟遊詩人。
 ご主人の友達……。
 彼ならなんとかしてくれるかも……。
ネコマタ(桃):
 じゃあ、そこへ行ってみようよ!

ナジトに話しかける

ネコマタ(緑):
 ……ウェストフォートの吟遊詩人。
 ご主人の友達……。
 彼ならなんとかしてくれるかも……。

闇の精霊イシスに話しかける

闇の精霊イシス:
 ……今、ナジトが話す言葉は
 ネコ語ではなく、「人の言葉」。

 きっかけさえあれば
 生前の状態に戻せるかも……。

ウェストフォート[edit]

さすらいの吟遊詩人:
 ラ~ラララ~~♪
 ボクはさすらいの吟遊詩人。

 ん、ボクに何か用かい?

選択肢

ボクに何か用かい?
 >立ち去る
 >『壊れた竪琴』を見せる

『立ち去る』を選択

さすらいの吟遊詩人:
 一曲聴いていってくれよ~。

『「壊れた竪琴」を見せる』を選択

さすらいの吟遊詩人:
 ……こ、この竪琴は!?
 どうしてキミがこれを……?

暗転。

:
(プレイヤー)は
これまでの経緯を説明した。

明ける。

さすらいの吟遊詩人:
 ……アイツ、しばらく姿を
 見せないと思えばそんなことに……。
 ……ナジト。

間。

 ……。

 ……この竪琴、直せるよ。
 実はこの竪琴……。
 ボクが初めて作って
 アイツの誕生祝いに贈った
 思い出の楽器なんだ。
 ふふ……。
 ほらここ、ゆがんでいるだろ。

 随分昔の話だけど、
 つい最近の出来事のように感じる……。
 ……。
 …………。
 ………………。
 ……感傷に浸っている場合じゃないか。
 よし、この竪琴を直そう。
 アイツが……、待っている。

 ……さっそく、修理したい
 ところなんだが、あいにく修理素材を
 切らしていてね。
 このご時世だし、色々物不足で。
 今、簡単な修理素材を
 手に入れるのさえ困難だ。

 でも、幸いなことに
 修理に必要な素材の一つである
 ドミニオン弦はボクが持ってる。
 今からボクが言う修理に必要な素材は
 キミの力でなんとか手に
 入れてきてほしい。
 必要な素材は

 『木材』
 『サンドペーパー』
 『接着剤』

 それぞれ1個ずつだ。
 頼んだよ。

材料を持って、さすらいの吟遊詩人に話しかける

さすらいの吟遊詩人:
 持ってきてくれた
 ようだね。

 ……。
 ……確かに修理材料は
 受け取ったよ。

 後はボクにまかせて!

暗転。明ける。

 ……よし、出来た!

 これで元通りだ……。
:
『ナジトの竪琴』
を入手した!
さすらいの吟遊詩人:
 ……ナジトの冒険譚は
 ボクが生きている限り永遠に
 語り続ける。
 そしてナジトは人々の心に生き続ける。

 永遠にね……。

軍艦島(夜)[edit]

:
『ナジトの竪琴』をナジトに手渡した。

間。

ナジト[/疲れ]:
 ……。
ネコマタ(緑):
 ご主人……。
ナジト[/疲れ]:
 ……あいつから貰った。
 僕の…楽器……。
ネコマタ(緑):
 ……ご主人、ご主人?
ナジト[/疲れ]:
 僕の大切な楽器……
 アイツからのプレゼント……。

間。

闇の精霊イシス:
 あともう一息といった感じかしら……。
ネコマタ(桃):
 ねぇ、緑ちゃん。
 他にナジトさんが大切にしていた
 物とかって心当たりないの?

間。

ネコマタ(緑):
 ……。
 …………。
 ………………。
 ……あっ、懐中時計……。
 ご主人、いつも懐中時計を
 大事そうに持ってた……。
 たしか……
 ウェストフォートの誰かに
 預けていた……。
ネコマタ(菫):
 そうと分かれば、
 手当たり次第、当たってみましょう。

闇の精霊イシスに話しかける

闇の精霊イシス:
 ……う~ん。
 あともう一息といった感じね……。

ナジトに話しかける

ネコマタ(緑):
 ご主人、いつも懐中時計を
 大事そうに持ってた……。
 たしか……
 ウェストフォートの誰かに
 預けていた……。
ネコマタ(菫):
 そうと分かれば、
 手当たり次第、当たってみましょう。

ウェストフォート[edit]

レジスタンス見習いの少年[edit]

レジスタンス見習いの少年[/話す]:
 ようこそ!
 ウェストフォートへ!
 ……えっ?
 ナジトさんの懐中時計?
 あれならたしかに随分前に
 オイラが預かってすぐそこの
 鑑定屋のお姉ちゃんに
 修理をお願いしておいたけど……。
 でも、おかしいなぁ……。
 修理をお願いしてから
 結構時間が経つのに、
 いまだに懐中時計が届かないよ。
 懐中時計の修理が終わったら
 オイラに届けてくれることに
 なってるんだ!

再び少年に話しかける

レジスタンス見習いの少年[/話す]:
 懐中時計は
 鑑定屋のお姉ちゃんに
 修理をお願いしておいたけど……。
 でも、おかしいなぁ……。
 修理をお願いしてから
 結構時間が経つのに、
 いまだに懐中時計が届かないよ。

鑑定屋[edit]

→(懐中時計についてたずねる)

鑑定屋[/話す]:
 ……懐中時計?

 あー、あれならとっくに
 修理が終って懐中時計の
 持ち主に返したけど?

『その持ち主って……?』を選択

鑑定屋[/話す]:
 え?
 最近、この街に居ついた
 ドミニオンの商人さんだけど?

『……。』を選択
(上記セリフ省略)

プレイヤー:
 ……。
鑑定屋[/話す]:
 ……。
 …………。
 ………………。
 
 ……もしかして
 私、騙された……?
 うぅ~……。

 アイテムの鑑定は得意だけど
 人様の鑑定は守備範囲外なのよぅ~。

 ……ごめんなさい~。
 持ち主を名乗った男は
 この街の何処かにいるはず……。

 悪いけど、あなたの力で
 取り返してきてくれない……?
 私、こういうの苦手で……。
 本当に、ごめんなさい~……。

再び鑑定屋に話しかける

鑑定屋[/話す]:
 本当に……ごめんなさい~。
 持ち主を名乗った男は
 この街の何処かにいるはず……。

 悪いけど、あなたの力で
 取り返してきてくれない……?
 私、こういうの苦手で……。

悪徳商人クスカ[edit]

悪徳商人クスカ[正面を見る]:
 (……ちっ、大事そうに
  していたわりには小汚い
  懐中時計だな……。)
 (はぁ……、こんなの売っても
  一文もなりやしねぇだろうな……。)

『立ち去る』を選択
→(変化なし)

『あの~……?』を選択

悪徳商人クスカ[/話す]:
 うおっ!

 お、驚かすなよっ!
 心臓が飛び出るところだったぜ……。

 ……。
 ……な、なんだい?
 あんた、……お客かい?

『いいえ』を選択

悪徳商人クスカ[/話す]:
 なんだ、冷やかしかよ!

 客じゃないならさっさと失せなっ!
 商売の邪魔だ!

『懐中時計についてたずねる』を選択

悪徳商人クスカ[/話す]:
 あん?……懐中時計だと?
 ……。

 ……これのことか?
ネコマタ(緑):
 ……ご主人の時計!

『事情を説明して返してもらう』を選択
暗転。明ける。

:
(プレイヤー)は
事情を説明した。
悪徳商人クスカ[正面を見る]:
 ……ほう。
 そんなに大事な時計なのか?

『返せ!返せー!』を選択

悪徳商人クスカ:
 あーっ!
 ギャーギャーうるせーよ!

 そんなにこの時計が欲しいのか?
悪徳商人クスカ[/話す]:
 俺にとってはただの小汚い時計だが
 おまえにとってはどうしても欲しいもの
 みたいだな……。
 ……。
 ……へへっ。

 どうしても譲って欲しいっていうんなら
 譲ってやってもいいぜ?
 でも、タダって訳にはいかないな。

 ……そうだな。
 ……。
 …………。
 ………………。

 ……100だ、100持って来い。

『100G支払う』を選択

悪徳商人クスカ[/話す]:
 ……おまえ、商売
 舐めてんのか?

 100といったら
 1,000,000Gと相場は
 決まってんだよ!
 この時計が欲しいんなら
 1,000,000Gだしな!

ネコマタ(緑):
 ……ご主人。

『1,000,000G支払う』を選択

(上記やりとり省略)
ネコマタ(山吹):
 ……ちょっとまったぁ!

 こんな悪徳商人に
 銭払う必要なんてないで!

 うちにいい考えがある!
 任しとき!

悪徳商人クスカ[/話す]:
 おい、なにボーっとしてる……。

 買うのか買わないのか
 ハッキリしやがれってんだ!

ネコマタ(山吹):
 ……ふっふっ。
 お灸をすえてやらんとなぁ(にやり)

(山吹の一撃)

悪徳商人クスカ:
 ……?

 ……はうっ!

 (パ、パンツのゴムが切れた……?)
 ……す、すまないっ!
 か、懐中時計の話は後にしてくれ!
 用事を思い出したんだっ!
 (くっ……、今すぐ替えのパンツを
  買いに行かねば……このパンツの
  耐久値がッ!)
ネコマタ(山吹):
 ……とどめやっ!

(山吹の追撃)

クスカの下装備がフンドシになる。

悪徳商人クスカ[/疲れ]:
 ……はうあッ!!
 パンツが鞄にッ……!

 (キャ、キャパシティーオーバーで
  動けない……。)
ネコマタ(山吹):
 あんさん、チャンスやで!

『生暖かい目で見守る』を選択

悪徳商人クスカ[/疲れ]:
 (くっ、なんだ……?
  この何もかも見透かすような
  こいつの目は……。)

『懐中時計を返せ!』を選択
(上記セリフ省略)

悪徳商人クスカ[/疲れ]:
 くっ……。
 ……。
 …………。
 ………………。
 ……俺の負けだ……。
 こんな小汚い時計、くれてやる……。

 さあ、持っていけ!!
 (こ、この懐中時計さえ手放せば……、
  俺は晴れて自由の身となれる……。)

『……だが断る』を選択

悪徳商人クスカ[/疲れ]:
 ……んなッ!?

 この懐中時計がいらんというのか!?
 ……。
 …………。
 ………………。
 ……お、俺が悪かった!
 頼むからこれを受け取ってくれ!!

再び『……だが断る』を選択

悪徳商人クスカ[/疲れ]:
 俺にこれ以上の辱めを
 与えないでくれ!!

 俺にパンツを履くチャンスを
 与えてくれ!!

→(以降、受け取るまで2パターンをループ)

『懐中時計を受け取る』を選択
→(上記やりとり省略)

悪徳商人クスカ[/疲れ]:
 ……う、動けるぞ。
 これでパンツの修理にいける……。

 でもこの格好でどうやって
 修理にいけば……?
ネコマタ(山吹):
 あはは~っ、久しぶりに
 面白いもん見せてもろーたわ!
ネコマタ(茜):
 そうね、こんな奴には
 これくらいのお仕置きが必要よ!
ネコマタ(菫):
 そ、それにしても
 少しかわいそうだわ……。
ネコマタ(空):
 菫ねえちゃん、細かいことは
 良いんだって!
 万事解決じゃん!
ネコマタ(白):
 あらあら、うふふ♪

暗転。

『ナジトの懐中時計』
を取り戻した!!

再びクスカに話しかけると

悪徳商人クスカ[/疲れ]:
 ……。

クスカの下装備がフンドシになる。

悪徳商人クスカ[/疲れ]:
 ……くそっ!
 ゴムが完全にイカレてやがる……。

暗転。明ける。

悪徳商人クスカ[/疲れ]:
 ……今の俺に出来る最大限の抵抗!!
 それはこの重力に逆らう事だッ!

ズボンの下は赤ふんどしですw

軍艦島(夜)[edit]

ナジトは楽しそうに
楽器を奏でている。

『そっとしておく』を選択
→(変化なし)

『懐中時計を見せる』を選択

ナジト[/疲れ]:
 ……?

