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アクロニアミニ劇場 第05話 【人気者は辛いよ】[edit]

始まりの会話[edit]

【紙芝居屋アイリス】
 さあ、みなさん。
 行く人、来る人、お暇な人、
 是非是非足を止めて
 お聞きになってくださいな。
 
 みんなの紙芝居屋さんですよー♪
 長い取材期間を終えて、この街で
 営業再開となりました。
 ……もちろん、騒ぎを起こすような事は
 いたしませんよ?
 
 世間で話題のあの人この人、
 知られていないこんな話。
 いろいろまとめて小箱に積めて、
 皆にお届けしちゃいますよ♪
 
 ……という訳で、聞いていって
 ください!

>話を聞いていく?
→聞いていく
→後で

第一週[edit]

【紙芝居屋アイリス】
 まず現れたるは、自らを人気者と
 公言する紫の衣装を身にまとった少女。
 その少女は、自分のライバルになると
 思われる青年と出会いました。
【ベイヤール】
 そこのあなた!
 人気者と言われてるみたいだけど、
 私の人気の方がすごいにきまってる
 じゃない!
【御魂・フォルテ】
 えーっと、いきなり言われても、
 なんのことだか分からないよ。
 そもそも君は誰?
【ベイヤール】
 私はベイヤールよ!
 私の人気ぶりを知らないの?
 人気がありすぎて困っちゃう
 くらいなんだから!
【御魂・フォルテ】
 ベイヤール?
 ファーイーストのダンジョンに
 いるモンスターと同じ名前だよね?
 
 ……もしかして、最近よく聞く、
 モンスターが人間になった、
 アルマってやつかな?
【ベイヤール】
 そうよ!
 まあ、私くらいの人気者になると、
 そんな噂も広まってしまうの。
 人気者の宿命よね。
【御魂・フォルテ】
 人気者に噂がたつのは分かるけど、
 君のことを聞いてたわけじゃないよ?
【ベイヤール】
 人気者の私に会えて照れてるのね。
 ほんとは私に会いに来たんでしょ?
 分かってるわよ。
【御魂・フォルテ】
 ちょっと待ってよ、最初に声を
 かけてきたのは君の方だよね?
 なんで俺が君に会いに来たって
 話になっちゃってるの?
【ベイヤール】
 そうね、私があなたに声をかけた。
 そういう見方もあるかもしれないわね。
 でも、あなたも自分の気持ちに正直に
 なってもいいんじゃないかしら?
【御魂・フォルテ】
 正直に言って困惑してるけど……。
 ねえ、俺と君の話って、うまく
 通じてないと思わない?
【ベイヤール】
 そうかしら?
 じゃあ、私を叩いていいのよ。
 さあ、バシッと!
 もっと強くバキッ!
 でもいいのよ!
【御魂・フォルテ】
 やっぱり話が通じてないよね?
 どうして叩く話になっちゃうの?
【ベイヤール】
 だって、あなた、少しイラっと
 したでしょう?そういう時は
 私を叩いていいのよ?
【御魂・フォルテ】
 俺は女性を叩くつもりはないけど、
 どうしてそんなに叩かれたいの?
【ベイヤール】
 叩かれるのは人気者の宿命よ?
 私は人気者だから、叩かれるのは
 仕方ないのよ。
【御魂・フォルテ】
 人気者は叩かれるって……。
 確かにそういうこともあるけど、
 それは物理的に叩かれるのとは
 違うよね?
【ベイヤール】
 あなたは物理的に叩かれるほど
 人気じゃないのね。
 それじゃあ、真の人気者の私が
 あなたに人気者のなんたるかを
 教えてあげるわ!
【紙芝居屋アイリス】
 さてさて、今回も始まりました物語。
 なにやら最初から怪しげな会話ですが、
 いったいどんなお話になっていって
 しまうのでしょうか?
 
 期待をさせつつも、そう!
 良い所で次回へ続く、なんです♪
 次回はこの話はもう聞けないから、
 お友達にも教えてあげて下さいね!