 ……僕の懐中時計。

: 
 ナジトは懐中時計を手に取ると
 ガチャガチャ弄り始めた。
ネコマタ(山吹):
 ナ、ナジトはん、なにしとるんかな?
ネコマタ(菫):
 手先を動かすと
 頭の運動になると聞いた事があります。

 きっとナジトさんも
 それをやられているのだと思います。
ネコマタ(山吹):
 さっすが菫姉やん!物知りやな~!
ネコマタ(菫):
 そ、それほどでも~。
ネコマタ(杏):
 でも、なんで今そんなことしてるの?
ネコマタ(菫):
 う……。
ネコマタ(杏):
 あっ!いま懐中時計から
 なにか落ちたよ!
ネコマタ(空):
 どれどれ~?
 ねえちゃんに見せてみな~。

 う~ん。
 ……何かの地図みたいね。
 ……。
 …………。
 ………………。
 茜、パス。
ネコマタ(茜):
 え!?なんであたしなの!?
 ……。

 ……こ、こんなのあたしに
 かかればイチコロよ!
 ……。
ネコマタ(胡桃):
 茜おねえさん、むずかしい
 おかおしてる~。
ネコマタ(若菜):
 へん~♪

『茜を助ける』を選択

ネコマタ(茜):
 ……べ、別にあんたの
 助けなんて要らないわよ!
 あたし一人でも分かるんだから!

『茜を見守る』を選択
→(上記セリフ省略)

ネコマタ(茜):
 ……。
 …………。
 ………………。
 うぅ……。
 ……。
 …………。
 ………………。
:
 茜から『ボロボロの地図』
 を手渡された。
ネコマタ(茜):
 ……な、なによ!
 な、謎は全て解けたけど
 あんたたちなんかに
 教えてあげないんだから!
:
 ……『ボロボロの地図』を
 調べてみよう。

ボロボロの地図を使うと
(地図が開く)

:
 地図には何か目印のような
 物がついている。

ナジトに話しかける

ナジト[/疲れ]:
 ……?

 ……僕の懐中時計。

 ……地図……。

闇の精霊イシスに話しかける

闇の精霊イシス:
 ……う~ん。
 あともう一息といった感じね……。

ウェストフォート[edit]

地図を使わず、ミウに話しかける

ミウ:
 ……。
 …………。
 ………………。
:
 寂しそうな表情をした少女が
 たたずんでいる。

ミウのそばで地図を使う

:
 地図に記されている目印は
 この辺りだが、特に
 目立ったものは見当たらない。
ネコマタ(桃):
 ……う~ん。
 あそこに立っている女の子に
 たずねてみようよ!
 何か知っているかも?

ミウに話しかける

ミウ:
 ……。
 …………。
 ………………。
:
 寂しそうな表情をした少女が
 たたずんでいる。

『立ち去る』を選択
→(変化なし)

『こんにちは!』を選択

ミウ[/話す]:
 ……!?

 ……こ、こんにちは!

『さようなら』を選択

ミウ[/話す]:
 あっ……。

『探し物をしてるんだけど』を選択

ミウ[/話す]:
 ……探し物してるの?

 う~ん……。
 ……。
 …………。
 ………………。
 ……もしかして
 あの「箱」のことかなぁ?

『違うと思います』を選択

ミウ[/話す]:
 あっ……。

『箱?』を選択

ミウ[/話す]:
 うん、箱。

 でも、もうここにはないよ。
 ある人が持って行っちゃった。

 ……その箱の持ち主
 教えてあげてもいいんだけど~。
 う~ん……。
 ……。
 …………。
 ………………。
 ……そうだ!
 自己紹介、まだだったね!
 わたし、「ミウ」っていうの。

 あなたのお名前は?
 ……。
 ……うんうん。

 (プレイヤー)さん
 っていうのね。
 ねぇ、
 (プレイヤー)さん
 わたしと遊んでよっ!

『やだ!』を選択

ミウ[/話す]:
 ふ~ん、つまんないの。
 じゃあ、箱の在り処、
 教えてあげないも~ん。

『ミウと遊ぶ』を選択

ミウ[/話す]:
 やったー!
 じゃ、
 (プレイヤー)さん
 わたしについて来てよ!

※憑依されている場合↓

ミウ[/話す]:
 あっ!憑依している人は
 連れて行けないからね!

???の家[edit]

ミウ[/話す]:
 (プレイヤー)さん
 遅いよぅ。
 はやく、あそぼー!

→(ここは?)

ミウ[/喜び]:
 ここ、わたしんち!
プレイヤー:
 !?
ネコマタ(杏):
 え?でも、ここって……?!
 んんぐ!?
ネコマタ(空):
 しっ!
 杏、ここは黙っておくんだ。
ネコマタ(白):
 杏さん、時と場合を
 考えましょうね~。
プレイヤー:
 ……。
ミウ[/話す]:
 ん?どうしたの?

→(なにして遊ぶの?)

ミウ[/話す]:
 ……どうしよっかなー。

 おにごっこ?
 かくれんぼ?

 うーん……。
 ……。
 …………。
 ………………。

 ……そうだ!

間。

ミウ[/話す]:
 ……ねぇ。

 ……探してみてよ。

 ……本当のわたしを……。
 ……。

 ……わたしの姿、忘れないで。

→(わ、わかった)

偽物1に話しかける

???[/話す]:
 ……。

→(違うね!)
(変化なし)

→(そうだ!)

???[/話す]:
 残念。

偽物2に話しかける

???[/喜び]:
 本物はわたし!

→(違うね!)
(変化なし)

→(そうだ!)

???[/話す]:
 ハズレだよー!

偽物3に話しかける

???[/喜び]:
 わたしがだよ!わたし!

→(違うね!)
(変化なし)

→(そうだ!)

???[/話す]:
 ざ~んねん。

偽物4に話しかける

???[/話す]:
 わたし、信じてるから!

→(違うね!)
(変化なし)

→(そうだ!)

???[/話す]:
 あ~あ……。

偽物5に話しかける

???[/喜び]:
 わかるよね?

→(違うね!)
(変化なし)

→(そうだ!)

???[/話す]:
 ……。

偽物6に話しかける

???:
 忘れないでって、言ったよね?

→(違うね!)
(変化なし)

→(そうだ!)

???[/話す]:
 うそつき。

偽物7に話しかける

???[/話す]:
 わたしが本物だってば!

→(違うね!)
(変化なし)

→(そうだ!)

???[/話す]:
 なんで、わかってくれないかな……。
ミウ[/話す]:
 あれぇ?
 もう、降参?

 もっとあそぼうよ!

→(わ、わかった)
(正解するまでループ)

本物に話しかける

???[/話す]:
 ふふ……。
 わたしが本物だよ。

→(違うね!)
(変化なし)

→(そうだ!)

???[/話す]:
 え~!
 なんでわかっちゃうかな!
ミウ[/話す]:
 あー、こんな楽しい気持ちは
 久しぶりっ!

 (プレイヤー)さん
 遊んでくれてありがとう!

 ……それじゃあ、約束の箱の
 在り処を教えてあげるっ!
 でも、その前に一つだけ
 お願いがあるの……。

 聞いてくれる?

『やだ』を選択

ミウ[/話す]:
 ふ~ん、それじゃあ
 おしえてあーげないっ!

『もちろん!』を選択

ミウ[/話す]:
 ありがとう!
 (プレイヤー)さん
 って優しいねっ!
 ……その、お願いというのはね
 (プレイヤー)さん
 に箱の場所まで憑依させて欲しいの。

 簡単なお願いでしょ?
 ……それじゃあ、さっそく
 箱の在処だけど。

 ウェストフォートにいる
 『傷ついた男』の人って
 見たことなぁい?
 その人があなたの探している箱を
 持っていると思うわ。

 さぁ、いきましょ!
ネコマタ(藍):
 ……。

 菫姉さん、この人って……。
ネコマタ(菫):
 ……ええ。

 藍の思っているとおりだと思うわ。

ウェストフォート[edit]

傷ついた男に話しかける

ミウ:
 この人が
 あなたの探している箱を
 持っているはずよ。

『立ち去る』を選択

ミウ:
 ど、どこいくのよ!
 箱はこの人が持ってるって
 言ってるのにっ!

『箱についてたずねる』を選択

傷ついた男[/座る]:
 ……ゴホッゴホッ。
 箱を拾わなかったかだって?

 ……こ、これのことか?
:
 男はそう言うとおもむろに
 ふところから小汚い箱を取り出した。
ミウ:
 ……うん、この箱で間違いないわ。
 あそこに埋められていた箱はこれよ。

『事情を説明する』を選択

:
 (プレイヤー)は
 事情を説明し、箱の返却を求めた。

『箱を返せ』を選択
→(上記やりとり省略)

傷ついた男:
 ……えっ、いいけど。
:
男はあっさり

『小汚い箱』を返してくれた。

傷ついた男[/話す]:
 ……なぁ。
 その箱、一体なんなんだ?

 中は空っぽだし、
 これといって特別な箱には
 見えないけど……。
 ……ただ
 最初にこの箱を開けたとき
 なんだか凄く幸せな気持ちに
 させてくれたんだ。
 ……そして、俺はとても大事なことを
 思い出したんだ。

 ……妹と過ごした
 幸せだったあの日々を……。
ミウ:
 ……。

間。

傷ついた男[/うなずく]:
 妹がいなくなってから
 俺はいつ死んでも構わない
 覚悟だった……。
 ……だけどあの箱を開いた時
 あいつの分まで生きてもいいのかな
 って思えたんだ……。

傷ついた男が「いやいや」モーション。

ミウ:
 ……お兄ちゃん……。

 届いてたんだ……
 私の想い……。
傷ついた男[/がっかり]:
 ……うぅ。

 くそ、涙が止まらない……。

 ミウッ、ミウッ……。
ミウ:
 ……お兄ちゃん……。

キラキラエフェクトと共にミウ出現。

傷ついた男[/がっかり]:
 ……?
 いま、妹……ミウの声が聞こえた……?
 近くに……いるのか?
 ……。

 心配かけちゃってごめんな……。

 もう、死んでもいいなんて思わないよ。
 もうあの幸せな日々は戻らないけど
 ミウと過した日々は俺の
 一生の宝物だ……。
ミウ:
 ……わたしにとっても宝物だよ。

 お兄ちゃんがメソメソしてたら
 わたし心配で、成仏
 できないんだから……。
 お兄ちゃん、しっかりしてよね……。
 ……。
 (プレイヤー)さん。

 もう、思い残すことはないよ……。
 短い間だったけど
 ありがとう、楽しかった……。

 それと、こんな形で
 利用してしまって、ごめんなさい。
 またいつか、会えるといいな……。
 ……みんなと……。

キラキラエフェクトと共にミウの姿が消える

傷ついた男[/がっかり]:
 ……。

 ……俺はもう大丈夫だよ、ミウ。
 もう、心配するな……。
ネコマタ(緑):
 そんな……。
ネコマタ(桃):
 ミウ、いっちゃったね……。
ネコマタ(藍):
 やはり……。
 あの方は既に。
ネコマタ(山吹):
 別れは辛いなぁ……ホンマに……。
ネコマタ(胡桃):
 ……うぅ。
ネコマタ(若菜):
 ……ぐすっ。
ネコマタ(空):
 わわ、ど、どうした?
 胡桃ちゃん、若菜ちゃん?
ネコマタ(胡桃):
 おばあちゃんのこと
 思い出しちゃったの……。
ネコマタ(胡桃・若菜):
 ぅわ~ん!
 おばあちゃぁぁん……。
ネコマタ(菫):
 泣かないで、今はわたし達がいるわ。
ネコマタ(胡桃・若菜):
 でも……でもぉぉぉっ。
 ぐすっ……。
ネコマタ(白):
 ……ご主人様。
 一旦ここから離れましょう。
 一息ついたら、ナジトさんに
 箱を届けましょうね。
:
 『小汚い箱』を手に入れた。

再び傷ついた男に話しかける

傷ついた男[/がっかり]:
 ……。

 ……俺はもう大丈夫だよ、ミウ。
 もう、心配するな……。

軍艦島(夜)[edit]

闇の精霊イシスに話しかける

闇の精霊イシス:
 ……う~ん
 あともう一息といった感じね……。

ナジトに話しかける

ナジト[/疲れ]:
 ……箱、ボクの箱。

『何もしない』を選択
→(変化なし)

『「小汚い箱」と「ボロボロの地図」を渡す』

ナジト[/疲れ]:
 ……箱、ボクの箱だ……。
:
 ナジトは『小汚い箱』を
 受け取ると、嬉しそうに
 箱の蓋を開いた。
ナジト:
 ……。
 …………。
 ………………。
 ……ない。
 ボクの大切な宝物……。

間。

ネコマタ(藍):
 おかしいですね……。
ネコマタ(杏):
 うん、あの人、この箱の中身は
 元々空っぽって言ってたよ?
ネコマタ(桃):
 あの人がとても嘘を
 つくような人にも見えないし……。
闇の精霊イシス:
 ……。
 ……その箱から微かに感じるのは
 ナジトの心のかけら?
 ……どうやらその箱、ナジトの
 心の一部が封じ込められて
 いたようね……。
 その箱が開けられたことにより
 拡散してしまったようね……。
ネコマタ(緑):
 そんな……。
闇の精霊イシス:
 ……大丈夫。

 感じるわ……、この世界を彷徨う
 ナジトの心を……。
 もう一度、その箱に
 ナジトの心を集めることができれば
 心を取り戻すきっかけに
 なるかも知れないわね……。
ネコマタ(緑):
 でもどうやって、この箱に
 心を集めれば……?
闇の精霊イシス:
 ……ごめんなさいね、これは
 私みたいな下級精霊の力では
 どうすることもできない……。

間。

ネコマタ(杏):
 ……くんかくんか。

 ねぇ、空姉ちゃん。
 なんだかこの箱、臭くない?