第二週[edit]

【紙芝居屋アイリス】
 ベイヤールさんとフォルテさんの出会い
 は最初から波乱含みです。
 ベイヤールさんの一方的な言い分に
 困惑するフォルテさん。
 一所懸命反論しますが、
 果たして話は通じるのでしょうか?
 というのが、前回までのあらすじです♪
【ベイヤール】
 そもそも、私はこの姿になる前から
 人気だったのよ?
 それを知らないのかしら?
【御魂・フォルテ】
 それってモンスターの時のこと?
 確かに冒険者がよくダンジョンに
 行ってたけど、それのことかな?
【ベイヤール】
 そう、私はただダイコンを掘っていた
 だけなのに、冒険者がやってきて
 経験がどうのと言ってタコ殴りに
 してきたのよ。
【御魂・フォルテ】
 あー、なんとなく分かったよ。
 それって、原初の森が冒険者にとって
 経験を得られるダンジョンとして有名
 だった頃だよね。
 昔は行ける場所が多くなかったし、
 ダンジョンが冒険者で混み合うほどの
 人気だったんだよね。
【ベイヤール】
 最初の頃は、冒険者は私のことを
 嫌いだから叩いていると勘違い
 してたけど、毎日色んな人が来て、
 私の取り合いまで始めるから、
 私が人気者なのだと理解することが
 できたのよ。
【御魂・フォルテ】
 冒険者がモンスターを叩くのは
 経験を得るためで、原初の森が
 効率よく経験を得られるから
 人気だったのは確かだけど、
 君の人気って、ちょっと意味が
 違うんじゃない?
【ベイヤール】
 人気者の私に嫉妬しているのね?
 でも残念ね。あなたもそこそこ人気
 らしいけど、みんな私を叩くのが
 好きなのよ。
【御魂・フォルテ】
 いやいや。俺だって人気は
 すごいんだよ?
 街中でライブするとファンが
 たくさん来てくれるし、ファンから
 プレゼントをもらうこともある。
 これって俺が人気者だからだよ?
 そう思うでしょ?ね?
【ベイヤール】
 でも叩かれないんでしょ?
 やっぱり私の方が人気なのよ。
【御魂・フォルテ】
 俺は叩かれたいと思わないし、
 人気者が必ず叩かれる訳じゃないよ。
 ほら、ライオ君もそう言ってる。
【ベイヤール】
 どうあっても私の方が人気者だと
 認めない訳ね。
【御魂・フォルテ】
 うーん、君の人気は否定しないし、
 人気を競うつもりもないんだけど……。
 どっちも人気者ってことじゃ
 駄目なのかな?
【ベイヤール】
 私が叩かれるのをあなたが
 邪魔しなければいいのよ。
 むしろ、あなたが私を叩けばいいのよ!
【御魂・フォルテ】
 君は人気が欲しいの?
 それとも叩かれたいだけ?
【紙芝居屋アイリス】
 ますます雲行きが怪しくなってきた
 気がしますが、本当に最後まで
 お話をお届けできるのでしょうか?
 心配になってきましたが、
 お二人の話はまだまだ続きます。
 という訳で次回をお楽しみに、です!

第三週[edit]

【紙芝居屋アイリス】
 ベイヤールさんは、フォルテさんの
 反論にあまり納得していないようです。
 ベイヤールさんの基準は叩かれるか
 叩かれないかにあるのでしょうか?
 というのが、前回までのあらすじです♪
【ベイヤール】
 みんなが私を叩くのは、
 好きな子にいじわるしちゃう、
 みたいなそういうやつなのよ。
 人気があるから叩かれるのよ。
【御魂・フォルテ】
 俺も人気はあるけど、実際に
 叩かれたことなんてないよ?
【ベイヤール】
 それはあなたの人気が
 私ほどではないということね。
 叩かれるのがうらやましいんでしょ?
【御魂・フォルテ】
 全然うらやましくないよ。
 俺は叩かれるより歌を褒めてもらった
 方が嬉しいよ?
【ベイヤール】
 もう、分からない人ね!
 いいから私を叩きなさいよ!
【御魂・フォルテ】
 どうしてそうなるのか、ほんとに
 分からないんだけど。
 ひょっとして、単に自分が
 叩かれたいだけ、とか?
 