間。

ネコマタ(空):
 う~ん?どれどれ~。(くんくん)

 ……うっ、クラっときた……。
 ……茜、後は任せた!

ネコマタ(茜):
 ……な、なんであたしがっ!
 ちょっと、あんた嗅いでみなさいよっ!

→(臭いを嗅ぐ)

プレイヤー[/いやいや]:
 (……うっ、臭いっ!)

 (……でも知っている臭いだ。)
ネコマタ(茜):
 ……で、なにかわかった?

『いいえ』を選択

ネコマタ(茜):
 分からないなら
 もっとしっかり嗅ぎなさいよっ!

→(『はい』を選択するまでループ)

『はい』を選択

ネコマタ(茜):
 さすがねっ!
 あんた探偵の才能があるんじゃない?
 それでなにがわかったの?

『これは、ドガの臭い!』を選択

ネコマタ(茜):
 ……なるほど!
 たしかに、あのおっさんなら
 こんな臭いがするかもねっ!
 でも~、あたしは
 あのおっさんじゃないと思うの。
 
 ……女の感ってやつかしらね。

『これは、茜の臭い!』を選択

ネコマタ(茜):
 ……バカッ!
 あんたなんかもうしらないっ!
ネコマタ(白):
 茜さん、穏便にね~。

『やっぱり、わかりません』を選択

ネコマタ(茜):
 はぁ~、頼りないわね~。
 まぁ、初めから期待してないけどね。
ネコマタ(藍):
 ぬし様、めげないで。
ネコマタ(山吹):
 それじゃ~、ウチらに任しときっ。
 ……。(くんくん)

 どや?杏?
ネコマタ(杏):
 うん……うん。

 もうちょっとなんだけどな。
 ……。(くんくん)
ネコマタ(山吹):
 ……。(くんくん)
 うっ……。

 ……。
ネコマタ(杏):
 山吹おねえちゃん……。
 ボク、なんだか、頭が
 おかしくなりそうだよ……。
ネコマタ(山吹):
 ……。(くんくん)

 !?……。
 ……このミルクを拭き取った後の
 雑巾のような臭い……。
 ……この臭いの主は……。

 間違いない!
 ……シュタイン博士や!!
ネコマタ(空):
 すげー!
 なんで、わかるの山吹。
ネコマタ(緑):
 と、とにかくそうと分かれば
 早速、その人のところに
 向かいましょう……。
ネコマタ(桃):
 ……それにしても、なぜこんな箱に
 自分の心を封じるようなマネを
 したんだろう……?
ネコマタ(藍):
 何か事情がおありだったのでは
 ないのでしょうか?
ネコマタ(杏):
 ……。(くんくん)

 ボク、だんだんクセに……。
ネコマタ(菫):
 もう、よしなさい、杏……。

ナジトに話しかける

:
 臭いの発生源……もとい
 シュタン博士を探そう。

闇の精霊イシスに話しかける

闇の精霊イシス:
 ……う~ん。
 あともう一息といった感じね……。

ウェストフォート[edit]

シュタイン博士[/疲れ]:
 ……ブツブツ……。
ネコマタ(杏):
 このじいちゃんから
 あの箱の臭いがする~!
ネコマタ(空):
 くっさ~……。
プレイヤー:
 (……たしかに臭い。)
 (シュタイン博士があの箱に
 関わっていたことは
 間違いなさそうだ。)

『また後にする』を選択
→(変化なし)

『箱について尋ねてみる』を選択

シュタイン博士[/疲れ]:
 ……。
 …………。
 ………………。
 ……か~~~……
 ……っぺ!!
 ……ふがふが。

『……そのクギ、素敵ですね』を選択

シュタイン博士[/疲れ]:
 ……。
 そ……
 それほどでもない――
 ――というとでも思ったかッ!
 このたわけがッ!!
 わしに何の用じゃ!
 わしはお主に用などないぞッ!
 今、わしは忙しいんじゃいッ!
 分ったらとっとと帰れーッ!!
プレイヤー:
 (……なんだか博士の機嫌が
 悪い……。)

『ごめんなさい』を選択

シュタイン博士[/疲れ]:
 ……ごめんなさいじゃと?

 そんな言葉で済まされるぐらいなら
 レジスタンスなどいらんぞい!
 ……ええい、用件を言え!
 用件を!!

『事情を説明する』を選択
→(上記セリフ省略)

暗転。

:
 (プレイヤー)は
 事情を説明した

明ける。

シュタイン博士[/疲れ]:
 ……。
 ……うむッ!

 たしかにその箱をナジトに
 作り与えたのはこの天才シュタインで
 間違いないぞいッ!
 ……。
 ……それにしても、ナジトの奴
 逝ってしもうたか……。
 ……。
 ……わしの貴重な実験……
 助手候補が……。
 ……。
 ……事情は分った。
 ほれ、その箱をこっちへよこすのじゃ。
 拡散してしまったナジトの心を
 集める機能をその箱に
 取り付けてやろう……。
:
 シュタイン博士に
 『小汚い箱』を取り上げられた。
シュタイン博士[/疲れ]:
 ……ふむ、少しばかり痛んでおるが
 これならすぐに……。

 よし、ちと待っておれ。

シュタイン博士が掲示板のほうまで歩き去る。
暗転。

:
 数分後……。

明ける。
シュタイン博士が掲示板のほうから歩いてくる。

シュタイン博士:
 ……ふぉっふぉ。

 待たせたのう。
 いや~、実に大変じゃった……。
 実は今朝からずっと探しててのぅ。
 それがようやく見つかったのじゃ!!

 そう、その薬は――
 ――『水虫コロリ』じゃッ!!
 これでストレスの主な原因であった
 わしの足に巣食う、忌々しい
 こやつらを始末できるというもの……。
 
 ほれ、見てみい……。

暗転。明ける。

シュタイン博士[/疲れ]:
 ……ふぉっふぉ、どうじゃ?
 
 これがこやつらの
 最後の姿になるのじゃ!
 この日、わしと水虫の関係は
 この『水虫コロリ』で
 因果もろとも断ち切ってくれるわ!
ネコマタ(菫):
 ……。
 ……もしかして箱の事
 忘れちゃってるのかしら……?
シュタイン博士[/疲れ]:
 ……さあ、報いを受けろ!
 憎き水虫めッ!!
ネコマタ(緑):    (←桃?)
 ……。
シュタイン博士[/疲れ]:
 ……あぁ、『水虫コロリ』が
 身にしみるぞい……。
 ……さて、箱の機能拡張作業に
 戻るかのう~。

シュタイン博士が掲示板のほうまで歩き去る。
暗転。

:
 数時間後……。

明ける。
シュタイン博士が掲示板のほうから歩いてくる。

シュタイン博士:
 ……できたぞい!

 名付けて……
 『シュタインボックス』!
 さあ、持っていくのじゃ!
:
 『シュタインボックス』
 を手に入れた!
シュタイン博士[/疲れ]:
 使い方は簡単じゃ
 その『シュタインボックス』を
 ナジトの心が散っていると
 思われる場所で使えばいいのじゃ。
ネコマタ(桃):
 ……あの博士、胡散臭いけど
 本当に大丈夫かな~……。
シュタイン博士[/疲れ]:
 そこのちっこいの!
 誰が『胡散臭い』じゃ!

 あやまれっ!あやまれ~っ!!
ネコマタ(桃):
 ごっ、ごめんなさい!
 ごめんなさいっ!
ネコマタ(山吹):
 ……あのじいさん
 うちらの姿だけじゃなく
 言葉もわかるんか……。

 ただ者じゃないな……。

再びシュタイン博士に話しかける

シュタイン博士[/疲れ]:
 使い方は簡単じゃ
 その『シュタインボックス』を
 ナジトの心が散っていると
 思われる場所で使えばいいのじゃ。

シュタインボックスを使う

:
 (プレイヤー)は
 『シュタインボックス(イベント)』
 を天高く掲げた!

→(はずれの場所)

:
 ……しかし、何も起こらなかった!
 
 この地にナジトの心は
 存在しないようだ。

→(あたりの場所)

:
 『シュタインボックス』に
 何かが吸い込まれたようだ。

→(1回目)

シュタインボックス:
 (……これでは足りないのう……。)

 (もっとナジトの心を集めるのじゃ!)

→(2回目)

シュタインボックス:
 (……まだまだ足りないのう……。)

 (もっとナジトの心を集めるのじゃ!)

→(同じ場所でもう一度使うと)

:
 ……しかし、何も起こらなかった!
 
 もうこの地にナジトの心は
 存在しないようだ。
→(3回目)
:
 その瞬間
 『シュタインボックス』に
 取り付けられたと思われるアラームが
 けたたましく鳴り始めた!
シュタインの声:
 (おめでとう!
 ミッションコンプリートじゃ!)

 (シュタインボックスは
 ナジトの心で一杯じゃて!)
 (ちなみにこの箱は
 わしの祝福のメッセージが流れた後に
 自動的に爆発……)
ネコマタ(桃):
 ……えっ!
シュタインの声:
 (……しないのじゃ。)
ネコマタ(山吹):
 ……。
 ……早いとこナジトはんの
 とこへいこか。

再びシュタインボックスを使う

:
 『シュタインボックス』は
 ナジトの心で満ち溢れている。
シュタインの声:
 (……うむ、たぷたぷじゃて……。)
ネコマタ(茜):
 ……うざい。

軍艦島(夜)[edit]

闇の精霊イシスに話しかける

闇の精霊イシス:
 ……ナジトの心は、この世界の各地に
 散ってしまっている……。

 その心を再び集めることが出来れば
 もしかすると……。

ナジトに話しかける

ナジト[/疲れ]:
 ……ボクの、……ボクのココロ。

『そっとしておく』を選択
→(変化なし)

『シュタインボックスを渡す』を選択

ナジト[/疲れ]:
 ナジトは『シュタインボックス』を
 受け取ると、ゆっくり箱を
 開け始めた!
ナジト[/疲れ]:
 うぅ……。
ネコマタ(緑):
 ご、ご主人っ!
ナジト[/疲れ]:
 ボクは…僕は……。
プレイヤー[/いやいや]:
 (……ううっ。)

 (ナジトの想いが自分の心に
  入り込んでくる……。)
ネコマタ(桃):
 ご、ご主人!?
ナジト[/疲れ]:
 ……僕は……、僕は――

 ――ナジト。
プレイヤー[/いやいや]:
 (……うわっ!!)
 (……うぅ、まぶしくて目が
  開けられない……。)
ネコマタ(桃):
 ご主人っ、……ご主人っ!

明けるとナジトと体が入れ替わわっている。

ネコマタ(桃):
 ご主人っ、目を覚まして!
ネコマタ(緑):
 ……ご主人!
ネコマタ(杏):
 うわぁっ!白目剥いてるっ!
ネコマタ(茜):
 ちょっと冗談でしょ!
プレイヤー:
 (……?)
ネコマタ(緑):
 ……ご、ご主人が目を覚ましたっ!?
 あたしです…緑です……!
プレイヤー:
 (……??)

『やぁ、僕ナジト』を選択

ネコマタ(緑):
 ……。
 ……本当にご主人?
 (雰囲気が大分違う……。)

『事情を説明する』を選択
暗転。

:
 (プレイヤー)は
 今の状況を簡単に説明した。

明ける。

闇の精霊イシス:
 ……う~ん。

 原因はわからないけどナジトの魂が
 どうやら
 (プレイヤー)と
 入れ替わってしまっているようね。
 ……それにしても、普通に考えたら
 今のあなたはとんでもない
 状況にあるけど凄く冷静なのね……。
ネコマタ(白):
 あらあら、困りましたね~。
ネコマタ(藍):
 と、とにかくナジトさんが
 目を覚ます前にこの状況を
 なんとかしなければ
 なりませんね。
ネコマタ(菫):
 そ、そうね。
 それが先決だわ。
ネコマタ(空):
 あたしの勘じゃ、この
 『シュタインボックス』を作った
 博士に原因があると思うんだな!
ネコマタ(茜):
 そうよ!
 そうに決まってるわ!

 あの博士に文句いってやりましょ!