 なーんて、まさか、そんな人
 いるわけないよね。
【ベイヤール】
 なによ!
 私を叩けばみんな丸く収まるんでしょ?
 叩けばいいじゃない!
【御魂・フォルテ】
 何度も言うけど、俺は女の人を叩いたり
 しないよ?
 そんなに叩かれたいなら、ダンジョンに
 行ってモンスターと戦ったりしたら
 いいんじゃないかな?
【御魂・フォルテ】
 ファーイーストにはアンデッド城
 みたいな危険な場所もあるから、
 望み通り叩いてもらえると思うよ?
【ベイヤール】
 アンデッド城?
 どこかで聞いたことがある気がするわ。
【紙芝居屋アイリス】
 ベイヤールさんは叩かれるために
 わざとやってるんでしょうか?
 そうであれば随分と計算高い
 知能犯みたいですよね。
 
 フォルテさんの誘導は
 うまくいくのでしょうか?
 うまくいかないと次回は阿鼻叫喚の
 お話をお伝えしなければならなく
 なってしまいます。
 次回どうなるか、心配しつつも
 お楽しみに、です!

第四週[edit]

【紙芝居屋アイリス】
 相変わらずのベイヤールさんの言葉に
 フォルテさんがダンジョンに行くのは
 どうかと代案を出しました。
 はたしてベイヤールさんはなんと
 答えるのでしょうか?
 というのが、前回までのあらすじです♪
【ベイヤール】
 アンデッド城……、アンデッド城……。
 思い出したわ!
 かんぱにーの中に、アンデッド城出身の
 メンバーがいるわ!
【御魂・フォルテ】
 じゃあ、その人たちに案内して
 もらうのがいいんじゃないのかな?
【ベイヤール】
 アンデッド城ってどんなところか
 知ってる?
 モンスターはどんな攻撃をしてくるの
 かしら?
 私の希望はドカバキグシャって感じで
 叩かれることなんだけど、そういう
 モンスターっているのかしら?
【御魂・フォルテ】
 さあ?
 俺は暗い所は嫌いだから、アンデッド城
 には行ったことはないよ。
 どんなモンスターがいるか、その人たちに
 聞けば教えてくれるんじゃないかな?
【ベイヤール】
 そうね!聞いてみることにするわ!
 
 あなた、結構親切ね。
 ほんとは私のこと好きなんでしょう?
 愛情がなければ親切にはしないもの。
 そうよね?ね?
【御魂・フォルテ】
 うーん、俺も結構楽天的って
 言われるけど、君は俺から見ても
 すごくポジティブだと思うよ。
【ベイヤール】
 そんなに褒めてもなにもないわよ?
 あ、ダイコンならあげてもいいけど、
 いる?
【御魂・フォルテ】
 いや、ダイコンはいらないなあ。
 ね、ライオ君?
 
 ほら、ライオ君もダイコンは
 いらないって。
【ベイヤール】
 じゃあ、私を叩いていいのよ?
【御魂・フォルテ】
 せっかく話を逸らせたと思ったのに、
 また元にもどっちゃったよ。
 俺よりもアンデッド城に行くことを
 考えた方がいいんじゃないかな?
【ベイヤール】
 そうね、どんな叩かれ方をするか、
 期待が膨らむわね。
 ちょっとスケルトンシューターと
 スペクター、アベンジャーに聞いて
 くるわね。
【御魂・フォルテ】
 うん、そうするといいよ。
 
 ふう、なんだか大変な人だったね、
 ライオ君。
【紙芝居屋アイリス】
 ベイヤールさんが人気があるのは
 ある意味正しいのですが、ご本人が
 勘違いされているんですよね。
 フォルテさんも対応に苦労された
 みたいです。
 
 さて、賢明な読者……視聴者……?
 まぁとにかくあなた、そこのあなたは
 もうお気づきでしょうが……。
 
 次回はアンデッド城出身の
 あのお二人の予定です。
 ぜひぜひ、次回も紙芝居を聞きに来て
 下さいね♪

Last-modified: 2018-12-16 (日) 18:04:58