……に話しかける

プレイヤー:
 (早く、シュタイン博士のところに
  行かなければ……。)

闇の精霊イシスに話しかける

闇の精霊イシス:
 ……ナジトの心は、この世界の各地に
 散ってしまっている……。

 その心を再び集めることができれば
 もしかすると……。

ウェストフォート[edit]

さすらいの吟遊詩人:
 き、君はナ、ナジト……!?
 たしか君は亡くなったって……。
レジスタンス見習いの少年:
 ナジトさん!
 
 預かってた懐中時計は
 オイラが修理に出しておいたよ!
 あ~、オイラも早く
 ナジトさんのような一人前の
 レジスタンスになりたいな~!
 そういえばナジトさん
 この街に来るの久しぶりだよね!
 
 もし良かったらオイラが
 街を案内してあげるよ!
レジスタンスリーダー:
 ……ナジト?
 
 いや、そんなはずは……。
シュタイン博士[/疲れ]:
 ……ブツブツ……。
ネコマタ(桃):
 さあ、ご主人っ!
 ここはガツンと言ってやりましょう!

『また今度にする』を選択
→(変化なし)

『ガツンと攻める』を選択

プレイヤー:
 あの~、すみません。
シュタイン博士[/疲れ]:
 ……ブツブツ……。
プレイヤー:
 あの~……、もしもし?
シュタイン博士[/疲れ]:
 ……。
 ……ふが?

シュタイン博士[/話す]:
 ……な、なんじゃ!おぬしは!
 い、いつからそこにいた!

 ……まさか、ワシの独り言を
 聞いてしまったのかのう……?

『聞きました』を選択

シュタイン博士[/話す]:
 ぬうう……。
 盗み聞きしおって……!

 ……どうせなら
 全部聞いていけ!(ニヤリ)

『聞いていない』を選択

シュタイン博士[/話す]:
 う、嘘をつけ!

 きっと、おぬしはワシの独り言を
 聞いていたに違いないッ!
 ……。
 ……仕方ない。

 よかろう!このワシ――

 天才シュタインが発明の数々を
 語ってやろうではないか!(ニヤリ)

(パターンA)

シュタイン博士[/話す]:
 見よ!この「可動橋」を!

 これは来たるべき時に備えて
 この街、ウェストフォートシティの
 防衛機能を向上させる為に
 このワシが開発したモノじゃ!
 ……なに?使い方?

 ふっふふ……。
 来たるべく時になれば分かるぞい!
 では、次の発明を……。
 ……ブツブツ……。

(パターンB)

シュタイン博士[/話す]:
 この天才シュタインが
 頭に装着しているこのクギ!

 高いファッション性と
 機能性を兼ね備えた
 シュタイン渾身の一品じゃ!
 ……。
 ……このクギなんじゃが
 以前、不思議な出来事があってのう。
 ちょっと聞いていってくれい。
 その日、わしはいつもの事ながら
 このクギを装着したまま
 床についたのじゃ。
 そしてその夜、わしは夢を見た。
 このクギを頭に装着しては
 ゴミ箱に捨て、また装着しては
 ゴミ箱に捨てるという行為を
 見知らぬ人々が延々と続ける夢……。
 そんな恐ろしい夢を見た
 わしはとてつもないショックで
 目を覚ましたのじゃ……。

 その時じゃ!!
 ふと、頭のクギが心配になり
 クギに触れてみようとすると……。

 ……ないのじゃ!!
 わしの頭にあるはずのクギが
 失くなっとったのじゃ……!
 わしは必死に探した。
 しかし、どこを探しても出てこない。

 わしは途方にくれ
 もう、諦めようと思った矢先の夜じゃ
 何事もなかったかのように
 ワシの枕元にこのクギが
 置かれていたんじゃ……。
 結局、誰の仕業だったのかのう……。
 
 では、次の発明を……。
 ……ブツブツ……。

(パターンC)

シュタイン博士[/話す]:
 ワシの右手に見える
 この「防護壁」!

 来たるべく時に備えて
 この街、ウェストフォートシティの
 防衛機能を向上させる為に
 このワシが開発したモノじゃ!
 ……なに?使い方?

 ふっふふ……。
 来たるべく時になれば分かるぞい!
 では、次の発明を……。
 ……ブツブツ……。
→(「僕、ナジト!」を選択するまで、パターンA、B、Cをランダムループ)

博士、話長いよ……

『僕、ナジト!』を選択

シュタイン博士:
 ……。
 …………。
 ………………。
 ……ナジト?
 ……。
 はて、生きておるとな?
ネコマタ(桃):
 ナジトさんじゃなくて
 ご主人だよ!
シュタイン博士[/疲れ]:
 ……なにっ、ナジトじゃなく
 (プレイヤー)じゃと?
 ……。

 ……どれ、詳しく話してみぃ。

暗転。

:
 (プレイヤー)は
 事情を説明した

明ける。

シュタイン博士[/疲れ]:
 ……。
 …………。
 ………………。
 (……必要薬品が無かったからといって
 『水虫コロリ』を入れたのはやはり
 不味かったかのう……。)
 ……。
 ……ふむ、仕方ない。

 あらゆる状態を治すことができる
 天才シュタイン作成のこの秘薬を
 くれてやってもよいぞ。
 ただし、条件がある!
ネコマタ(桃):
 じょ、条件?
シュタイン博士[/疲れ]:
 この天才シュタインが新開発した
 どんな悪人をも『萌々』の
 『メロメロ』にしてしまう新薬の
 臨床試験をおまえさんの連れている
 その緑色のちっこいのに
 試してもらいたいのじゃ!
ネコマタ(緑):
 ……!?
ネコマタ(桃):
 なっ!?

 だ、だめよ!
 こんな胡散臭い博士の
 言うことを聞いちゃダメ!
シュタイン博士[/疲れ]:
 胡散臭いとはなんじゃ!

 そんなこというと
 おぬしの主人は一生この姿の
 ままじゃぞ!
ネコマタ(桃):
 ……うっ。
シュタイン博士[/疲れ]:
 ……ふぉっふぉ。

 まあ、好きにするがええぞい。
ネコマタ(緑):
 ……。

 ……ご主人とナジトのためなら……
 私……飲むよ……。
シュタイン博士[/疲れ]:
 ええ覚悟じゃ。

 では、早速……
ネコマタ(空):
 ちょっと待ったぁーっ!
 それ、ちょっと面白そうじゃない!
 あたしが飲むよ!

 あっ、あと杏もね!
ネコマタ(杏):
 うぇ~、何でボクが!
 薬って苦いんでしょ~?

 やだよ~!
シュタイン博士[/疲れ]:
 ……ふぉっふぉ、安心するのじゃ!
 このシュタイン、味の方にも
 ぬかりはないぞ!
 老若男女問わず、誰もが親しみやすい
 りんご味を採用しておるからのう!
ネコマタ(若菜):
 ん……、若菜も
 りんごジュース飲みたい。
ネコマタ(白):
 あらあら、みんな食いしん坊さんでは
 収集が付かないわね~。

 こうなったらご主人に
 誰が飲むか決めてもらいましょう。
シュタイン博士[/疲れ]:
 ……ふぉっふぉっ
 それは名案じゃのう!

 さ、お主が決めるがよいぞ!
 いざ、萌々のメロメロじゃ!

『桃』を選択する[edit]

ネコマタ(桃):
 うえぇあんまし、おいしくないよ。
 
 !?

擬人化ネコマタ出現

ネコマタ(桃)[/喜び]:
 うわー!
 ご主人!
 
 見えてる!
 聞こえてる!
 あたしの身体!声!
 ねえ、どうどう??
シュタイン博士[/疲れ]:
 ……ふぉっふぉっ
 できておる、できておるのう。
 じゃが楽しい時間も
 長くは続かないのじゃ。
ネコマタ(桃):
 え!?

元に戻る。

『藍』を選択する[edit]

ネコマタ(藍):
 うぅ、お世辞にも
 あまりおいしい物とは言えません。

 !?

擬人化ネコマタ出現

ネコマタ(藍)[/話す]:
 まあ……。

 ぬ、ぬし様……。
 どうでしょうか……私?

ネコマタ(藍)が「お辞儀」モーション。

シュタイン博士[/疲れ]:
 ……ふぉっふぉっ
 やりおるわい。
 じゃが楽しい時間も
 長くは続かないのじゃ。
ネコマタ(藍):
 まあ……。

元に戻る。

『山吹』を選択する[edit]

ネコマタ(山吹):
 んは~
 これはどろり濃厚やな!
 
 !?

擬人化ネコマタ出現。

ネコマタ(山吹):
 うひゃー!
 どや!?
 
 このナイスボディ!
 ちゃんと見とる!?
 あんさん!?
シュタイン博士[/疲れ]:
 ……5点。
ネコマタ(山吹)[/話す]:
 ちょ!なんやねんその点数!
シュタイン博士[/疲れ]:
 楽しい時間も長くは続かないのじゃ。

元に戻る。

博士ひどい

『菫』を選択する[edit]

ネコマタ(菫):
 あら、意外においしいわ。
 
 !?

   (擬人化ネコマタ出現)

 うふふ……。
 わかりますか、あなた?

 わたし、菫ですよ。

シュタイン博士:
 ……ふぉっふぉっ
 たまらん、たまらんのう。 

 じゃが楽しい時間も
 長くは続かないのじゃ。

ネコマタ(菫):
 あら、残念……。

『茜』を選択する[edit]

ネコマタ(茜):
 うぐっ!
 何よ、このドロドロの液体!

 !?

   (擬人化ネコマタ出現)

ネコマタ(茜):
 うわ!何よこれ。

 ……。
 ちょっとあんた!
 なんか感想とかないの!

シュタイン博士: 
 ……7点じゃ。

ネコマタ(茜):
 ちょっと何よその点数!

シュタイン博士: 
 もう、このては飽きたのじゃ。

 そして楽しい時間も
 長くは続かないのじゃ。

博士ひどすw

『杏』を選択する[edit]

ネコマタ(杏):
 うわー本当にりんご味だ!
 
 !?

   (擬人化ネコマタ出現)

 ……。
 え~これがボク?
 
 もっとマッチョなのが
 良かったなぁ~。

シュタイン博士:
 うほ。
 
 でも、これはこれで有りなのじゃ。

 じゃが楽しい時間も
 長くは続かないのじゃ。

ネコマタ(杏):
 え~もうちょっとだけお願い!

『空』を選択する[edit]

ネコマタ(空):
 くは~!
 五臓六腑に染み渡るぅ~。

 !?

   (擬人化ネコマタ出現)

ネコマタ(空):
 お?
 おお~!

 ねえねえキミ!
 どうよ!どうよ!どうなのよ!?

シュタイン博士:
 ポ、ポニーテール、萌っ!!
 なのじゃ。
 ええのう、ええのう。

 しかし、楽しい時間も
 長くは続かないのじゃ。

 残念なのじゃ……。

ネコマタ(空):
 え~!
 もう終わっちゃうの?

『胡桃』を選択する[edit]

ネコマタ(胡桃):
 りんごジュースおいしいの。

 !?

   (擬人化ネコマタ出現)

ネコマタ(胡桃)
 うわ~♪
 ねえねえ、ご主人
 見てる~?

シュタイン博士
 ふひぃ。
 その、帽子の中の髪型は
 どうなっておるのじゃ~?
 わ、わしに見せてみい……。

 はぅ!
 いかん、何かよからぬ方向に
 目覚めるところじゃった……。

 むぅ、楽しい時間も
 長くは続かないのじゃ。

 残念なのじゃ……。

ネコマタ(胡桃)
 え~。

『若菜』を選択する[edit]

ネコマタ(若菜):
 ん……おいしい。

 !?

   (擬人化ネコマタ出現)

 ……。
 おっきくなっちゃった。

シュタイン博士:
 はあはあ……。
 ちっこいのええのう、ええのう。

 はぅ!
 いかん、何かよからぬ方向に
 目覚めるところじゃった……。

 むぅ、楽しい時間も
 長くは続かないのじゃ。

 残念なのじゃ……。

ネコマタ(若菜):
 ん……。

『白』を選択する[edit]

ネコマタ(白):
 ん……ちょっと飲みにくい。

 !?

   (擬人化ネコマタ出現)

 あらあら、どうしましょう♪

 うふふ……
 どうかしら、ご主人様♪

シュタイン博士:
 !?
 キタワイ、きたわいこれ!

 お嬢さん!こっちに
 視線をくださいなのじゃ!

ネコマタ(白):
 あらあら、こうかしら♪

シュタイン博士:
 もっとじゃ!
 もっとわしを喜ばせて
 欲しいのじゃ!

ネコマタ(白):
 あらあら、困りましたわ♪

シュタイン博士:
 はぅ!
 いかん、そろそろ楽しい時間も
 終わってしまうのじゃ!

 くぅー!
 悔しい!もっと強力なのを
 作るんじゃったわい……。

共通[edit]

シュタイン博士[/疲れ]:
 ……。
 …………。
 ………………。
 ……うむ。
 やはりわしは天才じゃのう!

 危うく……、萌々のメロメロに
 なるところじゃった……。
 ……おっと!忘れておったぞい。
 ほれ、約束の秘薬じゃ!
:
 『シュタインの秘薬』
 を入手した。
シュタイン博士[/疲れ]:
 使い方は簡単じゃ。
 おぬし自身と、本来の
 おぬしの体に振りまけばええ……。
 はぁ……、それにしても
 ええもん見れたのう。
 この天才シュタイン!

 ……もう思い残すことはない……。
ネコマタ(山吹):
 ……あのじいさん
 萌々のメロメロになっとるやないか……。

再びシュタイン博士に話しかける

シュタイン博士[/疲れ]:
 使い方は簡単じゃ。
 おぬし自身と、本来の
 おぬしの体に振りまけばええ……。
 はぁ……、それにしても
 ええもん見れたのぅ。
 この天才シュタイン!

 ……もう思い残すことはない……。

軍艦島(夜)[edit]

ナジト[死亡モーション]:
 ……うぅ。
闇の精霊イシス:
 急がないとそろそろ目を
 覚ましてしまうわ。

『後にする』を選択
→(変化なし)

『シュタインの秘薬を使う』を選択

:
 『シュタインの秘薬』を
 周囲にばら撒いた!
 周囲が眩い光に包まれる!
ネコマタ(桃):
 ……ご主人、ご主人っ!

『やあ、僕ナジト』を選択

ネコマタ(緑):
 ……あっ……え!?
ネコマタ(山吹):
 はいはい、もう騙されへんで~。
ネコマタ(桃):
 もーご主人、驚かせないでくださいっ!
闇の精霊イシス:
 ……緊張感のない人達ね。

『……元の身体に戻れたみたい』を選択

ネコマタ(緑):
 ……よかった……。
ネコマタ(藍):
 ぬし様……。
ネコマタ(菫):
 とりあえず、問題はないようね。
ナジト[/疲れ]:
 うぅ……。
闇の精霊イシス:
 ……目を覚ますわ。
ナジト[/いやいや]:
 うぅ、僕は、僕は……。
ネコマタ(緑):
 ……あたしです。
 あたしが分りますかご主人っ……?
ナジト[/疲れ]:
 ……?

 ……キミは誰だい?
 僕は、僕はナジト……。

 ……うぅ、何も…思い出せない……。
ネコマタ(緑):
 ご主人……。
ナジト[/いやいや]:
 ……思い出せない、思い出せない……。
 ……。

 ……いや、憶えてる?
 僕の妹……?

 名前は……、名前は……。
 ……思い出せない……、うぅ……。
ネコマタ(桃):
 妹さん……?
 緑ちゃん、何か知ってる?
ネコマタ(緑):
 ……うん、ご主人の妹さん……
 ウェストフォートにいるはず……。
ネコマタ(山吹):
 そんなら探してやろか!
 ナジトはんの妹はんを!
ネコマタ(白):
 緑さん、妹さんは見れば
 すぐに分かりますか?
ネコマタ(緑):
 ……うん。
ネコマタ(空):
 よっし!それじゃウェストフォートに
 妹さん探しにいこうか!

再びナジトに話しかける

ナジト[/いやいや]:
 ……思い出せない、思い出せない……。

 ……。

 ……いや、憶えてる?
 僕の妹……?

 名前は……、名前は……。

 ……思い出せない……、うぅ……。

ウェストフォート[edit]

ラト[/座る]:
 ……。
:
 遠くを見つめる少女が座っている。
 
 ……ただ、その瞳に
 生気は感じられない……。

『後にする』を選択
→(変化なし)

『こんにちは』を選択

ラト[/座る]:
 ……。
 ……わたし、ラト。

 ここで、ナジト兄ちゃんの
 帰りを待ってるの……。
 ……お母さんとお父さんは
 ナジト兄ちゃんはもう
 帰ってこないっていうけど
 そんなことないもん……。

 だって今度ナジト兄ちゃんと
 わたしの大好きなお花を摘みに行く
 約束してたんだもん……。
 ナジト兄ちゃん
 嘘付いた事ないもん……。
 ……。
 ……ねぇ。
 あなたは誰…?

『ただの通りすがりです』を選択

ラト[/座る]:
 ……ただの通りすがりさん?
 ……。
 ……ただの通りすがりさんに
 お願いしたいことがあるの……。
 いつかナジト兄ちゃんに
 会う機会があったらこの手紙を
 渡して欲しいの……。
 ……他の人にもお願いしてるんだけど
 なかなかナジト兄ちゃんの所へ
 届かないみたい。

 えへへ……。
 もし、邪魔なら捨てちゃってもいいから
 この手紙、お願いします。

『ナジトの友達です』を選択

ラト[/座る]:
 ……それってほんとっ!?
 あのっ、お願いがあるの!

 ……この手紙を
 ナジト兄ちゃんに渡して欲しいの。
 これまで色々な人に
 手紙を渡してくれるように
 お願いしたけど、なかなか
 ナジト兄ちゃんの所へ
 届かないみたいなの……。

 えへへ……。
 あの……、もし邪魔なら
 捨ててもいいです!

 この手紙、お願いします!
:
 『妹からの手紙(イベント)』
 を受け取った!

再びラトに話しかける

ラト[/座る]:
 えへへ……。

 ……手紙、ナジト兄ちゃんに
 ちゃんと届くといいな……。

軍艦島(夜)[edit]

ナジト[/疲れ]:
 ……僕はナジト。
 僕には妹がいる……。

 僕は何者……?
 ……何も…思い出せない。

『後にする』を選択
→(変化なし)

『「ラトからの手紙」を渡す』を選択

ナジト[/疲れ]:
 ……うぅ、これは……?

 ……。

 ……この筆跡は……ラト?
 ……。
 …………。
 ………………。
:
 その時、ナジトの頬に
 一滴の雫が流れた……。
ナジト[/疲れ]:
 ……緑、僕はもう大丈夫だ。
 ありがとう……。
 それにキミたちも……。
ネコマタ(緑):
 ……ご、ご主人?
 心を取り戻したの……?
ナジト[/話す]:
 ……ははは、今のご主人は
 そちらの方だろ?
 もう僕は緑の主人ではないんだよ。
 ナジトでいいよ。
ネコマタ(緑):
 う、うん……。

『大丈夫?』を選択

ナジト[/話す]:
 ……ああ、大丈夫。
 緑は優しい主人を持ったね。
ネコマタ(緑):
 ……はい。
ナジト[/話す]:
 さて、キミ達が僕をここに呼び出した
 理由は大体分かっているよ。

『黒、謎の少年についてたずねる』を選択

ナジト[/話す]:
 ああ、キミ達が僕をここに呼び出した
 理由は大体分かっているよ。
ナジト[/話す]:
 ただ、本題に入る前に
 一つだけ僕のお願いを聞いて
 もらってもいいかな?

選択肢

どうする?
 >いいえ
 >はい

『いいえ』を選択

ナジト[/いやいや]:
 ……。

 ……あれ、今なんて答えた?

 キミがなんて答えたか
 よく、思い出せないんだよ……。

選択肢

どうする?
 >もう一度断る
 >願いを聞く

『もう一度断る』を選択
→(『願いを聞く』を選択するまでループ)

『願いを聞く』を選択

『はい』を選択

ナジト[/話す]:
 ……ありがとう。

 その願いというのは
 僕の妹、ラトのことなんだ……。
 キミがラトに初めて
 話しかけた時、どう思った?

 僕が生きているかのように
 振舞っていなかったかい……?
 ……ラトは父、母から
 聞かされているはずなんだ
 僕が既にこの世を
 去っていることを……。
 まだ幼い妹には
 受け入れ難い事実
 だったんだろうね……。
 そこでキミにお願いがあるんだ。
 ラトを現実に戻してやって欲しい。

 不甲斐無い兄のことで
 これ以上、ラトが苦しむ
 必要はないんだ……。
 いっそのこと、僕に関する記憶を
 ラトから消してやって欲しい……。
 記憶を消す方法については
 ウェストフォートの商人「ドガ」を
 尋ねれば分かるはずだよ。
 人の想い出を消すんだから
 決して気持ちの良いことではないけど
 これも、妹の為なんだ……。

 ……頼んだよ。
ネコマタ(緑):
 ナジト……。

再びナジトに話しかける

ナジト[/話す]:
 妹のこと……頼んだよ。

羅城門通路[edit]

→(雑談する)

仕入屋ドガ:
 ……あらあら!
 久しぶり~、元気そうね?

 うふふ……。

 今日はアタシに
 会いに来てくれたのン……?

『いいえ』を選択

仕入屋ドガ:
 ぶぅぇえっっくしょいっ!!

 ……あらン、ごめんなさいネ。

 くしゃみでよく聞き取れなかったわン♪

 今日は……
 アタシに会いに来てくれたのよネ?

→(「はい」を選ぶまで無限ループ)

『はい』を選択

仕入屋ドガ:
 ……あら、やっぱりそうなのねっ!
 アタシの思ったとおり♪

 ……あなたのその気持ちは
 凄く嬉しいわン……。

 ……でも。

 ……。

 ……アタシ、くっついたり
 離れたり、いい加減な関係が
 許せないの……。
→(「黙って話を聞く」「あの~……」とも変化なし)
仕入屋ドガ:
 そう……。
 例えるならば、アタシたちは
 まさに時計の時針と分針の関係……。

 ……アタシたちは一生
 結ばれることなく別れと出会いを
 ……延々と繰り返すの。

 ……そう、アタシたちの運命を
 妨げるのは憎き秒針ッ……!

 あの忌々しい秒針さえ
 存在しなければ、アタシたちは
 永遠に一つに重なった関係で
 いられるのに……。
→(「我慢する」「あの~……」ともに変化なし)
仕入屋ドガ:
 ……でも、この秒針があるからこそ
 いつまでもこのホットな気持ちが
 保てていられるのかも……。

 ……願わくは、時針と分針が
 約束の時、〇時を指し……。

 楽園の扉から、青い鳥が
 祝福の鳴き声をあげる頃に……。

 ……あの忌々しい、秒針を――

 ――この世から永遠に
 消し去ってやりたいわッ!

 ……あ・な・たも、そう思うでしょ?

ネコマタ(杏):
 ……うぇ~、空姉ちゃん。

 なんでこの気持ち悪いおっさん
 こんなにクネクネしてるの~?

ネコマタ(空):
 ……み、見るな、杏っ!
 目がやられるぞっ!

ネコマタ(菫):
 空、杏っ!

 この方に失礼ですよっ!

 それに人を見た目で判断しては……
 うぅ……、気分が……。

仕入屋ドガ:
 あらあら~!?

 いつぞやの子猫ちゃんたちじゃない?

 また、こんなにゾロゾロと
 たくさん連れているわねン♪

 ……。

 ……うふふ♪

 ……ねぇン、キミ。
 あたしの家で暮らさない?

ネコマタ(杏):
 ……。(ゴクリ)

 (ボ……、ボクを見てる?)

仕入屋ドガ:
 えいっ♪

ネコマタ(杏):
 っ!??

 う、うわ~っ!!!
 離せ、離せ~っ!

仕入屋ドガ:
 あぁ~ん♪

 嬉しそうに、にゃんにゃんと
 鳴いちゃって♪

 んもうっ!
 頬っぺたスリスリしちゃうっ!


(ジョリッ、ジョリッ)


ネコマタ(杏):
 うわぁ~んっ!!
 ジョリジョリいたいよ~っ!!
 空姉ちゃん、助けて~っ!!

ネコマタ(空):
 ……南無南無~。

ネコマタ(藍):
 …あ、杏……。

仕入屋ドガ:
 ……。

 …………。

 ………………。

 ……で、また今回も
 何か困ったことでもあったの?

 この状況を察するに
 あなたは、プライベートな用事で
 アタシの元を訪れた訳ではないでしょ?
 ねぇ……、言ってみて。

 あなたとアタシの関係じゃない……。
 遠慮なんて要らないわよン♪


(プレイヤー)はドガに
これまでの経緯を説明した。


仕入屋ドガ:
 ……うおおおおおッ!!
 涙腺崩壊ものだわッ!

 妹を救うためならば自分のことなど
 いっそのこと忘れてしまえばいいという
 お兄様の心意気……。

 ……グスッ、感動したわン。
 こんな愛の形もあるって言うのネ……。

 ……。

 ……たしかに、特定の記憶だけを
 消し去る不思議なアイテムは
 存在するわン。

 ……それは、「夢幻」が広がる
 世界に咲く幻の花……
 「忘却の花」の花粉よ。

 ……その花粉を浴びた者は
 もっとも大切に想うものの記憶を
 完全に消し去るというわン。
→(「どうやってそこへ行くの?」「わかった!ありがとう!」ともに変化なし)
仕入屋ドガ:
 ……あら?
 なにを言っているの?

 あなた一人をそんな危険な所へ
 行かせる訳ないじゃないっ!

 ア・タ・シも……、行くわン♪

 ……はい、これ。
 渡しておくわねン♪


『ヘルプ・ミー!ドガ!(イベント)』
を受け取った!


仕入屋ドガ:
 これから行く場所では基本的に
 あなたに憑依させてもらうけど
 危なくなったらそれを使って♪

 力及ばずながら
 ア・タ・シがお手伝いするわン♪

 準備が出来たら
 話かけてねン、待ってるわン♪

ヘルプ・ミー!ドガ!を使う

使用してみたが
何も起こらなかった。

もう一度、ドガと雑談する

仕入屋ドガ:
 さて、準備はいいかしらン?

『いいえ』を選択

→(変化なし)

『はい』を選択

仕入屋ドガ:
 ……うふふ♪

 それじゃあ、いざ「夢幻世界」へ♪

プレイヤー:
 (……嫌な予感がする。)

『なされるがまま……』を選択

仕入屋ドガ:
 ……うふふ、素直ね♪

 その方が、苦しまなくて済むわン♪

 さぁ……。
 アタシにその身を委ねるのよ……。


ドガは
(プレイヤー)の顔に
何かの臭いを染み込ませた布を
優しく押し当てた!

仕入屋ドガ:
 ……うふふ、幸せな気分♪

 でも……、なんだか
 いけない事をしているような……。

 ……でも、気のせいよね♪


段々と意識が遠ざかっていく……。

『みがまえる!』を選択

仕入屋ドガ:
 ……うふ、それは無駄な抵抗よ。

 あなたの力では
 ……このアタシに勝てはしないっ……!

プレイヤー:
 (……身動きが取れないっ!?)

仕入屋ドガ:
 ……この溢れんばかりのアタシの
 ラヴッ・パワーの前では
 あなたの力なんて非力なものよ……。

 さあ、観念なさいっ♪

ドガは
(プレイヤー)の顔に
何かの臭いを染み込ませた布を
力強く押し当てた!

仕入屋ドガ:
 ……うふふ、なんだか
 ワクワクしてきたわ♪

 でも……、なんだか
 いけない事をしているような……。

 ……でも、気のせいよね♪


凄まじいドガの腕力の前に
なす術もない……。


段々と意識が遠ざかっていく……。

ステップキャニオン(夢幻)[edit]

ドガちゃん:
 ……さ、着いたわよン♪

ネコマタ(茜):
 ……ね、ねぇ?
 顔色が凄く悪いけど
 だ、大丈夫……?

ネコマタ(山吹):
 …無理もないわ……。

 あんな強烈な体験をすれば
 誰だって……。

ドガちゃん:
 ……さぁ!張りきって
 「忘却の花」を探すわよン♪


(……異…物よ……。)


ネコマタ(空):
 ……ん?
 杏、今何か言った?

ネコマタ(杏):
 ううん、何も言ってないよ。

ドガちゃん:
 ……。

ネコマタ(桃):
 ……な…なんだか
 急に空気が重く……。

ネコマタ(山吹):
 なんや……この威圧感……。

ネコマタ(白):
 ……あまり長居はしない方が
 よさそうですわね……。

ドガちゃん:
 ……。

 ……さっさと「忘却の花」を
 見つけ出してこんな所から
 おサラバしましょう……。
(……異物よ……。)


ドガちゃん:
 ……っ!?


(……排除する。)


ドガちゃん:
 ……くるわ、奴等がっ!

 気をつけるのよン!

 ……。

 ……かなりの数の敵が現れたわね……。

 ……でも心配いらないわン♪
 このアタシが憑いているんですもの。

 あなた一人の力では
 どうしようもなくなった時
 「ヘルプ・ミー!ドガ!」を
 使って……。

 少しの間だけど、あなたに
 変わってアタシが戦って
 ア・ゲ・ル♪

ヘルプ・ミー!ドガ!を使う

ドガちゃん:
 アタシがあなたを
 助けてあげられるのは5分間の
 一回きりよン。

→(また後で)
(変化なし)

→(ヘルプ・ミー!ドガ!)
ドガちゃん:
 ……いいわン、あなたには
 とっておきを見せてア・ゲ・ル♪

 ……唸れッ!上腕二頭筋ッ!!
 弾け飛べッ!我が大胸筋ッ!!

 はぁぁぁぁ……ッ!!
 ……エセェリアァル・ボディッ!!

 ……はぁんッ!!

 あなたと、……憑依したいっ!!

 ぬうぉぉおおおおおッーー!!
 『ドガ・ザ・ファイナル』ッ!!
 ……ここに参上よンッ!

 この高ぶる気持ちッ!!
 ……超・エックスタシィィッ~!!

   (ドガちゃんの姿になる)
   (忘却の花に触れる)
   (敵が死滅)

ドガちゃん:
 ……殺気が消えたわね。

 ……うふふ。

 アタシに恐れをなして
 逃げ出したのかもねン♪

 さ、その『忘却の花』をむしり取って
 さっさと帰りましょ。


(……ブチッ!)


ドガちゃんは勢いよく
『忘却の花』を引きちぎった!


ドガちゃん:
 ……はい、これ。

 うふふ♪

 それで、妹さんも救えるわン♪


『忘却の花』
をドガから受け取った!


ドガちゃん:
 ……でも、よくよく考えると
 望まない記憶を消されることって
 凄く残酷よね……。

 最も大切に想う人の記憶が
 いきなり消されてしまうなんて……。

 アタシだったら絶対イヤッ!

 例え、大切な人と離れ離れになっても
 今のアタシを作る想い出として
 心の何処かに残して置きたいと
 想うわン……。

 でも、自分の事で苦しむ姿を
 見るぐらいなら
 忘れて欲しいと想う、お兄さんの
 気持ちも分かるし……。

 あぁ……、『愛』って
 難しいわね……。

ネコマタ(山吹):
 見てくれはあれやけど……。
 このオッサン、ええ人なんやなぁ~。

ドガちゃん:
 ……さて、そろそろ私たちの
 世界に戻りましょうか……。


(……異物よ……。)


ドガちゃん:
 ……。

 ……どうやらこの世界に
 長居しすぎたわネ……。


(……夢幻と異なる存在よ。)


ネコマタ(桃):
 うぅ……、嫌な予感~……。


(……調和を乱し者よ。)


ネコマタ(山吹):
 ……なんだかやばそうな空気……。


(……夢幻の調和を乱した罪……。)


(其の者の存在の消滅を持って
償えッ!)


   (「夢幻」出現)

ドガちゃん:
 ……また性懲りもなく現れたわね。

ネコマタ(桃):
 ……うわっ!
 大きいのが一杯いる……。

ネコマタ(山吹):
 ……か、堪忍してや~……。

ドガちゃん:
 ……。

 ……ここはアタシが食い止める。

 あなたは先に元の世界へ戻っててっ!

『わかった!』を選択

ドガちゃん:
 ……うふふ、物分りがいいわね。
 また元の世界で会いましょう……。

 アタシとの約束よ……。


ドガはいきなり
(プレイヤー)の顔に
謎の布切れを押し当ててきた!


……頭がクラクラしてきた。

『一緒に戦う!』を選択

ドガはいきなり
(プレイヤー)の顔に
謎の布切れを押し当ててきた!


……頭がクラクラしてきた。


ドガちゃん:
 ……うふふ、ごめんね。

 その気持ちは嬉しいけど
 その花を無事に持ち帰るには
 この方法しかないの……。
夢幻:
 (……調和を乱す者、消滅させる)

ネコマタ(桃):
 ……ご主人、あぶないっ!!

ドガちゃん:
 ……ぐっ。

ネコマタ(桃):
 ……ご主人をかばった!?

ドガちゃん:
 ……。

 ……アンタがこの世界の何者か
 知ったこっちゃないわ……。

 だけどアタシの大事な人に
 手出ししたこと……。

 ……絶対、許さない……。

 ……。

 ……貴様ごとこの世界を
 抹消してやるよォォォッ!

 ……ぬぁぁあああッ!!

 ……フンハッ!!

   (ドガちゃん、夢幻の一体を吹き飛ばす)

ドガちゃん:
 (……短い間だけど、楽しかったわン。)

 貴様の相手はこのアタシよッ!!

 着いて来なさいッ!!

夢幻:
 (……異物、……排除……。)

ドガちゃん:
 (……アタシはここで
 力尽きてしまうかもしれないけど……。)

 (……このアタシの想いだけは
 忘れないで欲しい……。)

 ……ぐぁぁぁあああっ!!

   (ドガちゃん、吹き飛ばされる)

ドガちゃん:
 (……アタシは最後まで、
 あなたのことを想っているわン……。)

 (だから、だから――)

 ぶるるぁぁぁっ……!

   (夢幻目指して駆け出すドガちゃん)

ドガちゃん:
 (――生き抜くのよ!)

ウェストフォート[edit]

遠くを見つめる少女ラトが座っている。

……ただ、その瞳に
生気は感じられない……。

ネコマタ(桃):
 ……ねぇ、ご主人。
 
 ナジトさんの記憶を消してしまった所で
 ラトちゃんは本当に幸せなのかなぁ?

 ……。
 
 わたしだったら、ご主人のこと
 ずっと忘れたくないよ……。

 ご主人、どうするの……?
ラトに『忘却の花』の花粉を
振りかけますか?

『いいえ』を選択

ネコマタ(桃):
 ……ご主人……。

『はい』を選択

→(変化なし)
ラト:
 ……あっ、こんにちは!

 ナジト兄ちゃんに
 お手紙届けてくれたっ?

 ……?
 
 その手に持っている
 お花はなぁに?

 ……。

 その花……。

 ……。

 ………。

 ………………。

 ……ナジト兄ちゃんに手紙
 渡してくれたんだね。

 ……その花、あたしの大好きな花なの。
 
 ナジト兄ちゃんとその花を摘みに行く
 約束してた花……。

 ナジト兄ちゃん
 覚えていてくれたんだ……。

 ……。
 
 ……その花って、記憶を
 消しちゃうっていう花でしょ?

 ……。
 
 ……その花であたしの中の
 ナジト兄ちゃんの記憶を
 消しにきたの……?

 ……。

 ………。

 ………………。

 ……いいよ、ナジト兄ちゃんとの
 想い出を消しちゃっても……。

 ……ナジト兄ちゃんが死んじゃってから
 悲しくて、寂しくてどうしようも
 なくなって……。
 
 ナジト兄ちゃんがいなくなったこと
 信じたくても信じられないの……。

 ……だから、あたしにとって
 大切なナジト兄ちゃんの
 想い出だけど……。
 
 うぅ……

 お願い…消して……
 ナジト兄ちゃんとの想い出を……。

→「『忘却の花』を使う」

(プレイヤー)は
忘却の花の花粉を
ラトに振りかけた……。

ラト:
 (うぅ……。)

 (…やっぱり……)
 
 (忘れたく…ないよ……。)

 (…大好きな……)

 (…ナジト兄ちゃんとの……。)

 (大切な…想い出……。)

ラトは『忘却の花』の花粉を浴びると
そのまま気を失ってしまった……。

ラト:
 う…う~ん……。

 ……あ、あれ?
 
 あたし…こんな所で
 なにしてたんだろう……。

『大丈夫……?』を選択

ラト:
 う、うん……
 
 ……大丈夫。

『気分はどう……?』を選択

ラト:
 う、うん……
 
 ……平気。
 ……。

 あ、大変っ、もうこんな時間っ!
 
 急いで家に帰らないと
 お母さんに叱られちゃう!

 ごめんね、そろそろ帰らないと!

 ……?

 ……うわぁ~!
 あなたが持ってる花凄くキレイねっ!

 その花、お母さんと……
 お父さんにも見せてあげたいなぁ!

 ……。

 ……あれ。

 ……なんで、涙が……?

 なんで?なんでだろう……

 ……涙が……
 涙が…止まらないよ……?

 えへへ……
 
 あたしってヘンなのかな……?

 ……なんだか、凄く……
 ……悲しいよっ……。

……ラトはしばらく
(プレイヤー)の側で泣き続けた。

兄への想いを涙で
洗い流すように……。

ラト:
 ……。

 ……見ず知らずのあたしの
 側にいてくれてありがとう……。

 ……なんだか凄く悲しかったけど
 もう、大丈夫っ!

 ……。

 ……あの、もしよかったら
 その花……、あたしに
 譲ってくれないかしら?

 お母さんとお父さんにも
 見せてあげたいんだっ!

『ダメ!』を選択

ネコマタ(緑):
 ご主人……。
 せめて、花だけでも……。

ネコマタ(山吹):
 そんなケチ臭いこと言わんと
 それがあの子の心の慰めになるのなら
 これぐらいくれてやったら
 ええんとちゃうか~?

山吹に『忘却の花』を奪われ
ラトに手渡された。

ラト:
 ……あ、あれ?
 
 今一瞬、……花が
 浮いて見えたような……?

 ま、いっか!

『『忘却の花』を渡す』を選択

→(変化なし)
ラト:
 ……ありがとうっ!

 それじゃあ、あたし家に帰るね!
 
 バイバイ!

   (ラト、姿を消す)

ネコマタ(山吹):
 ……よくよく考えると
 うちら、結構残酷なことしてるな~。

ネコマタ(桃):
 でも、あの子も望んだことだし……。

ネコマタ(山吹):
 う~ん、せやけどな~。

ネコマタ(菫):
 とりあえず、ナジトさんの元へ
 戻りましょうか。

軍艦島(夜)[edit]

ナジト:
 ……。
 
 ……ごめんね。
 酷な願いを聞いてもらって……。

 ……でも、これでラトは
 想いの呪縛から解放された……
 ラトはキミ達に救われたんだ。

 ……ありがとう。

ネコマタ(緑):
 ナジト……。

ナジト:
 ……。

 ……これで
 これで良かったんだ……。

 さて、僕がここに呼び出された理由
 黒と、DEMの少年についてだね……?

 ……どこから話せばいいのか……。
 
 ……そうだね。

 まず誤解を解くことから……
 まずは、僕とDEMの少年との
 出会いを……。

 ……。

 ……心の準備ができたら
 もう一度話しかけて……。

 キミたちの意識を僕の意識層に
 案内するよ、その方が
 分かりやすいでしょ?
ナジト:
 心の準備ができた?

『いいえ』を選択

ナジト:
 僕がこの世界にいられるのも
 あと僅かだろう……。
 
 なるべく急いでくれ……。

『はい』を選択

ナジト:
 ……わかった。
 
 それでは僕の意識層へ
 キミ達を案内しよう……。

ナジトの意識層[edit]

ナジト:
 ようこそ、僕の意識層へ……。

 これからキミたちには
 僕が実際に体験したことを
 疑似体験してもらうよ。
 
 準備が出来たら
 もう一度、僕に話しかけて。
準備は出来たかい?

『いいえ』を選択

ナジト:
 ……急いで。
 
 僕にはもう……
 あまり時間が残されていない。

『元の世界へ戻りたい』を選択

ナジト:
 ……えっ?
 元の世界へ戻りたいだって?

 ……それは構わないが
 僕にはもう、あまり時間が
 残されていない。
 
 急いでくれ……。

『はい』を選択

ナジト:
 ……今からキミに体験してもらうのは
 僕とDEMの少年が初めて
 出会った時のものだよ……。

 ……。

 ……キミたちの目で
 真実を確かめて欲しい。

 ……さあ、いくよ。

ステップキャニオン(回想)[edit]

ネコマタ(黒):
 一先ずは、この岩陰に身を
 潜めましょうっ!

 主よ、こちらですっ!

ナジトの声:
 (……ここは、僕の記憶。)
 
 (僕がDEMの少年と出会った
 あの日の記憶……。)

 (……この世界ではキミは
 あの日の僕…自身だ……。)

ナジト:
 ……はぁ…はぁ……。

ネコマタ(緑):
 ご主人っ……、しっかりして……!

ナジト:
 ……はぁはぁ。

 ……くっ!
 
 僕を置いておまえたちだけでも
 逃げるんだっ……!

ネコマタ(黒):
 主よ!そんな弱音を言うなっ!
 
 共に、皆の元へ戻りましょう!

ナジトの声:
 (僕はあの日、あの少年と黒に
 すべての運命を賭けてみたんだ……。)

ネコマタ(黒):
 ……!?

 ……くっ、追手がくる!
 
 主よ、隠れるのですっ!

   (岩陰の向こうに、逃げる二人と追う少年)

ニール:
 ……くそ、新型のDEMか!?

 逃げろーーーっ!

グング:
 はぁはぁ……。
 た…助けてく……

   (二人の前に転移するDEMの少年)

グング:
 !

DEMの少年:
 ……。

   (DEMの少年、グングを吹き飛ばす)

グング:
 ……ぐわーッ!!

ニール:
 ……グングっ!?

DEMの少年:
 ……脆い…脆すぎるよ……。

ニール:
 くそッ、よくも……。

DEMの少年:
 ……。

ニール:
 ……よくも、グングをッ!!

   (突撃するニールを転移で避ける少年)

ニール:
 ……な!?

DEMの少年:
 ……。

ニール:
 馬鹿にしやがって……ッ!

   (再突撃と回避)


DEMの少年:
 ……。

ニール:
 これならどうだッ!

   (魔法攻撃と回避)

ニール:
 ……ちっくしょおおおーーー!

DEMの少年:
 ……退屈だ。

ニール:
 っ!?

DEMの少年:
 ……消し飛べ。

 ……ソウルブレイク。

ニール:
 うわぁぁぁ!!!

ニール:
 …あ…ぅ……。

DEMの少年:
 ……。

 ……しぶといな。

 だが、おまえの運命も――

 ――ここまでだ。

   (暗転の後、倒れたニール)

DEMの少年:
 フフ、これできっと
 母様も喜んでくれる……。

ネコマタ(黒):
 ……あの少年…圧倒的ではないか……。

ナジト:
 くっ……。

ネコマタ(緑):
 ……ひ、ひどい……。

DEMの少年:
 ……!?

ネコマタ(黒):
 (……マズイ、気づかれた!?)

   (側に転移してくるDEMの少年)

ナジト・緑・黒:
 ……っ!?

DEMの少年:
 ……。

 ……まだいたか、ムシケラ。

ネコマタ(緑):
 ……こ、このーっ!

ナジト:
 ダメだッ、……緑ッ!!

 ……ぐは……っ。

DEMの少年:
 ……!?

ネコマタ(緑):
 ……ご…主……じ…ん……。

ネコマタ(黒):
 ナジト、緑っ……!?

 貴様、よくもッ……!

ナジト:
 げほっげほっ……。
 
 ……く…黒、大丈夫だよ。
 緑は…気を失っているだけだ……。

ネコマタ(黒):
 主よッ、いま動いてはなりませぬ、
 お体に障ります……ッ!

ナジト:
 ……はぁはぁ。
 
 D、DEMの少年よ……。

 おまえに……
 少しでも慈悲の心があるというのならば
 最後に頼みを聞いて欲しい……。

DEMの少年:
 ……。

 ……「心」?

 ……。

 ……我々に「心」などはないが
 話しは聞いてやる……。

ナジト:
 ……。
 
 D、DEMの少年よ……。

 この二匹を見逃してやってほしい……。

ネコマタ(黒):
 ……な、なにをッ!

DEMの少年:
 ……それは構わない。
 
 我々の目的はおまえたち
 ドミニオン族の駆逐だ。

ナジト:
 ……そうか、よかった……。

ネコマタ(黒):
 ……なにを言っている、主よっ!

ナジト:
 …黒……、僕はここまでだ……。

 キミにも、僕の願いを
 聞いて欲しい……。

ネコマタ(黒):
 ……くっ、そんなこと言うなッ!

ナジト:
 ……。

 ……黒、この少年と共に行け……。

ネコマタ(黒):
 ……なっ!?

ナジト:
 ……。

 ……「心」がないと言うが、それは嘘だ。
 心は……、あらゆる物に…宿る。
 
 少なくとも、この少年に
 その「心」は宿っている……。

 ただ、この少年は自分の「心」に
 気がついていないだけだ……。

 きっかけさえあれば
 きっと分かり合えるはずなんだ……。
 
 少なくとも……彼には
 言葉が……我々の言葉が通じている。

 ……僕は、この少年と、黒に
 この世界の命運を賭けたい……。

 黒……、この少年の抑止力となって……
 その、きっかけ…を……。

ネコマタ(黒):
 こ、とば……わかった。

 ……わかったからもう喋るなっ……。

ナジト:
 ……酷な願いを、聞いて…もらって……
 ごめん…ね、く…ろ……。

ネコマタ(黒):
 ……ナジトッ、ナジト!!
 ナジトーーーッ!!

ナジトの意識層[edit]

ナジト:
 ……。

 ……これが、僕とあの少年との
 最初で最後の出会い。

ネコマタ(緑):
 ……。

 ……ナジトを死なせてしまったのは
 私のせい……?
 
 ……わたしの……

ナジト;
 ……キミのせいじゃないよ、緑……。

 ……遅かれ早かれ、僕はあの少年に
 殺されていただろう……。
 
 とても見逃してくれていたとは
 思えない……。

 ……。

 これが僕がキミたちに見せる
 真実だ……。

軍艦島(夜)[edit]

ナジト:
 ……。
 
 ……緑、僕のせいでキミには
 辛い思いをさせてしまったね……。
 
 本当にすまないと思っている。

ネコマタ(緑):
 ……ううん。

ナジト:
 ふふ、緑は優しいな。
 
 それとキミ、緑の元主人として
 礼を言わせて欲しい。

 ……ありがとう。

 ……こうして再び緑と出会い
 誤解が解けたのも、妹のラトを
 救えたのもキミのお陰だ……。

 ……名残惜しいが
 そろそろお別れの時間が
 迫ってきているようだ……。

ネコマタ(緑):
 ……ご主人、行かないで……ッ!

ナジト:
 ……緑、違うだろ?
 キミのご主人はその人だ……。

 ……またどこかで
 おまえたちに出会えるといいな……。

 ……。

 …………。

 ………………。

 ……あれっ?

闇の精霊イシス:
 ……感動的な別れのシーンで
 口を挟むのもなんだから
 黙ってたけど……。

 ……。
 
 ……消えるにはまだ
 時間、あるみたいね。

ナジト:
 ……。

闇の精霊イシス:
 そうね……。
 
 あなた、まだ思い残すことが
 あるんじゃないかしら?

 わたし個人としては
 早く逝って欲しいのだけれども……。


ナジト:
 え……!?
 
 ……う~ん、そうだね。

 やっぱり、最後に黒が元気かどうか
 この目で確かめたいな~……
 なんて……。

ネコマタ(緑):
 でも、黒ねえさんは今……。

ネコマタ(山吹):
 そうや!黒姉やんは、あの少年と
 一緒なんやでっ!
 
 下手したら、うちらの命が……。

ネコマタ(胡桃):
 ……で、でも、あの人。
 最初に出会った時に比べると
 何か感じが違ったの……。

ネコマタ(若菜):
 ん……違ったの。

ネコマタ(山吹):
 …う~ん、せやけどなぁ~……。

ネコマタ(白):
 まぁまぁ、きっとなんとかなりますわ。
 あの黒さんが憑いているんですもの。

 ……それに、最初から緑さんに
 事情を説明していればこんなに
 みんなを心配させることも
 なかったのに……。

 ……ちょっと個人的に
 黒さんとお話がしたいのよ……。
 
 (ゴゴゴゴゴゴゴゴ……。)

ネコマタ(菫):
 し、白お姉さん、落ち着いて。

ネコマタ(空):
 よ…よしっ、黒ねえちゃんを探そうかっ!

ネコマタ(杏):
 う、うんっ、ナジトさんの為にも!
 一旦、街へ戻って情報を収集しよ!

ナジト:
 ……な、何度もすまないね。

再びナジトに話しかける

ナジト:
 ……な、何度もすまないね。
 黒と会って話がしたいんだ……。

闇の精霊に話しかける

闇の精霊イシス:
 ……時間が残されているといっても
 そう長くはないわ……。

レジスタンス本部[edit]

レジスタンスリーダー:
 ……よう!兄弟!
 
 そんなに急いでどうした?
 俺に何か聞きたいことでもあるのか?

『後にする』を選択

レジスタンスリーダー:
 なんだぁ?
 別に遠慮するこたぁないぞっ!

『『新型』についての情報が欲しい』を選択

レジスタンスリーダー:
 ……あぁん?
 そんなこと聞いてどうする?

 ……。

 …………。

 ………………。
 
 ……まぁいいだろう。

 ……。
 
 ……最新の情報では
 『天まで続く塔』付近での
 目撃情報が相次いでいる。

 ……。

 ……何をする気だ?

 ……。

 ……まぁいい。
 決してあいつには手を出すなよ。
 
 ……あいつは、俺がやる。

再びレジスタンスリーダーに話しかける

レジスタンスリーダー:
 ……最新の情報では
 『天まで続く塔』付近での
 目撃情報が相次いでいる。
 
 決してあいつには手を出すなよ。
 ……あいつは、俺がやる。

天まで続く塔の島[edit]

よろず商人:
 あわわ……。
 私はどうすれば……

 ややっ!
 お客さん、聞きましたかっ!?

 あ~…もう~、恐ろしくて
 恐ろしくて、商売どころ
 じゃないんですよっ!!

 「なにが出るの?」って
 顔をしてらっしゃいますけど
 いいですか!?いいますよ!?

 驚きすぎて腰を
 抜かさないでくださいよ~っ。

 ……。

 ……出るんです!

 ……DEMがっ!!

 ああ……恐ろしい~……。
 ゾっとしますよ~……。

 ……。

 ……それにここだけの話……。
 
 ……夜、このテントで
 休んでいる時のことです。

 聞こえるんですよ……

 ……不審な物音が……!!

 おかげで私、寝不足です……。

 ああ……!
 
 私を取り巻く、この恐怖を
 拭い去ってくれる勇ましい
 戦士様は現れないのだろうか……!

よろず商人は、そう言うと
何かを求めるような熱い視線を
こちらに向けてきた。

『……買い物がしたい』を選択

よろず商人:
 ……。

 ……そ、そうですねよねっ!
 
 それでは気持ちを切り替えて……!
 お仕事に戻らせていただきます……。

『見つめ返す』を選択

よろず商人:
 ……。

 ……そのやる気に満ちた目の輝き……。

 ……そうですかっ!
 やってくれるんですねっ!!

 ……やはり、私の目に
 狂いは無かった!

 ……そうとあれば、善は急げ!

 お代は結構ですっ!!
 
 今日はこちらでお休みくださいっ!

(プレイヤー)は
無理矢理テントに
押し込まれてしまった!

よろず商人:
 それじゃ、おやすみなさい~。

天まで続く塔の島(夜)[edit]

ネコマタ(緑):
 ……黒姉さんっ!

ネコマタ(黒):
 ……緑!?

 ……どうしてここに?

ネコマタ(緑):
 ……黒姉さん。
 分かったの……。

ネコマタ(黒):
 ……えっ?

ネコマタ(緑):
 ……ナジトが何故、死んだのか。
 何故、黒姉さんがそいつに
 憑いているのかが……。

ネコマタ(黒):
 …ナジト……?
 
 一体、どういうことなの……?

(プレイヤー)は
これまでの経緯を全て話した。

ネコマタ(黒):
 …ま、まさかナジトが……?

ネコマタ(緑):
 ……。

 ……でも一つだけ
 分からないことがあったの……。

 ……それは、ナジトが死ななければ
 ならなかった理由……。

 ……。

 ……ナジトが何をしたっていうの?
 あなたたちDEMは、なんの罪も
 無い人々から色々な物を
 奪っていった……。

 住む家、兄弟に、家族……
 そして――

 ――私たちから主人を奪った。

DEMの少年:
 ……。

ネコマタ(緑):
 そいつだけは……。
 ……絶対に許せない……。

ネコマタ(黒):
 ……やめてくれ。

ネコマタ(緑):
 何故、そいつをかばうの……?
 そいつはナジトの仇じゃない……。

ネコマタ(黒):
 それ以上言うな……頼む。

ネコマタ(緑):
 でもっ――

ネコマタ(白):
 …緑……。

ネコマタ(緑):
 っ……。

DEMの少年:
 ……。

 ……戦地を見て周っていた。
 戦いの傷跡を……。

 ……。

 ……いくつもの戦闘を経験してきた
 だが、僕は満たされない……。
 
 ……お前は僕を
 満たしてくれるのか……?

ネコマタ(黒):
 …主よ……。

DEMの少年:
 ……。

 ……黒、奴の元へ行くぞ。

ネコマタ(黒):
 ……で、でもっ。

DEMの少年:
 ……。

 ……僕も彼に会いたい。

ネコマタ(黒):
 ……。
 
 ……はい。

軍艦島(夜)[edit]

ネコマタ(黒):
 ……。

ナジト:
 黒…久しぶりだね……。
 またこうして出会えて嬉しいよ……。

ネコマタ(黒):
 …ナジト……。
 
 ……私も…嬉しい……。(グス)

ナジト:
 ……緑、黒。
 最後におまえたちを抱かせてくれ……。

ネコマタ(緑)・(黒):
 うん……。

ナジト:
 ……。
 
 ……もう、これで本当に
 思い残すことはないな……。

ネコマタ(黒):
 ……。

ナジト:
 DEMの少年よ……。

 最後にもう一度、聞かせてくれ……。
 おまえたちに「心」はあるか……?

 ……おまえの内に秘められた「心」に
 気がつけたか……?

DEMの少年:
 ……。

 あ…ああ……。
 今なら、それが分かる気がする……。

ナジト:
 ははっ、そうか……。

 ……少年。
 いままで黒を大事にしてくれて……。
 
 ……ありがとうな……。

ネコマタ(緑):
 …ナジトっ……!

闇の精霊イシス:
 ……残念だけど、そろそろ
 お別れの時間よ。

ナジト:
 ……そうか。

ネコマタ(黒):
 ……行かないで
 ……行かないでくれ。

 …うぅ……。

 ……やはり私は、……不幸を運ぶ
 黒猫なのか……。

ネコマタ(緑):
 黒ねえさん……。

DEMの少年:
 ……そんなことはない。

 ……「幸せ」と「不幸」が
 どんなものかは分からない。
 
 でも黒といる時、……僕は
 満たされていた……そう、思う。

ネコマタ(黒):
 ……。

DEMの少年:
 ……。
 
 ……黒、僕は決めたよ。

ネコマタ(黒):
 ……?

DEMの少年:
 やめだ……。
 
 争えば、争うほど
 黒の様に悲しむ者が生まれてしまう。

 僕は命じられるままに
 戦闘を行ってきた……。
 
 戦うこと、それが全てだった。

 だが、どうだ?
 戦闘を続けた結果がこれだ。
 
 こんな感情を抱くのは初めてだ。
 
 僕のメモリーに負のイメージだけが
 蓄積されていく……。

 もう、母様の目的がわからない……。
 
 この戦いの先に何があるんだ。
 もっと他に方法が
 あったはずなんだ……。

 ……他の奴にもこのことに
 気づいてもらいたい。

 そうすれば……、分かり合える……
 きっと戦わない道も生まれるはずだ。

 ……だから母様に
 僕の「心」について話す。
 
 ……きっと母様なら……。

ネコマタ(黒):
 ……わかりました、主よ。
 お供いたします……。

DEMの少年:
 ……。
 黒、お前はここに残れ。

ネコマタ(黒):
 ……えっ?

DEMの少年:
 お、お前みたいな奴は
 所詮、僕にとってはお荷物なんだよ。
 
 それに……。

 もう、僕の背中には
 お前を背負える、覚悟も資格もない。

ネコマタ(黒):
 そんな!急に何故!
 ……どうしてっ!

DEMの少年:
 分かってくれ。

 頭の良いお前なら
 察してくれるだろ?

ネコマタ(黒):
 ……。

DEMの少年:
 ……黒。

少年は、顔に付けられていた
バイザーを投げ捨てた。

DEMの少年:
 ……今日までバイザー越しから
 この世界の出来事や物事を見てきた……。

 でも、これからは僕自身の目で
 この世界の出来事や物事を見て
 行動したいんだ……。
 
 もう、僕は誰にも縛られない。

ネコマタ(黒):
 ……わかりました。

DEMの少年:
 ……ごめんね、黒。

   (飛び去るDEMの少年)

ネコマタ(桃):
 黒お姉ちゃん!
 あたしたちと一緒に行こうよ!

ネコマタ(黒):
 ……桃。

ネコマタ(藍):
 またお逢いできて
 私は嬉しうございます。

ネコマタ(黒):
 ……藍。

ネコマタ(山吹):
 うちらの相方は姉妹
 みんな憑いてるんや!
 
 今更一匹増えたところで
 変わらへんって!

ネコマタ(黒):
 ……山吹。

ネコマタ(菫):
 黒お姉さん……。
 お戻りにはなってくれないのですか?

ネコマタ(黒):
 ……菫。

ネコマタ(茜):
 散々みんなに心配させといて
 また、逃げるなんて言わないわよね!
 
 黒姉さん!

ネコマタ(黒):
 ……茜。

ネコマタ(杏):
 ボク、黒おねえちゃんと
 もっとお話ししたいよ……。

ネコマタ(黒):
 ……杏。

ネコマタ(空):
 そろそろさ……?
 戻ってきてよ、黒ねえちゃん。

ネコマタ(黒):
 ……空。

ネコマタ(胡桃):
 もう、どこも行かないよね?
 黒おねえさん……。

ネコマタ(若菜):
 行かないよね……?

ネコマタ(黒):
 ……胡桃、若菜。

ネコマタ(白):
 黒さん……。
 また。みんなで……ね?

ネコマタ(黒):
 ……白。

ネコマタ(緑):
 黒ねえさん……。
 お願い……戻ってきて。

ネコマタ(黒):
 ……緑。

ナジト:
 黒はこんなにも
 弟妹に想ってもらって
 幸せ者だな。

ネコマタ(黒):
 主よ、私は……私は……っ。

ナジト:
 しゃきっとしろ。
 みんなの姉さんなんだろ?

 ……。
 
 これは僕からの最後の
 贈り物だ。

ネコマタ(黒):
 待って!
 まだ、私は貴方に何も!
 何も出来ていないっ!

ナジト:
 もう、充分だよ、黒。
 こうして、会って話せただけで満足だ。

 さようなら、黒、緑。

   (消えるナジト)

ふと、ナジトの墓を見ると
黒い三角巾が落ちていた!

ネコマタ(緑):
 黒ねえさん、早くその
 三角巾に憑依して、でないと
 ねえさんの身体がもたない。

ネコマタ(黒):
 私は……私は大切な人を
 二度も失ってしまった……。

 もう、こんな悲しみは
 たくさんだ……。
 
 所詮、私は不幸を運ぶ黒猫。

 みんな、私といると
 不幸になる……。
 
 だから、私はみんなとは
 一緒にいられない……。

ネコマタ(白):
 な、何を言っているのですか!
 黒さんは!!!

 わがままも大概にしなさい!
 みんなに心配ばっかかけて!

 これじゃあ!
 ナジトさんが浮かばれないわ!
 
 この!この!
 おばかさん!

ネコマタ(黒):
 あう……。

ネコマタ(緑):
 白ねえさん、その辺で……。

ネコマタ(桃):
 うわーいつもの
 白お姉ちゃんと黒お姉ちゃんだ。

ネコマタ(山吹):
 この夫婦喧嘩も久々やな~!

ネコマタ(菫):
 本当に困ったものね。

ネコマタ(茜):
 見てるこっちが呆れちゃうわ。

ネコマタ(杏):
 こんなに怒ってる白おねえちゃん
 久々に見たよ。

ネコマタ(空):
 なんだかんだで、嬉しいんだろうよ
 白ねえちゃんも。

ネコマタ(胡桃):
 これで、黒おねえさんも
 そろってみんな一緒なの~

ネコマタ(若菜):
 ん……一緒なの。

ネコマタ(白):
 ほら!黒さん!
 新しい、ご主人様に
 ちゃんと挨拶しなさい!

ネコマタ(黒):
 い、痛い……わかったから
 止めてくれ……。

ネコマタ(白):
 もう、素直じゃないんだから。

ネコマタ(黒):
 新しい、わ、我があるじ。
 こ、こんな私だが
 宜しくお願い申し上げます……。

『背負い魔・ネコマタ(黒)』
を手に入れた!

羅城門通路(イベント後)[edit]

仕入屋ドガ:
 ……あら、ご無沙汰ね♪

 ……?
 なによ、そんな顔しちゃって?
 
 ……もしかして
 アタシのこと心配してくれたのン?

 ……うふふ♪
 
 いいの、なにも言わなくて……。
 見ての通り、アタシは
 ピンピンしてるわよン♪

 ……これもあなたが
 アタシの無事を祈って
 いてくれたらこそ……。
 
 これも愛の力なのねン♪

 ……はぁん。
 それにしてもあの世界の
 住人ときたら、ハエ取り紙の
 粘着剤よりしつこくってね……。

 もう、アタシ、完っ全に
 キレちゃってね……。
 
 あの世界……
 
 壊しちゃったのン……。

 はぁ……。
 
 また一つ、貴重な資源を
 この世界から抹消して
 しまったわん……。

Last-modified: 2014-11-05 (水) 22:57:58